勝利コメント&研究員の目【6/6・東京1~5R】

トピックス


≪勝利コメント&研究員の目≫
【6/6・東京1~5R】


●東京1R 3歳未勝利・牝(ダ1600m)

1着 ブラックジョーク(大庭騎手)
「初めて乗りましたが、状態が上がっていたんでしょう。返し馬からやれそうな感触。それにしても楽でしたね。テンのスピードが違う。持ち味を生かせましたよ」

2着 トップオブザヘヴン(和田騎手)
「いったん反応が悪くなり、勝負どころで離されたけど、道中は流れに乗れていた。着実に良化している」

3着 パラダイスモデル(松岡騎手)
「楽な手応えなのに、きょうも追ってからがひと息。次の福島は合うので、早め先頭でチャンスをつかみたい」

11着 イザベルドスメーン(藤岡佑騎手)
「追って案外。初めての府中に戸惑ったのかも」

・ブラックホーク産駒のブラックジョーク…。名前で人気を落としそうな1頭だが、そんな評価とは裏腹に強い競馬。大庭騎手も初騎乗ながら上々の手応えを感じており、スピードがある点から距離短縮でも通用しそう。4着に負けたシャイニイチカは最後に脚をなくしてしまったように距離が長いことは明白。適距離で再度狙いたい。


●東京2R 3歳未勝利(ダ1400m)

2着 リアルフリーダム(後藤浩騎手)

「インががらっと開いて、勝ち馬に味方した。外に出さずにじっとしておけば良かったかな。馬はずいぶん良くなっている」

3着 ゴールインマーク(内田博騎手)

「出遅れは覚悟していたよ。前走だって、よく出たほう。力は上なんだけどね。もっと大人になり、腰が強化されれば」

7着 コウセイベイビー(Z・パートン騎手)

「外枠が響き、距離ロスが大きかった」

・勝ったツクバキングは、前走で芝を経験してスピードを身につけ、さらに今回ダートに戻って距離短縮と好走できる条件が揃った。内が空いた瞬間にびゅっと割って入ったように瞬発力も十分。時計も速く、昇級でも軽視禁物


●東京3R 3歳未勝利(芝1600m)

1着 コスモカンタービレ(松岡騎手)
「折り合いの難しさに気を付けた。スムーズならば、上でも通用する力がある。1800m、2000mがいいね」

2着 プレタポルテ(北村宏騎手)

「他馬にぶつけられ、厳しい競馬となった。輸送で体を減らしながら、よくがんばっている」

3着 ケイビイテルマ(吉田豊騎手)

「速いペースのなか、いい位置でレースを進められたが、勝負どころでごちゃついて、馬が嫌気をさした。前が開いたら伸びたし、もっとうまくさばけたら」

・いつも通り先行したが、今回は結構前がやり合う展開で、ペースもやや速め。そんな中でも速い時計で最後まで粘り切ったのだからかなり強い。前走からの上積みが大きかったとはいえ、メンバーも揃った今回は高い評価ができる。昇級でも即飛びついていいだろう。


●東京4R 3歳未勝利(芝1800m)

1着 ゼロチョウサン(松岡騎手)
「折り合いの難しさに気を付けた。スムーズならば、上でも通用する力がある。1800m、2000mがいいね」

2着 リヴィアローズ(吉田豊騎手)

「他馬にぶつけられ、厳しい競馬となった。輸送で体を減らしながら、よくがんばっている」

3着 レディパレード(三浦騎手)

「速いペースのなか、いい位置でレースを進められたが、勝負どころでごちゃついて、馬が嫌気をさした。前が開いたら伸びたし、もっとうまくさばけたら」

5着 サトノレジェンド(内田博騎手)
「スタートは出たし、進歩を感じるが、もまれて力んでしまった。まだ3戦目だからね。これからだよ」

・松岡騎手連勝。血統評論家の水上学氏がよく言う格言の一つで「6月のステイゴールド産駒というのがあるが、月はじめから早々に目の当たりにして驚きを隠せなかった。折り合いがつく場合は期待以上の伸びを見せてくれるようだ。ちなみにこの馬の持ち主は、毎日王冠を勝ったチョウサンと同じ馬主。


●東京5R 3歳500万下(ダ1600m)

1着 ロンギングスター (後藤浩騎手)

「休養前はゲートが悪く、不本意な走りだったが、このクラスは簡単に卒業できる能力の持ち主。立て直して修正が利き、またここから再スタート。将来が楽しみだね」

4着 グランドシチー(松岡騎手)
「体質が弱くてデビューが遅れたし、まだ完成途上。緩さが残るんだ。いいものがあるし、このまま順調にいけば、かなり伸びる素材だよ」

・休養をはさんで本来の強さを発揮。相当に強い競馬で、ユニコーンSに出ていても好勝負できたのではと思わせる内容。デビュー戦、そして今回と間隔があいているときの方が走るタイプである可能性は高く、このあとの稽古や走りを見て判断したい。



by 研究員サトナカ