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【アイビスサマーダッシュ】展開向くぞ!絶好枠を引き当てた隠れ千直マスター
2023/7/30(日)

絶好枠を引き当てたファイアダンサー
テレビ東京の競馬中継で解説を24年務め、数万レースを見てきた元JRA騎手・吉沢宗一さん。プロの視点でメンバー構成などから展開を描き、"未来予想図"をつくります!
今週はアイビスサマーダッシュ(G3、新潟芝1000m)。展開面での攻略ポイントはこの2つです。
- <1>外枠、逃げ・先行馬が有利
- <2>スピードとパワーが求められる
週中から好天続きでパンパンの良馬場。時計勝負になるでしょう。
基本的には逃げ・先行馬が有利。条件的にスピード勝負という認識があるでしょうが、レース終盤になると最後まで粘り込むためのパワーも必要となります。ダートで好走実績のある馬が活躍しているのもこういった要因です。
逃げ候補は⑬ヴァガボンドや⑭スティクス、⑰シンシティ。
⑬ヴァガボンドは、芝スタートや脚抜きのいいダートでいいスピードを見せていたので、ここでもポンと行けそう。⑭スティクスは、前哨戦の韋駄天Sで2年連続逃げている実績あり。⑰シンシティは昨年の逃げ馬。ブリンカー着用で行き脚が付けば。
やはり、外枠の方が斜めに走るロスが少ないぶん、スムーズに運べます。
直線半ば
⑬⑭⑰↑④⑥⑩⑫⑮↑
⑧⑨⑪⑯↑
① ③ ⑱↑
⑤ ↑
②⑦↑
今年、どの馬が内ラチ沿いの進路を選択するのかは…陣営のみぞ知る領域でしょう。
これらに続くのが⑥ジャングロや⑩トキメキといった先行グループ。離されないように付いて行きます。
横並びの隊列になっているため、差し馬といっても1列後ろくらいの位置関係。⑯ファイアダンサーや③オールアットワンスも前が苦しくなったところを差してこれるように追走していきます。
追走に精一杯かそうでないか、脚を溜めるためにもスピード能力が求められます。時計勝負に対応しつつ、最後にもうひと踏ん張りが利く馬が最終的に上位争いを演じます。
前走、韋駄天Sでは出負けして最内から大外へ一気に持ち出した⑯ファイアダンサー。評価できる2着でした。今回は8枠⑯番。ここなら真っ直ぐ走れてもう少し前のポジションを取りに行けます。前を射程圏内に入れながらバラけたところを差してきます。そこで早仕掛けになると最後が甘くなります。
同レース3着の⑩トキメキ。この中間は馬体に張りがあってパワーを感じさせます。これが最後のもうひと踏ん張りに繋がりそうなイメージです。ある程度の先行力があるので、最後までしぶとく上位争いに残れるのではないでしょうか。
逃げ候補の中で注目してみたいのが⑬ヴァガボンド。芝スタート、脚抜きのいいダートでスピード能力の高さを見せていました。追い切りの動きもなかなか良く、ダート出身馬で最後のパワー勝負も苦にしなさそう。開幕週の時計勝負でも面白そうです。
本命候補:⑯ファイアダンサー
逆転候補:⑬ヴァガボンド
展開予想でおなじみの吉沢宗一さんがレース発走直前のパドックで、よく見える5頭をTwitterで配信しています!
(元JRA騎手)
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