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【2歳馬情報】動き抜群!名門厩舎が送りだす逸材!
2023/7/31(月)
夏真っ盛り、毎週末暑い中競馬開催が続く。今週も新潟開催、札幌開催の2場開催。新潟では調教で抜群に動いている良血馬が、札幌では桜花賞馬の弟がデビューするなど、見逃せない新馬戦が続く。話題の2歳馬たちを今週も厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が注目馬を紹介していく。
◆8月5日
●新潟芝1800m
ファーヴェント(牡、ハーツクライ×トータルヒート、栗東・藤原英厩舎)
は北米G2勝ち馬、G1で3着2回。1週前調教(以降も調教は、主に1週前のもの)は、CWで終い重点に6F85秒5-11秒4。2週前はCW6F83秒4、終い2F11秒5-11秒3は速い。動きも抜群で、評判はうなぎのぼり。新馬戦はもちろん、先々まで要注目の逸材だ。鞍上は松山騎手。
コガネノソラ(牝、ゴールドシップ×マイネヒメル、美浦・菊沢厩舎)
母は4勝。半兄マイネルマーティン(3勝)、おばウインマリリン(香港ヴァーズ勝ち馬)。調教はウッド6F84秒4-11秒4で、古馬2勝クラスに先着している。
アルデドゥオーモ(牡、オルフェーヴル×アルフィリク、美浦・矢野英厩舎)
祖母タイキポーラ(マーメイドS勝ち馬)。ブリーズアップセール出身馬らしく仕上がりは早く、美浦ウッド5F64秒4-11秒8の好時計。特に4F48秒台は目立ち、初戦から動ける態勢にある。
●新潟芝1600m(牝馬限定)
サフィラ(牝、ハーツクライ×サロミナ、栗東・池添学厩舎)
全兄サリオス(朝日杯FS勝ち馬)、半兄エスコーラ(4連勝中)、半姉サラキア(府中牝馬S勝ち馬、G1で2着2回)、サリエラ(ローズS2着)。
「素軽いフットワークが目につき、稽古の動きは軽快。敢えて軽めの調整過程だが、その気になれば楽々と好時計も出るだけの手応え。期待に応えられるだけの高いポテンシャルを秘める」と記者の話。余裕残しの調整というが、それでもCW6F81秒0-11秒5の好タイムが出たように、早くも能力をアピール。初戦から期待したい。鞍上は松山騎手。
ヴィントシュティレ(牝、モーリス×ピュアブリーゼ、美浦・古賀慎厩舎)
母はオークス2着。半兄ルヴァン(3勝)。調教は、ウッド6F68秒5-11秒6。2週前の時計から終いの時計を大きく詰め、前進中だ。鞍上は北村宏司騎手。なお翌日のマイル戦の可能性もある。
●札幌芝1200m
ズバットマサムネ(牡、キンシャサノキセキ×ビバリーヒルズ、栗東・杉山佳厩舎)
母は2勝。おじカンパニー(G1を2勝)、レニングラード(アルゼンチン共和国杯勝ち馬)、ヒストリカル(毎日杯勝ち馬)。調教は、札幌芝コースで、5F66秒台、1F11秒台半ばの時計をマークしている。
◆8月6日
●新潟芝1600m
ローザサンリヴァル(牡、ルーラーシップ×ローザブランカ、栗東・高野厩舎)
母は3勝。半姉スタニングローズ(秋華賞勝ち馬)、おじローズキングダム(ジャパンC、朝日杯FS勝ち馬)。
「弾むような質の高いフットワークで、さすがの血統馬。落ち着きもあり、伸びやかな馬体の作りから中距離まで保ちそう」と記者の話。1週前は坂路55秒4-12秒4と全体は遅めだが、2週前は坂路53秒8-12秒2と上々の時計が出ている。鞍上は坂井騎手。
ニックオブタイム(牡、ロードカナロア×グレイトタイミング、栗東・中内田厩舎)
半兄ライトオンキュー(京阪杯勝ち馬)。これまでは坂路メインだったが、1週前はウッドで6F82秒5-11秒4の好時計をマーク。新馬戦に強い中内田厩舎で、初戦から期待大だ。
レッドレナート(牡、レッドファルクス×マレーナ、美浦・手塚厩舎)
母は3勝。半兄レッドゲイル(4勝)、おじアウトレイアーズ(小倉記念3着)。調教はウッド6F84秒1-12秒2。終いはそれほど変わってないが、全体時計は2週前より6Fで4秒も詰めており、負荷を強めて上昇している。鞍上は岩田望騎手。
●新潟ダート1800m
ルージュエリシア(牝、リオンディーズ×ウォンビーロング、美浦・栗田厩舎)
母は3勝。半姉レッドアネラ(4勝)、半兄レッドラパルマ(3勝)、おじエイシンタイガー(CBC賞2着)。調教はウッド6F85秒4-12秒0と、水準レベルはクリアしている。鞍上は岩田康騎手。
ピュアケミストリー(牝、ディスクリートキャット×エレメンツ、栗東・西園翔厩舎)
母は新馬勝ち。おばファッショニスタ(JBCレディスクラシック勝ち馬)。6F81秒7-11秒6の好時計をマークし、3頭併せで最先着。一族はダートの活躍馬が多く、コースも合うだろう。
●札幌芝1800m
コルレオニス(牡、レイデオロ×ヒストリックスター、栗東・友道厩舎)
半姉ハープスター(桜花賞勝ち馬)。調教は函館ウッドで6F69秒台、1F12秒台後半。2週前も近いタイムを出しており、時計の出にくい函館のウッドを考えれば新馬なら悪くない。
「牡馬にしては比較的小柄で、軽さが強調されたタイプ。まだ走りのバランスが取れておらず、実が入って良くなるのは先々と思われるが、良血馬らしい品のある雰囲気がある」と記者の話。POGでも上位人気になった一頭で、クラシックが視野に入るようなレースを期待したい。鞍上はルメール騎手。
ガイアメンテ(牡、ドゥラメンテ×ミュージックロマンス、栗東・須貝厩舎)
半兄キラーコンテンツ(4勝)、半姉セリユーズ(3勝)。北海道への輸送もあって1週前は目立たないが、栗東坂路では終い1F12秒を切る時計を2本出しており、ある程度仕上げての北海道入り。初戦から動ける状況にある。鞍上は武豊騎手。
◆2歳馬新規入厩
ジークルーネ(牝、キズナ×ロスヴァイセ、美浦・栗田厩舎)
半兄スキルヴィング(青葉賞勝ち馬)
グロリアラウス(牡、リアルインパクト×アンティフォナ、栗東・斉藤崇厩舎)
全兄ラウダシオン(NHKマイルC勝ち馬)
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