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【2歳馬情報】"日本のエース"の妹が夏の新潟でデビュー!
2023/8/7(月)
夏真っ盛り、猛暑の中行われている夏競馬。今週から小倉競馬が始まり、より盛り上がりを見せる。"日本のエース"の妹や、あの障害の帝王の妹など、今週も多くの良血馬がデビューを予定している。話題の2歳馬たちを今週も厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が注目馬を紹介していく。
◆8月12日
●新潟芝1600m
ガルサブランカ(牝、キズナ×シャトーブランシュ、美浦・木村厩舎)
半兄イクイノックス(有馬記念などG1を4勝)、ヴァイスメテオール(ラジオNIKKEI賞勝ち馬)。1週前調教(以降も調教は、主に1週前のもの)はウッド6F84秒1-12秒2。「まだ稽古は目一杯に追われていないが、バネのある走りで反応がいい。醸し出すオーラはさすがの良血馬で、マイルから中距離までこなしそう」と記者の話。
新潟騎乗が珍しいルメール騎手に合わせての出走も、期待の高い証。偉大なる兄イクイノックスがデビューかした新潟で、本馬もインパクトを残したい。
アッファシナンテ(牝、キズナ×アディクティド、栗東・高野厩舎)
半兄クルーガー(重賞2勝)、サクセッション(ジュニアC1着)。調教は坂路54秒7-12秒2と、しっかり1F12秒前半で上がれている。なお同じ日の芝1400m戦出走の可能性もある。鞍上は三浦騎手。
●新潟芝1400m(牝馬限定)
サンディブロンド(牝、リオンディーズ×モンローブロンド、美浦・田中博厩舎)
母は4勝、ファンタジーS2着。兄姉はJRAで3勝以上が6頭。おじノーザンリバー(交流含む重賞6勝)、ランフォルセ(交流含む重賞4勝)。調教は、ウッド6F82秒4-12秒4と好時計をマーク。
「牝馬ながら中身の詰まったガチっとした体型。この母系らしく前進気勢の強い走りで、スピードとパワーが持ち味。気性など考慮すると適性距離はマイル以下か」と記者の話。母は2歳戦から活躍しており、本馬も初戦からエンジン全開といきたい。鞍上はルメール騎手。
オリーボーレン(牝、ニューイヤーズデイ×ブラマンジェ、栗東・藤岡厩舎)
半兄ダノンハーロック(4勝)、おばユキチャン(交流重賞3勝)、ブチコ(4勝)、近親ソダシ(G1を3勝)、メイケイエール(重賞6勝)。調教は坂路54秒2-12秒5と、水準レベルはクリア。なお小倉芝1200mデビューの可能性もある。
●小倉芝1200m(牝馬限定)
フォルテローザ(牝、サトノアラジン×ヒップホップスワン、栗東・斉藤崇厩舎)
母は新馬戦を含む3勝。いとこに北米GⅢの勝ち馬がいる。坂路52秒4-12秒4の好時計が出ており、初戦から好勝負できる状態にある。
●小倉芝1200m(九州産限定)
アイタカ(牝、エイシンフラッシュ×ドリームアドリーム、栗東・谷厩舎)
CWで6F81秒9-12秒0の好タイムをマーク。同じ九州産の活躍馬ヨカヨカ(北九州記念勝ち馬)と同じ谷厩舎&岡浩二氏のラインにも注目だ。
コウユーカメサンヨ(牡、スクワートルスクワート×ユニティ、栗東・斉藤崇厩舎)
母は交流G3エーデルワイス賞3着。おばレツィーナ(4勝)。坂路53秒3-12秒4で、古馬2勝と併入。九州産馬の中では目立っている。
●札幌芝1500m(牝馬限定)
レアリゼアンレーヴ(牝、エピファネイア×レーヴドゥラメール、栗東・須貝厩舎)
祖母レーヴディソール(阪神JF勝ち馬)。1週前は函館ウッド5F69秒台と抑え気味だが、2週前は同じコースで5F67秒台後半、1F12秒台後半。速め1本目の時計だけに優秀だ。鞍上は武豊騎手。
バニーホップ(牝、イスラボニータ×ラビットラン、栗東・辻野厩舎)
母はローズS勝ち馬。おじアサクサゲンキ(小倉2歳S勝ち馬)。調教時計は目立たないが、動きは良好とのこと。速めの本数も少なく、まだまだ上昇の余地がある。
◆8月13日
●新潟芝1800m
スプレッドシャイン(牝、ブリックスアンドモルタル×サンシャイン、美浦・田中博厩舎)
母は愛知杯2着。半兄アラタ(6勝、重賞3着3回)、おばジュエラー(桜花賞勝ち馬)、ワンカラット(重賞4勝)。調教はウッド5F69秒5-12秒3。小柄な馬だが、そのぶん仕上がりも早そうだ。鞍上は戸崎騎手。
●小倉芝1200m
ロードフロンティア(牡、ロードカナロア×フラーティングアウェイ、栗東・松下厩舎)
半兄ロードジャスティス(2勝)、近親レッドスパーダ(重賞3勝、NHKマイルC2着)。坂路52秒2-11秒8と抜群の時計をマークし、初戦勝ちへ向け大きく前進だ。
スウィープフィート(牝、スワーヴリチャード×ビジュートウショウ、栗東・庄野厩舎)
祖母スイープトウショウ(宝塚記念などG1を3勝)。1週前は坂路52秒7-12秒2、2週前は坂路52秒1-12秒8と好時計を連発しており、仕上がりは他馬以上に進んでいる。
ライスネイチャ(牡、メイショウボーラー×オムスビ、栗東・松永昌厩舎)
近親にナイスネイチャ(重賞4勝、G1で3着4回)。そのナイスネイチャの主戦ジョッキーだった松永昌厩舎に所属し、馬名も似ていることから話題を集めている。調教はCW6F84秒4-12秒4と地味だが、レースへ行っての変身に期待。
●小倉芝1200m(九州産限定)
ブリッツクリーク(牡、デクラレーションオブウォー×デンコウブルー、栗東・北出厩舎)
近親リヴァプール(5勝)。本馬の馬主ノルマンディーTRの熊本産といえば、ルクシオン(福島2歳S1着)が活躍。それ以来の熊本県産馬である。調教も坂路51秒9-12秒8と動いている。
●札幌芝1800m
アーバンシック(牡、スワーヴリチャード×エッジースタイル、美浦・武井厩舎)
母は3勝。おじヴァルコス(青葉賞2着)。レースは札幌だが、調教は1週前まで美浦で行われ、ウッド6F82秒9-12秒2も悪くないが、2週前にはウッド6F79秒5-12秒3と、この日のウッドでは古馬を含めて2番時計になる好タイム。初戦から好結果を望みたい。鞍上は横山武史騎手。
スターチョウサン(牝、ブリックスアンドモルタル×シャドウシルエット、美浦・小島茂厩舎)
半兄オジュウチョウサン(JG1を9勝)、ケイアイチョウサン(ラジオNIKKEI賞勝ち馬)。厩舎の傾向から時計は目立たないが、函館ウッドで1F12秒台半ばの時計が出ており、仕上がりは良好のようだ。鞍上は武豊騎手。
サクソンジェンヌ(牝、Saxon Warrior×ナイトドライヴ、栗東・高橋義厩舎)
おじシンガポールリリーはイタリアG1で2着。函館ウッドで5F66秒台の好時計。さすがに終いは13秒台半ばとかかったが、全体時計がこれだけ速ければ十分だろう。
ヴィクトリアドール(牝、スワーヴリチャード×ヴィンテージドール、栗東・奥村豊厩舎)
母は3勝。半兄ヴィンテージボンド(2勝)、おじアイスジャイアント(JBC2歳優駿勝ち馬)。函館ウッドで5F69秒台。速めの本数が少ないので、まだまだ変わり身は見込める。鞍上は北村友騎手。
◆2歳馬新規入厩
バロネッサ(牡、ロードカナロア×マルケッサ、美浦・田中博厩舎)
半兄ドゥラエレーデ(ホープフルS勝ち馬)、おじサトノダイヤモンド(有馬記念、菊花賞勝ち馬)
ロードオールライト(牡、ハーツクライ×スピニングワイルドキャット、栗東・中内田厩舎)
半兄ダノンスマッシュ(高松宮記念、香港スプリント勝ち馬)
バードウォッチャー(牡、ブラックタイド×アパパネ、美浦・国枝厩舎)
母はG1を5勝。半姉アカイトリノムスメ(秋華賞勝ち馬)、半兄ジナンボー(新潟記念2着2回)、ラインベック(東京スポーツ杯2歳S3着)
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