【札幌記念】驚異の連対率8割!3年ぶり参戦「激アツ条件」に該当した鉄板級軸馬

ベストの2000mに戻り前進を狙うジャックドール

ベストの2000mに戻り前進を狙うジャックドール

突然ですが札幌記念(G2、札幌芝2000m)には、驚異の「連対率80%を誇る好走馬の法則」があります。

先週の関屋記念では、『4年ぶりに復活!人気薄でもバンバン来る「好走馬の法則」に合致した2頭』の記事で取り上げたディヴィーナが2着。今回紹介する札幌記念の法則も該当馬は2020年以来、3年ぶりの参戦です。

論より証拠。ズバリ、「前走で安田記念1~5着馬」に注目してください!


●20年
1着 ノームコア(2人気)
→前走:安田記念4着

●19年
2着 サングレーザー(4人気)
→前走:安田記念5着

●18年
1着 サングレーザー(2人気)
→前走:安田記念5着

●16年
2着 モーリス(1人気)
→前走:安田記念2着

興味深いことに札幌記念は安田記念(G1、東京芝1600m)と関係性が深く、函館で行われた2013年を除く過去9年で安田記念組は、[2-2-1-4]複勝率55.6%の好成績なのをご存知でしたか?

札幌記念で安田記念組の活躍の目立つ理由として、「札幌競馬場のコース形態」が考えられます。

あまり知られていませんが一般的な競馬場を楕円形とすれば、札幌は円形に近く4つのコーナーが「緩やかで大きなカーブ」という構成。この独特の形状によってコーナーで勢いが落ちにくいため、スピードに秀でているマイラータイプの馬が好走できるのではないでしょうか。

さらに詳しく安田記念組を精査していくと、馬券外に敗れた4頭中3頭は安田記念で2ケタ着順に大敗していたことが判明します!

逆に冒頭で紹介した「前走・安田記念1~5着馬」に限定すると[2-2-0-1]勝率40%、連対率80%まで上昇。唯一の例外は2017年5着エアスピネル(2人気)で、芝2000mで勝利経験が無く洋芝も初めてのG1未勝利馬でした。

裏を返せば芝2000mで勝ち鞍がなくても、G1馬(16年2着モーリス)や札幌で勝利経験(1着サングレーザー)があれば、好走期待値は限りなく100%に近づきます!

今年は3年ぶりの該当馬となる前走・安田記念5着ジャックドールが参戦。2022年の札幌記念勝ち馬に加えて2走前には大阪杯を制してG1馬となっており、ベスト条件に戻る今回は過去の傾向から鉄板級の軸馬候補でしょう!