【札幌2歳S】予想のカギはポジションと持続力!勝ちパターンに当てはまった有力&穴候補

札幌2歳Sを完勝した経験があるジオグリフ

札幌2歳Sを完勝した経験があるジオグリフ

今週は札幌2歳ステークス(G3、札幌芝1800m)です。

直近3年の勝ち馬(ソダシ、ジオグリフ、ドゥーラ)はいずれも翌年クラシック路線で活躍。今後を見据える意味でも重要な一戦といえます。

今回のポイントは「出走馬の脚質」です。まずはコチラをご覧ください。

▼札幌2歳Sの脚質別成績(過去10年)
逃げ [1-0-0- 8]複勝率 11.1%
先行 [4-5-2-20]複勝率 35.5%
差し [2-1-5-36]複勝率 18.2%
追込 [0-2-1-27]複勝率 10.0%
マクリ[2-1-1- 0]複勝率100.0%
※函館開催の13年を除く

「先行」脚質の馬が4勝、複勝率35.5%と高い好走率をマークしています。

ただし「とにかく前に行った馬が有利」というワケではなく、逃げた馬は16年1着のトラスト(5人気)を除き全て着外に敗れています。

札幌2歳Sは開催最終週に行われるため、馬場の内側は荒れてきています。つまり、インコースを通ってロスを最小限にとどめる、逃げ馬のメリットがあまり活きない状況。

さらに「マクリ」に該当する競馬をした馬が4頭馬券に絡んでいるように、札幌2歳Sは3コーナーからペースが上がって、逃げ馬にとって厳しい展開になることも苦戦の要因といえるでしょう。

今年の出走馬ではセットアップパワーホールマーゴットソラーレが前走逃げ切り勝ち。今回は戦法がカギになりそうです。

好成績を残す「先行」、「マクリ」この2つに共通しているのは『4コーナーを6番手以内で回っている』こと。そして『上がり3ハロン』をメンバー1~3位でまとめていることが挙げられます。

特に『上がり3ハロン』は重要な予想ポイントで、過去10年で『メンバー1位の上がり3ハロン』をマークした馬は[4-2-3-1]複勝率90.0%と馬券内準パーフェクト!昨年のドゥーラやジオグリフもこのパターンに当てはまっています!長く脚を使える「持続力」が重要です。

今年の出走馬では、ガイアメンテは前走通過順位[4-2-2-2]と徐々にポジションを押し上げて、メンバー最速の上がりをマークして2馬身差の快勝。札幌2歳Sでも同様の競馬ができれば楽しみな1頭。

またトレミニョンも前走福島芝1800mの新馬戦で[4-4-5-4]と好位を立ち回り、こちらもメンバー最速の上がりで先に抜け出した2着馬を内から捕まえて勝利。器用さを秘めるタイプだけに、侮れない存在といえそうです!