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【新潟記念】前残り注意!「絶好ポジション」から抜け出す逆転候補が浮上
2023/9/3(日)
2000mに距離短縮して見直したいバラジ
テレビ東京の競馬中継で解説を24年務め、数万レースを見てきた元JRA騎手・吉沢宗一さん。プロの視点でメンバー構成などから展開を描き、"未来予想図"をつくります!
先週の新潟2歳S(G3)では本命候補のアスコリピチェーノが完勝!
今週は新潟記念(G3、新潟芝2000m)。展開面での攻略ポイントはこの2つです。
- <1>単騎逃げの粘り込みに要注意
- <2>長い直線では末脚能力が重要
3走以内に逃げた馬が不在というメンバー構成。この中だと逃げ切り勝ちの実績もある⑪バラジが行くことになるでしょう。単騎逃げの粘り強さはこの夏だけでもだいぶ痛感したのでは?
やはり、自分のリズムで走れたり、被されてプレッシャーを受けなかったりと、しっかり息を入れて直線勝負に臨める逃げ馬は簡単には止まりません。
その他の馬はというと、長い直線勝負に備えてしっかり折り合って脚を溜めたいため、前の馬に構っている余裕はありません。簡単に戦術、脚質は変えられません。スロー~速くても平均ペースと見ました。
向正面
↑⑪↑
↑①②③⑬
↑④⑤⑦⑩⑫
↑⑥⑧⑨⑭
そうは言っても前目にいられるに越したことはありません。①サリエラや③ノッキングポイントもある程度は前に行けるタイプですし、少なくとも先行集団の一角にはいるでしょう。
⑤イクスプロージョンや⑬プラダリアなども同様。基本的に、横一列のヨーイドンで分が悪い馬は、少しでも前に付けてセーフティーリードを保っておく必要があります。
直線入口
↑ ⑪↑ ①②③⑬
↑ ④⑤⑦⑩⑫
↑ ⑥⑧⑨⑭
前半がゆったりしていた分、どの馬も余力十分。それだけに瞬発力やスピード能力の差がハッキリしやすいです。付いて行けない馬から引き離される形になります。
開催最終日ということもあり、毎年のように隊列が外ラチへと向かっていきます。少しでも長い時間、馬場のいい所を走らせたいですからね。いい所と荒れた所ではスピードの出しやすさが全然違います。
③ノッキングポイントはダービー以来でも動きに切れ味があって十分に仕上がっています。馬っぷりが良くて、走る馬の特徴でもある馬体のバランスも目を引きます。ダービーを使うだけのことはありますね。決め手勝負に強く、ある程度先行しながら押し切りを。
展開利が見込める⑪バラジの粘り込みに警戒。追い切りで切れる脚を使っていて好仕上がり。長めの距離でダラダラと走らせるよりも、2000mくらいで溜めが利いた方がいい脚が使えると思うんです。距離短縮と今回の展開がハマりそう。持ち時計もありますしね。
本命候補:③ノッキングポイント
逆転候補:⑪バラジ
展開予想でおなじみの吉沢宗一さんがレース発走直前のパドックで、よく見える5頭をTwitterで配信しています!
(元JRA騎手)
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