【オールカマー】3年続けて好走中!今年も発見「トレンド条件」を満たした軸馬候補

オールカマー連覇を狙うジェラルディーナ

オールカマー連覇を狙うジェラルディーナ

突然ですがオールカマー(G2、中山芝2200m)は、「牝馬」がアツいレースなのをご存知ですか?

論より証拠。過去5年で10頭が出走して[3-2-1-4]複勝率60%と圧倒的で、3年続けて馬券内に2頭の牝馬が好走しています。

ちなみに1~3番人気馬総崩れ決着となった2022年は、『連対率100%!近年の好走馬に共通する「トレンド条件」を満たした逆転候補』の記事で紹介したイチ押し牝馬、ウインキートスが7番人気で3着に入りました!

▼オールカマーの牝馬成績(過去5年)
[3-2-1-4]
勝率33.3% 連対率50% 複勝率60%

●22年
1着 ジェラルディーナ(5人気)
3着 ウインキートス(7人気)

●21年
1着 ウインマリリン(2人気)
2着 ウインキートス(5人気)

●20年
1着 センテリュオ(5人気)
2着 カレンブーケドール(2人気)

●19年
牝馬の出走なし

●18年
牝馬の出走なし

昨年の記事でも強調したとおり、オールカマーで牝馬が活躍している理由として、「レース傾向の変化」が考えられます。

近年、牡馬の有力所はステップレースを使わず天皇賞・秋(G1、東京芝2000m)へ直行。逆に牝馬はエリザベス女王杯(G1、京都芝2200m)の前哨戦として、同距離のオールカマーを選択するケースが激増しました。

先ほど紹介した牝馬6頭のうち、20年2着カレンブーケドールを除く5頭は次走でエリザベス女王杯に参戦。昨年はオールカマー1着ジェラルディーナが連勝でエリザベス女王杯を制したのは、まだ記憶に新しいところでしょう。

出走馬のレベルや勝負気配も牡馬より牝馬の方が上のため、驚異的な確率で馬券に絡んでいるんです!

今年出走する牝馬もなかなかの粒揃い。2021年のオールカマー勝ち馬ウインマリリン、昨年の1着馬ジェラルディーナ。22年の小倉記念でジェラルディーナに5馬身差をつけて圧勝したマリアエレーナと目移りする布陣です。

過去の傾向から上記3頭でイチ押しは、連覇がかかるジェラルディーナしかいないでしょう。コース適性は証明済に加えて、昨年暮れの有馬記念では牡馬の強豪相手に3着に好走。データ面から不安材料を探す方が難しく、人気でも有力な軸馬候補となります!