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【2歳馬情報】3億円の超良血馬が阪神で始動!
2023/9/25(月)
中山、阪神開催も最終週。来週からはいよいよ秋の東京、京都開催がスタートする。最終週となる今週も多くの良血馬、評判馬がスタンバイしており、厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が注目馬を紹介していく。
◆9月30日
●中山芝1600m
ミエノジュピター(牝、ブリックスアンドモルタル×サトノジュピター、美浦・堀厩舎)
母は小倉日経オープンなど4勝。半兄アステロイドベルト(3勝)、おじアドマイヤラクティ(豪州G1コーフィールドC勝ち馬)、アドマイヤジャスタ(函館記念勝ち馬)。1週前調教(以降も調教は、主に1週前のもの)はウッド6F82秒7-11秒7。
「2歳時はそれほど負荷をかけない堀厩舎だが、長めから好時計を出しており、追ってからの反応や瞬発力も良さそう」と記者の話。鞍上は佐々木騎手を予定。
イノセントキャット(牝、シュヴァルグラン×イルーシヴキャット、美浦・久保田厩舎)
半兄イルーシヴパンサー(京都金杯、東京新聞杯勝ち馬)。調教は、ポリトラック6F67秒台、1Fは11秒台半ば。「追い切りは当初こそ地味な動きだったけど、稽古を重ねて徐々に良化し、今はフットワークも軽快で時計もそこそこ出ている。初戦から格好はつきそう」と記者の話。鞍上は田辺騎手。
ルージュラメンテ(牝、ドゥラメンテ×ディエンティ、栗東・斉藤崇厩舎)
半姉ルージュカルミア(2勝)。1週前は坂路55秒4-12秒5、2週前には坂路53秒2-12秒7の時計をマーク。これでも余力があり、まだまだ時計は詰められる。鞍上は西村淳騎手。
●阪神芝1800m
グラヴィス(牡、ハーツクライ×ラヴズオンリーミー、栗東・矢作厩舎)
半姉ラヴズオンリーユー(国内外でG1を4勝)、半兄リアルスティール(ドバイターフ勝ち馬)。セレクトセール3億800万円(税込)。調教はCW6F81秒1-11秒5と水準レベルをクリアしている。なお同週の他のレースに出走の可能性もある。
アリスヴィクトリア(牝、ロードカナロア×ウィクトーリア、栗東・中内田厩舎)
母はフローラS勝ち馬。おじブライトエンブレム(札幌2歳S勝ち馬)、アストラエンブレム(重賞2着2回)。速めの時計は坂路主体だったが、1週前はCWで6F81秒7-11秒9と上々の時計をマークしている。鞍上は川田騎手。
●阪神芝1400m
アウェイキング(牡、Kingman×Waldjagd、栗東・矢作厩舎)
情報の少ない外国産馬だが、矢作厩舎&藤田晋氏のラインということもありPOGでも人気になった馬。2週前には坂路で53秒1-12秒2、1週前はCWで6F81秒1-12秒0の好時計をマークし、3頭併せで最先着している。
ポエットリー(牝、ダイワメジャー×ブギーダモーレ、栗東・平田厩舎)
母はイタリアG3勝ち馬。半兄ジュノー(3勝)。坂路51秒8-11秒8と秀逸の時計をマークし、初戦から好勝負できる状態にある。
アルサプーア(牝、ダイワメジャー×プレイプリティー、栗東・斉藤崇厩舎)
半兄サトノミスチーフ(2勝)、おじシャックルフォード(北米G1を2勝)、おばレディジョアン(北米G1勝ち馬)。坂路55秒8-12秒5と少々抑え気味だが、2週前は坂路52秒4-12秒4の好時計を出している。鞍上は団野騎手。
ドルチアーリア(牝、マインドユアビスケッツ×メジャーマジック、栗東・新谷厩舎)
おばマジックキャッスル(愛知杯勝ち馬、秋華賞2着)、おじソーヴァリアント(チャレンジC2勝)、ソーグリッタリング(エプソムC2着)。調教はCW6F85秒0-11秒8。ここまで終い1F12秒を切る時計を複数出している。鞍上は武豊騎手。
◆10月1日
●中山芝1800m
メティエダール(牝、American Pharoah×Fidocia、栗東・松永幹厩舎)
母は韋駄天Sなど7勝。祖母ビリーヴ(G1を2勝)、おじジャンダルム(スプリンターズS勝ち馬)、ファリダット(安田記念3着)。調教は坂路54秒3-12秒4。
「坂路を主体に入念な乗り込み。馬力のあるスピードタイプ。この母系は速さが最大の特徴で、将来的には短距離にシフトする可能性はあるが、この時期(2歳戦)ならマイルくらいはこなせていい」と記者の話。鞍上は戸崎騎手。
ウイントレメンデス(牡、ゴールドシップ×イクスキューズ、美浦・鈴木伸厩舎)
母はクイーンC勝ち馬。半姉ウインキートス(目黒記念勝ち馬)、半兄ウインイクシード(中山金杯2着)。調教は、芝で6F64秒台、上りも11秒台半ばの時計でまとめている。鞍上は横山武騎手。
スターチョウサン(牝、ブリックスアンドモルタル×シャドウシルエット、美浦・小島茂厩舎)
半兄オジュウチョウサン(JG1を9勝)、ケイアイチョウサン(ラジオNIKKEI賞勝ち馬)。ウッド6F85秒8-12秒8と時計は目立たないが、兄も叩きながら良化していったので、現状は焦る必要は無いだろう。
ダノンロッキー(牡、キズナ×ティフアニーズオナー、美浦・萩原厩舎)
半兄グレイテストオナー(北米G2勝ち馬、G1で3着)、おじジャジル(ベルモントS勝ち馬)、カジノドライヴ(フェブラリーS2着)、おばラグズトゥリッチズ(北米G1を4勝)。1週前のウッド6F88秒3-12秒5を含め速い時計は出ていないが、動きは悪くない。
●中山芝1200m
プレイソフトリー(牡、タリスマニック×ハッシュ、栗東・藤岡厩舎)
母は4勝。半姉ブレスレスリー(3勝、葵S3着)。最近2週で坂路52秒台を連発。6月の時点で坂路51秒4-12秒0を弾き出す脚力があり、楽しみな一頭である。
●阪神芝2000m
エロース(牡、ハーツクライ×キトゥンズクイーン、栗東・池江厩舎)
半兄トゥデイイズザデイ(4勝)。坂路、CWで好調教を重ねており、1週前もCW6F82秒9-11秒5と、終いまでしっかりした時計が出ている。鞍上は岩田望騎手。
ガルデルクラージュ(牡、ルーラーシップ×ガルデルスリール、栗東・武英厩舎)
半姉モリアーナ(紫苑S勝ち馬)。1週前は終い重点にCW6F87秒7-11秒3、2週前は坂路で52秒0-12秒7の好時計が出ている。鞍上はデムーロ騎手。
カズゴルティス(牡、アルアイン×スネガエクスプレス、栗東・杉山晴厩舎)
半兄サトノグラン(4勝)。CW6F82秒6-11秒8と全体、終いともに上々。9月13日の時点でCW6F83秒4-11秒5が出ており、仕上がりは進んでいる。
◆2歳馬新規入厩
ヤングスカーレット(牡、サトノアラジン×スカーレット、栗東・杉山晴厩舎)
半兄アドミラブル(青葉賞勝ち馬、ダービー3着)、半姉エスポワール(ターコイズS2着)、セレクトセール1億560万円(税込)
ミスタージーティー(牡、ドゥラメンテ×リッスン、栗東・矢作厩舎)
半姉タッチングスピーチ(ローズS勝ち馬)、半兄サトノルークス(菊花賞2着)、ムーヴザワールド(重賞3着2回)
ポルトフェリス(牝、エピファネイア×ポルトフィーノ、美浦・栗田厩舎)
母はエルフィンS1着。半兄ポルトドートウィユ(重賞2着2回)、祖母エアグルーヴ(天皇賞・秋、オークス勝ち馬)
サトノエピック(牡、キタサンブラック×ランドオーバーシー、美浦・国枝厩舎)
母は北米G2勝ち馬、G1で2着2回
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