【京都大賞典】馬券率7割超え!「超鉄板条件」に合致した伏兵候補

2年連続で京都大賞典で好走したキセキ

2年連続で京都大賞典で好走したキセキ


10月9日(月)に行われる京都大賞典(G2、京都芝2400m)ですが、京都での開催は実に3年ぶり。そこで過去のレース傾向を調査していたところ、意外な穴馬が浮かび上がりました。過去の振り返りがてら、ぜひ最後までご覧ください。

京都大賞典は関西の有力古馬が秋の初戦として選択することが多いレースです。必然的に、前半期を宝塚記念で終えた馬たちが集まります。そんな「前走宝塚記念」組は、やはりグランプリからの参戦らしく成績も優秀。

▼京都大賞典「前走宝塚記念」
[6-2-5-1]勝率25.0% 複勝率54.2%
※過去10年の京都開催

なんとこの時点でも複勝率は50%を超えています。ですが今年は宝塚記念5着ディープボンド、同6着プラダリア、同7着ボッケリーニ、同8着ヴェラアズールと該当馬が4頭も出走しますから、もうひとつ絞り込みたいところですよね。

そこで上記の馬たちの中から、「上がり5位以内」という条件を加えてみたところ、以下のような結果になりました。

▼京都大賞典「前走宝塚記念+上がり5位以内」
[3-1-1-2]勝率42.9% 複勝率71.4%
※過去10年、京都開催

ご覧の通り、勝率・複勝率ともに跳ね上がりました!

それもそのはず。京都大賞典の行われる京都芝2400mは外回りで平坦、すなわち瞬発力の問われるコース。内回りかつ坂のある宝塚記念で末脚を発揮できなかった馬たちに巻き返しのチャンスがあるのだと言えそうです。ちなみに該当馬は以下のような面々になります。


20年 キセキ
宝塚記念上がり2位→京都大賞典2着

16年 キタサンブラック
宝塚記念上がり4位→京都大賞典1着

16年 ラブリーデイ
宝塚記念上がり3位→京都大賞典3着

15年 ラブリーデイ
宝塚記念上がり5位→京都大賞典1着

14年 ヒットザターゲット
宝塚記念上がり2位→京都大賞典4着

13年 ゴールドシップ
宝塚記念上がり1位→京都大賞典5着

11年ローズキングダム
宝塚記念上がり3位→京都大賞典1着
※過去10年、京都開催

このようにすべての該当馬が掲示板を外しておらず、非常に安定しています。そして今年、「前走宝塚記念+上がり5位以内」に該当する馬はボッケリーニ(宝塚記念上がり3位)とヴェラアズール(宝塚記念上がり5位)。阪神開催の京都大賞典ではワンツーを飾った2頭が京都に舞台を移し、昨年の再現があっても不思議ありません。