【秋華賞】京都芝2000mでは8戦8勝!「直線が短い=逃げ先行有利」のイメージを覆す新常識

昨年の秋華賞はスタニングローズが差し切り勝ち

昨年の秋華賞はスタニングローズが差し切り勝ち

10月15日(日)は牝馬クラシック3冠最終戦、秋華賞(G1、京都芝2000m)が行われます。

今年は2020年以来となる京都芝2000mが舞台。過去の傾向から馬券のヒントとなる3つのポイントを紹介して、注目馬をピックアップしていきます!

【秋華賞のポイント】(過去10年)
①オークス1~3着馬
②前走紫苑S1着
③差し馬

有力馬がトライアルを使わない直行ローテが増えた近年は、「前走オークス1~3着馬」が圧倒。

2018~21年の4連勝を筆頭に昨年も1着こそ紫苑Sをステップにしたオークス2着スタニングローズながら、2着ナミュールはオークス3着馬。3着スターズオンアースはオークス1着からの直行でした。

今年は史上7頭目の牝馬3冠制覇がかかるリバティアイランドはもちろんのこと、2着ハーパーも前走オークス1~3着からの直行。どちらも有力な馬券候補となります。

オークス以外で活躍が目立つのが前走紫苑S組です。重賞に昇格した2016年から7頭の好走馬を輩出していて、その中でも「前走紫苑S1着馬」に限定すると[2-1-0-3]連対率50%まで上昇。昨年も紫苑Sを勝ったオークス2着馬スタニングローズが秋華賞を連勝しました。

また今年から紫苑SはG2に昇格。1着馬のレース賞金も「3700→5200万」に増額されたのを受けて、出走馬のレベルが大幅に向上しました。今年の覇者モリアーナは例年にも増して注意が必要となります。

脚質別成績では、今年と同じ京都芝2000m開催時は意外にも2013~20年の8年間全て「差し馬」が勝利。驚くべきことに4コーナー1~4番手に付けた馬は1~3着馬24頭のうち3頭しか馬券に絡んでいません。

直線の短い京都内回りコースを使用する芝2000mであっても、各馬の意識が前がかりとなるせいか逃げ・先行馬が苦戦傾向なので要注意です。

そのほかの好走ポイントから浮上した狙い馬は、後日更新される攻略レポートで公開します!