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【2歳馬情報】天皇賞デーに凱旋門賞馬の弟がデビュー!
2023/10/23(月)
秋のG1シリーズが大いに盛り上がりを見せている。今週は天皇賞・秋。豪華メンバーによる激戦が期待できそうだ。その裏の京都競馬では凱旋門賞馬の弟がデビューするなど、今週も見逃せない新馬戦が多い。厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が注目馬を紹介していく。
◆10月28日
●東京芝1600m
パリプラージュ(牡、Uncle Mo×Paris Bikini、美浦・宮田厩舎)
半姉パリスナイツ(北米G1CCAオークス勝ち馬)。1週前調教(以降も調教は、主に1週前のもの)は坂路53秒3-12秒6と、新馬としては速めの時計が出ている。なお翌日の東京ダート1600m戦でデビューの可能性もある。
ショウナンラピダス(牡、ドゥラメンテ×シーヴ、美浦・国枝厩舎)
半姉キャスリンソフィア(ケンタッキーオークス勝ち馬)、半兄ショウナンアデイヴ(2勝)。セレクトセール2億4200万円(税込)。調教はウッド6F84秒7-11秒6。併せ馬は劣勢だったようだが、終いに速めの時計は出ている。
●東京芝1400m(牝馬限定)
ジークルーネ(牝、キズナ×ロスヴァイセ、美浦・栗田厩舎)
母は3勝。半兄スキルヴィング(青葉賞勝ち馬)、ヴァーンフリート(3勝)、近親ソングライン(GⅠ3勝)、ディアドラ(GⅠ2勝)、ロジユニヴァース(日本ダービー勝ち馬)。1週前はウッド6F70秒0-11秒4と終い重点だが、2週前はウッド6F82秒4-12秒3と長めから速い時計が出ている。鞍上はルメール騎手。
●京都芝2000m
ブエナオンダ(牡、リオンディーズ×オーサムウインド、栗東・須貝厩舎)
おじスーパーフェザー(重賞3着2回)。セレクトセール1億1550万円(税込)。調教はCW6F84秒5-11秒6。「黒光りする好馬体で、父の産駒らしくパワー型のイメージ。スパッと切れる脚はない印象だが、馬力と持続力で勝負するタイプか」と記者の話。鞍上は川田騎手。
ミナデオロ(牡、レイデオロ×ゴールデンドックエー、栗東・藤原英厩舎)
半兄アルバートドック(重賞2勝)、リライアブルエース(中京記念3着)。CW80秒7-11秒6の好時計をマーク。春に入厩した頃より陣営の評価も高く、デビュー戦から注目だ。鞍上は坂井騎手の予定。
ガルバナム(牡、ハービンジャー×アロマドゥルセ、栗東・渡辺厩舎)
母は3勝。当初は10月8日京都2000mを予定も、万全を期してデビューを延期。その効果かCW6F83秒0-11秒7と、時計も以前より詰まってきている。鞍上は鮫島駿騎手。
●京都ダート1400m
ソングライター(牡、パイロ×ギフトオブソング、栗東・野中厩舎)
半兄ファイアランス(4勝)。2週前のCW6F82秒3も良かったが、1週前はCW6F80秒7-11秒9と時計を詰め、デビューへ向け更に上向いている。
◆10月29日
●東京芝2000m
ジオセントリック(牡、ハービンジャー×プルメリアスター、美浦・手塚厩舎)
半姉ココクレーター(2勝)。おばリスグラシュー(GⅠ4勝)。調教はウッド6F84秒4-11秒5。「ハービンジャー産駒だが、フットワークは軽く、緩さや重苦しさは感じられない。仕上がりは進んでおり、初戦から動けそうなイメージ。気性は素直で、距離が伸びても大丈夫」と記者の話。鞍上はルメール騎手。
ジャスティンローマ(牡、ドゥラメンテ×インナーレルム、美浦・鹿戸厩舎)
近親フィエロ(マイルCS2着2回)。ウッド6F85秒7-12秒0と鹿戸厩舎らしく時計は目立たないが、動きは良好とのことなので初戦から期待したい。
ショウナンガチ(牡、ドゥラメンテ×エスケイプクローズ、栗東・須貝厩舎)
母はカナダの古馬牝馬チャンピオン。セレクトセール1億1550万円(税込)。調教はCW6F85秒2-12秒0で、併せた相手に遅れ。少々心配な内容だが、残り1週での変わり身を見込みたい。鞍上はモレイラ騎手。
●東京ダート1600m
テーオードラッカー(牡、コパノリッキー×マキシムカフェ、栗東・高柳大厩舎)
半兄テーオーケインズ(交流含むGⅠ3勝)。CW81秒2-11秒8の好タイムをマークし、デビュー戦から好勝負を期待して良さそうだ。鞍上は川田騎手。
●京都芝1800m
シンエンペラー(牡、Siyouni×Starlets Sister、栗東・矢作厩舎)
全兄ソットサス(凱旋門賞勝ち馬)。調教はCW6F81秒1-11秒8。「坂路とウッドチップを併用して乗り込み十分。負荷もしっかりかけられており、1週前追いはオープン馬をアオるほど。欧州の良血らしくポテンシャルも高そう」と記者の話。鞍上は坂井騎手。
ガロンヌ(牡、モーリス×リヴィエール、栗東・上村厩舎)
母は2勝。おばジュエルクイーン(エーデルワイス賞2着)。CW6F82秒4-11秒2と全体、終いともに上々の時計が出ている。
カーメルタザイト(牡、サトノダイヤモンド×ミスティークⅡ、栗東・安田翔厩舎)
半姉ジョディー(重賞3着2回)、レーツェル(3勝)。2週前に坂路51秒9の好時計、1週前はCWで6F83秒0-11秒4と終いに速めの時計をマークしている。鞍上は北村友騎手。
ローマンレイク(牝、ドレフォン×メジロオードリー、栗東・松永幹厩舎)
半姉ホウオウイクセル(フラワーC勝ち馬)、祖母メジロドーベル(G1を5勝)。2週前までは目立たなかったが、1週前はジョッキー騎乗ということもありCW6F82秒0-11秒8と水準を突破してきている。鞍上は藤岡康騎手。
●京都芝1400m
リューデスハイム(牡、ニューイヤーズデイ×グリューヴァイン、栗東・牧田厩舎)
母は3勝、おじエングレーバー(4勝)、アルトシュタット(3勝)。CW6F81秒7-12秒3と水準レベルをクリアする時計は出ている。鞍上は松若騎手。
◆2歳馬新規入厩
シュエルラウフェン(牝、ドゥラメンテ×セリエンホルデ、美浦・手塚厩舎)
母はドイツオークス勝ち馬。半兄シュネルマイスター(NHKマイルC勝ち馬)
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