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【ジャパンカップ】展開のカギを握るのはパンサラッサではなくイクイノックス!
2023/11/26(日)
6つ目のG1タイトル奪取を狙うイクイノックス
テレビ東京の競馬中継で解説を24年務め、数万レースを見てきた元JRA騎手・吉沢宗一さん。プロの視点でメンバー構成などから展開を描き、"未来予想図"をつくります!
今週はジャパンカップ(G1、東京芝2400m)。展開面での攻略ポイントはこの2つです。
- <1>パンサラッサがハイペース逃げ
- <2>無理せず直線勝負が無難な作戦
逃げ宣言が出ている⑧パンサラッサが思い切って行き、これに③タイトルホルダーが続きます。横に並んでよーいドンの切れ味勝負で分が悪い馬からすると、後続からある程度のリードを保って立ち回りたい。レースのラップで見ればハイペースでしょう。
ただ、枠やメンバーを見渡すと、この後ろに②イクイノックスが付けそうなんですよね。前走は無理せずあのポジションでしたが、今回も自分のリズムで自然と行けそう。
天皇賞(秋)の再現のような展開だとしたら、②イクイノックスより前にいたり、頑張って追走したりする馬は苦しくなりそうです。
向正面
↑⑧↑
↑③
↑
↑②
↑
↑
↑④⑤⑭
↑①⑨⑩⑮
↑⑥⑦⑯⑰
↑
↑⑪⑫⑬⑱
正直、ここまで来ると②イクイノックスとガチンコ勝負をするのか、道中は無理せず着拾いを狙うのかという陣営の作戦も関係してきます。
①リバティアイランドや⑤ドウデュース、⑨ヴェラアズール、⑩ダノンベルーガ、⑰スターズオンアースといった直線勝負に徹する馬たちが中団グループを作ります。
多頭数ですが、メンバーの力差があって広い東京コースであれば自然とバラけてくるから進路の心配はしなくていいでしょう。
直線入口
↑⑧↑ ③
↑ ②
↑
↑
↑④⑤①⑭
↑ ⑨⑩⑮
↑ ⑯⑰
↑
↑⑥⑦
↑⑪⑫⑬⑱
前と後ろのどちらが楽になるのかも②イクイノックスのさじ加減一つ。とはいえ無理せず③タイトルホルダーを交わすくらいの走りがイメージできます。
中心はやっぱり②イクイノックス。あのレコード勝ちの後でも馬体も走りも柔らかみがあって疲れは感じさせません。父キタサンブラックも総合力の高さで活躍しましたが、更にスピードと切れ味、自在性を上乗せした感じです。難なく抜け出してくるでしょう。
①リバティアイランドは2着を狙う乗り方であれば無難に結果を出せるはず。自分のペースで追走しながら、前を差し切る距離感を意識していればいいので。②イクイノックスに付いて行って真っ向勝負だと最後に甘くなる心配が出てきてしまいます。
3着候補という点で⑩ダノンベルーガ。追い切りの感じから前走よりもスタミナ面が上向いてきた印象。最後までしっかり走れていました。前走の前を掴まえに行こうとする内容も良かったですし、モレイラ騎手のアシストでもうひと押しがあっても。
⑰スターズオンアースは天皇賞(秋)を回避した影響を全く感じさせない切れ味を見せています。前が速くなればなるほど好都合で、序盤は無理せずトコトコ追走して直線で末脚全開となれば一気に圏内まで届く可能性は十分にあります。
本命候補:②イクイノックス
展開予想でおなじみの吉沢宗一さんがレース発走直前のパドックで、よく見える5頭をX(旧Twitter)で配信しています!
(元JRA騎手)
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