【3歳馬情報】母はグランプリホース!期待の良血馬が東京開幕週に登場!

正月の中山開催が終わり、今週から東京開催が始まる。新馬戦の数は少なくなってきたが、今週も多くの良血馬たちがデビューを予定しており、厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が紹介していく。

◆1月27日


●東京芝1600m

マリガーネット(牝、レイデオロ×マリアライト、美浦・久保田厩舎)
母は宝塚記念、エリザベス女王杯勝ち馬。半兄オーソクレース(菊花賞2着)。1週前の調教時計(以降も時計は、主に1週前追い切り)は、ウッド6F86秒2-12秒6。まだ速めの本数が少なく時計も平凡だが、除外でデビューが先になることも考慮してのことだろう。そんな状況なので、まだまだ時計は詰められる余地がある。

ミスティカルレイ(牝、ロードカナロア×バディーラ、美浦・国枝厩舎)
半兄ダノンプラチナ(朝日杯FS勝ち馬)。時計はウッド6F87秒3-11秒7。6Fだと遅いが、5Fは67秒台が出ている

レイククレセント(牝、ハーツクライ×ジュリエットシアトル、美浦・大竹厩舎)
母はアルゼンチンG1勝ち馬。半兄ドライゼ(3勝)。時計はウッド6F82秒6-11秒5。まだ速めの本数が少ない中で好時計をマークし、期待は高まる。鞍上は横山武騎手。

ウィッシングスター(牝、キズナ×ケンホープ、栗東・松下厩舎)
半姉プールヴィル(フィリーズレビュー勝ち馬)。少し熱が出たため、1週前は追い切りせず。すぐに治まったようなので、その後が順調なら予定通りのデビューとなるようだ。鞍上は横山武騎手。

●京都ダート1400m

ライスネイチャ(牡、メイショウボーラー×オムスビ、栗東・松永昌厩舎)
近親ナイスネイチャ(重賞4勝、有馬記念3着3回)。「夏デビューの予定が骨折で遅れたが、以前よりも体はひと回り成長。切れるイメージはなく、スピードとパワーで押していくタイプか」と記者の話。時計はCW6F85秒0-12秒8が出ている。

◆1月28日


●東京芝1800m

セイロンジェムズ(牡、レイデオロ×シンハライト、美浦・宮田厩舎)
母はオークス勝ち馬、桜花賞2着。半兄セブンサミット(2勝)。おじアダムスピーク(ラジオNIKKEI杯2歳S勝ち馬)、おばリラヴァティ(マーメイドS勝ち馬)。ウッド6F84秒8-11秒5と終いに上々の時計が出ている。

アルドール(牝、ロードカナロア×ヒルダズパッション、美浦・手塚厩舎)
母は北米G1勝ち馬。半兄ヨシダ(北米G1を2勝)、半姉サンクテュエール(シンザン記念勝ち馬)。ポリトラックで5F68秒台、1F12秒台前半の時計。1月3日の坂路では53秒6-12秒2が出ている。

「兄姉はサイズのある馬が多いが、本馬も牝馬ながら大柄で迫力あり。活躍した姉サンクテュエール以上にパワフルなイメージがあり、スピードと馬力型のタイプ」と記者の話。鞍上はキングスコート騎手。なお前日の芝マイル戦にまわる可能性もある。

モルトマエストーソ(牡、ドゥラメンテ×ラッドルチェンド、美浦・国枝厩舎)
半姉テルツェット(重賞3勝)。「巨漢でパワーが勝ったタイプ。いくらか太めだけど、豊富な筋肉量が目立つ。初戦向きではないかもしれないが、血統的にも要注目」と記者の話。時計は、1週前が坂路54秒5-13秒1、2週前はウッドで6F84秒6-12秒2が出ている。

パンドジェーヌ(牝、エピファネイア×パンデリング、美浦・大竹厩舎)
半兄コンティノアール(UAEダービー3着)、おばアーモンドアイ(G1・9勝)。セレクトセール1億5400万円(税込)。ウッド6F82秒4-11秒6の好時計をマークしている。

マルコタージュ(牝、ドゥラメンテ×プロヴィナージュ、美浦・小島茂厩舎)
母は秋華賞3着。半兄サンライズジーク(ユニコーンS2着)。21日の中山芝2000m戦を除外。ウッド6F82秒1-12秒5と、全体時計は上々だ。鞍上は杉原騎手。

タッカーライジング(牝、シルバーステート×アサヒライジング、美浦・古賀慎厩舎)
母はクイーンS勝ち馬、牝馬3冠4、3、2着。時計はウッド6F83秒0-11秒9が出ている。

●東京ダート1400m

アールトラスト(牡、モーリス×ビウイッチアス、美浦・伊藤大厩舎)
母はフィリーズレビュー2着。近親ウキヨノカゼ(重賞3勝)。2週前に坂路52秒4-12秒3の好時計。1週前も坂路53秒4-12秒3が出ている。

ロサンゼルス(牡、カリフォルニアクローム×イチリュウ、美浦・伊藤圭厩舎)
母は南関東の桜花賞勝ち馬。半兄ショウナンカブト(2勝)、おばタイニーダンサー(交流重賞3勝)。坂路で1F12秒台前半の時計を連発し、1週前も坂路52秒3-12秒1の好タイムを出している。

エグマリーヌ(牝、キンシャサノキセキ×スティーリンキッシーズ、美浦・鹿戸厩舎)
半姉ペルフィカ(フィリーズレビュー2着)、スパイクナード(3勝)。20日の中山ダート1200m戦を除外。時計はウッド6F86秒5-11秒9が出ている。

●京都芝2000m

バンデルアース(牝、サトノダイヤモンド×ファッションプレート、栗東・矢作厩舎)
母は北米G1を2勝。半姉レティキュール(3勝)。時計はCW6F84秒8-11秒9。初めてのCWで、このタイムから悪くない。

チェルビック(牝、アルアイン×オールザウェイベイビー、栗東・池添厩舎)
半兄ゴスホークケン(朝日杯FS勝ち馬)、甥ステラヴェローチェ(重賞2勝、皐月賞、ダービーともに3着)。CW6F87秒2-12秒0をマークしている。鞍上は西村淳騎手。