【フィリーズR】厩舎に勢いあり!距離短縮コラソンビートの勝算

距離短縮で前進を狙うコラソンビート

距離短縮で前進を狙うコラソンビート


フィリーズレビュー
コラソンビート
伊藤祥徳助手

——前走の阪神ジュベナイルフィリーズは3着でした。レースを振り返ってください。

伊藤助手(以下、伊):少し出遅れましたが、ゲートにムラが出るのは若馬にはよくあることですし、課題がある分、それだけ成長の余地もあるということなので特に気にしていません。

レース自体は自分で流れを作って勝ちに行っての3着ですし、中身の濃い強い競馬をしていたと思います。馬を褒めてあげたい気持ちですね。

——この中間の過ごし方を教えてください。

伊:前走後は放牧を挟んで、栗東滞在でフィリーズレビューから桜花賞という予定に合わせて、早めに美浦へ帰厩しました。それから2/20(火)に栗東へ移動して坂路中心に乗り込んでいます。

——2/29(木)に行われた1週前追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。

伊:まだ栗東の環境に慣れていない感じがあって、馬の気持ちに整理がついていない様子もありますし、あくまで本番は桜花賞ということを考えると、ここで作り過ぎたくないと思っていたので、前半は抑えて終い重点でやりました。

こちらがステッキを持ち替えただけでも良い反応を見せていましたし、終いの時計も良かったと思います。現在の精神レベルや基礎体力のなかでこれだけ動ければ、十分合格点をあげられます。

——初めてお話を聞いた2走前の京王杯前の取材では「良いところがたくさんあるけど、1番のストロングポイントは頭の良いところ。これから付くべきところに筋肉が付いてくれば、更に良いパフォーマンスを見せてくれると思う」というお話がありましたが、この中間で変化を感じるところはありますか。

伊:良い面に関して言えばこれまでと比べて大きな変わりはありませんが、もう素晴らしいレベルにあるのでこれ以上変わる必要がありません。

前走の阪神ジュベナイルの経験から、テンションなどマイルに対応するために克服するべき課題は引き続き変わらないので、そういった足りないところを補っていくことに主眼を置いて調整しています。

——レースへの意気込みをお願いします。

伊:1400は京王杯2歳ステークスで勝っている距離ですし、右回りでも左回りでも問題ないので自信を持って臨めます。今後に繋がる内容の競馬が出来れば、と思っています。