【高松宮記念】アンカツが発見!「道悪大歓迎」の鉄板級軸馬と人気薄の逆転候補

この舞台のシルクロードSを勝っているナムラクレア

この舞台のシルクロードSを勝っているナムラクレア

昨年の有馬記念もズバリ!2023年のG1戦線でヒットを連発した「アンカツ」こと安藤勝己さんが春のG1開幕戦、高松宮記念(G1、中京芝1200m)を元ジョッキーの視点から予想します!

アンカツさんは2003年ビリーヴで高松宮記念を勝利。今週も実際に勝ったレースだから分かる信頼度バツグンの予想にご注目ください!

☆ポイント☆
  • 週末の天候と馬場状態

競馬ファンの皆さんもよくご存知のとおり、いまの短距離路線は抜けて強い馬がおらん。

展開や枠順次第で結果がコロコロ入れ替わる力関係やし、中京最終週に行われる高松宮記念は馬場次第では年によって内か外、どっちが走りやすいかレース当日まで分からんからね。

先週までの中京は内ラチ沿いを通った馬が有利な馬場やったけど、今週末は雨予報が出とる。一転して外差し馬場になる可能性もあるで、こればかりは完全に運やな(笑)。

現時点で天候や馬場状態など不確定要素を考慮して予想すると、「中京コースで実績がある道悪巧者」が中心になるやろね。

重~不良で行われた2020~23年の高松宮記念を振り返ると、人気を問わず1~3着馬は中京で好走歴があり、かつ渋った馬場を得意にするタイプやった。特に馬場が悪くなるほど経験がモノを言うで、中京コースや道悪実績が無い馬は割引が必要や。

今年の出走馬やと不良馬場の23年2着馬ナムラクレアは、この条件に合致する。重~不良では過去3戦して[2-1-0-0]連対率100%やし、中京芝1200mも2戦2連対とケチの付けようがない。

あと今年は始動戦の京都牝馬Sで2着に負けたのもエエ。この馬は前哨戦で強い競馬をしても、肝心の本番でチョイ足らずで負けるってパターンが多かった。

ところが、今回は前走の京都牝馬Sで差し届かずの2着に負けとる。つまり前哨戦の段階では余裕残しで、本番にはかなりいい状態で臨めると考えられるわけや。横一線のメンバー的に天候や馬場状態が味方すれば、大崩れは無いやろ。

馬券的に狙って面白そうなのは、ナムラと同じく絶好枠を引いた【アンカツG1予想】で抜擢した人気薄や。中京で実績があって渋った馬場でも崩れとらんように、恐らく道悪はプラスに働く。内有利の馬場状態になれば大駆けが期待できるで、今年の穴はコレやろ?

実際に勝ったレースだから分かる!高松宮記念のアンカツさん最終結論は【アンカツG1予想】で公開中です!

(元JRA騎手)