【大阪杯】勢いに乗るエピファニーがG1の大舞台に挑む!

小倉大賞典を勝って勢いに乗るエピファニー

小倉大賞典を勝って勢いに乗るエピファニー


大阪杯
エピファニー
宮田敬介調教師

——前走の小倉大賞典で重賞初勝利をおさめました。レース内容を振り返ってください。

宮田調教師(以下、宮):2走前の中山金杯は乗り難しい面が出てしまった感じだったので、普段の調整からしっかり乗ってくれるジョッキーを、とオーナーサイドと相談させてもらって杉原騎手に依頼しました。栗東でも付きっ切りで調教に乗ってくれましたし、馬も小倉への輸送をクリアしてくれて、いろいろな条件が上手く噛み合って結果を出すことが出来て良かったです。

——今回大阪杯を選択した意図は。

宮:ケフェウスステークスを勝っていますし、チャレンジカップの内容も悪くなかったので舞台適性があるだろうということと、前走後も大きなダメージがなくこの状態なら大丈夫だろうということで選びました。

——この中間の過ごし方を教えてください。

宮:小倉から美浦へ戻ってきて、ノーザンファーム天栄へ放牧に出しました。ここを目標に帰厩して、その後も順調にきています。

——3/22(金)に行われた1週前追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。

宮:前走のときは、1週前追い切りを金曜にやって日曜に栗東へ輸送しましたが、今回も同じ調整過程で栗東へ輸送しようということで金曜に追い切りました。

杉原騎手に手伝ってもらって、3コーナー辺りまでは見た目としては綺麗にリズム良く走れていましたが、馬に気合いが入っていたようで半マイル辺りから力んでしまいました。その分イメージしていたより早めに動くことになって、その影響でラスト1ハロン11秒台を出せなかったのは物足りなさを感じますが、これでまた変わってくると思います。

——初G1挑戦です。レースに向けて意気込みをお願いします。

宮:前走では外から他馬に被されるようなこともない枠の並びだったり、ハイペースになったりと本当にいろいろなことが上手く噛み合いました。今回は前走ほどハイペースにならなさそうな点が懸念材料ですが、馬とジョッキーが上手くコンタクトを取りながら、前半リズム良く運べれば十分やれていいと思っています。

元々期待していた馬ですし、脚元に懸念材料があるなかで、一歩ずつ経験を積みながらG1にチャレンジ出来るところまで来られたことは純粋に嬉しいです。トップクラスの力がある相手が揃っていて胸を借りる立場ですが、そのなかでも良い競馬が出来るようにしっかり調整していきます。