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【3歳馬情報】オークス馬の弟がデビュー2戦目でキッチリ決める!
2024/4/1(月)
今週は桜花賞。来週は皐月賞。いよいよ春のクラシックが開幕する。その裏で1勝クラスには多くの素質馬たちが集った。注目馬たちを今週も厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が紹介する。
◆4月6日
●ひめさゆり賞(1勝クラス・福島芝2000m)
オールデュスヴラン(牡、ルーラーシップ×デルニエオール、栗東・池江厩舎)
2000mの未勝利戦で勝ち上がり、格上げ後は2戦連続5着。前走のゆりかもめ賞は勝ち馬から0・8秒と離されたが、ここは勝ち馬ウインマクシマムが強過ぎた。好位で競馬ができるので小回りコースは好材料。ここ2戦と比較し、メンバー弱化でチャンスがまわってきた。鞍上は団野騎手。
●1勝クラス・阪神芝1200m
モンシュマン(牡、ミッキーアイル×ザウェイアイアム、栗東・上村厩舎)
近走は、2走前の1400m戦こそ5着だが、1200m戦では堅実に上位入線。前走も展開が向いた先行馬に逃げ切られてしまったが、しっかり差を詰めて3着に食い込んでいる。叩き2戦目の今回は、更に上の着順を狙える。鞍上は岩田康騎手。
●1勝クラス・阪神ダート1800m
ターコイズフリンジ(牡、ブラックタイド×アズールムーン、美浦・田中博厩舎)
中山芝2000mの新馬戦でデビュー勝ちも、続く水仙賞は1番人気に応えられず4着。今回は初めてのダート戦となる。「新馬戦は芝で勝ちあがったけど、体型は筋肉質で、どう見てもパワータイプ。母系を見てもダートの活躍馬が多く、ダート変わりで本領発揮」と記者の話。鞍上はルメール騎手。
リューデスハイム(牡、ニューイヤーズデイ×グリューヴァイン、栗東・牧田厩舎)
前走の未勝利戦を勝ち上がり。6番人気と評価こそ低かったが、先行策から抜け出し2着に6馬身、3着に9馬身半差と他馬を圧倒した。格上げ初戦だが、いきなり好勝負を期待したい。鞍上はムルザバエフ騎手。
●未勝利・阪神芝2000m
シャイニングソード(牡、Frankel×Stacelita、栗東・中内田厩舎)
全姉ソウルスターリング(オークス、阪神JF勝ち馬)、半姉シェーングランツ(アルテミスS勝ち馬)。デビュー戦は非常に勿体ないレース。4コーナーで外に膨れてしまい、態勢を立て直して伸びるも、スカイサーベイに頭差届かず2着。スムーズな競馬なら差し切っていた可能性もある。
「トビが大きく、芝中距離向きのダイナミックなフォーム。馬格に恵まれて各パーツもしっかりしており、上のクラスまで行けそうなレベル。2戦目で勝ち上がり濃厚」と記者の話。鞍上は川田騎手。
パーソナルリバティ(牡、ハーツクライ×パーソナルダイアリー、栗東・藤原英厩舎)
半姉パーソナルハイ(フローラS2着)。昨夏に一度入厩したが、その後は順調さを欠き、ここまでデビューが伸びてしまった。3月14日のCWでは5F65秒7、ここ2週もCWで終い1F11秒台半ばの時計が出ており、仕上がりは良さそうだ。鞍上はモレイラ騎手。
●未勝利(牝馬限定)・阪神ダート1800m
リエータメンテ(牝、ドゥラメンテ×レディスキッパー、栗東・藤原英厩舎)
全姉アドマイヤミヤビ(クイーンC勝ち馬、オークス3着)。近2戦は連続2着。2走前は勝ち馬と頭差だったが、前走は勝ち馬と5馬身差。ただ直線で不利を受けており、着差ほどの能力差はないと見ていいだろう。変わらず調教内容も良く、今度こそ初勝利といきたい。鞍上はムルザバエフ騎手。
ルージュピルエット(牝、キズナ×レッドアトゥ、栗東・大久保厩舎)
デビューから3戦し4、3、4着。特に最近2戦はともに勝ち馬から0・2秒差と少差の競馬を見せている。前走に引き続き川田騎手騎乗は心強く、今度も上位争いを期待できる。
◆4月7日
●1勝クラス・阪神ダート1400m
カルパ(牡、モーリス×ブチコ、栗東・須貝厩舎)
デビューから芝で5戦し、3着が2回。活躍の場をダートへ移した2戦目の前走で、待望の初勝利を決めている。中2週が続くが、それだけ調子もいいのだろう。姉のソダシ、ママチャはともにGⅠウイナー。偉大な姉の背中はまだまだ遠いが、少しずつ近づきたい。
●未勝利(牝馬限定)・中山芝2000m
リトミコ(牝、ドゥラメンテ×シーティス、美浦・尾関厩舎)
半兄は現3勝クラスのダルダヌス。昨秋にゲート試験を合格し、再放牧。そこから時間はかかってしまったが、いよいよデビューを迎える。2週前のウッドで5F65秒7-11秒6、1週前のウッドで5F66秒7-11秒6と好時計を連発しており、初戦から楽しみ。鞍上は石川騎手。
●未勝利・阪神芝1800m
ミナデオロ(牡、レイデオロ×ゴールデンドックエー、栗東・藤原英厩舎)
半兄アルバートドック(重賞2勝)、リライアブルエース(中京記念3着)。デビュー前から陣営の期待は高かったのだが、最初の2戦は5、15着と期待外れ、ただ近2戦は3、2着とようやく軌道に乗ってきた。「新種牡馬の父は奥手のサイアーの印象で、本馬は母系も晩成傾向。素質が花開くのは先々だが、未勝利クラス卒業は時間の問題だろう」と記者の話。鞍上はムルザバエフ騎手。
◆2歳新規入厩
ソロモン(牡、ミッキーアイル×シロインジャー、美浦・堀厩舎)
全姉メイケイエール(重賞6勝)
ラヴァブル(牝、ジャスタウェイ×エピックラブ、栗東・松下厩舎)
全兄ダノンザキッド(ホープフルS勝ち馬)、半兄ダノンタッチダウン(朝日杯FS2着)、ミッキーブリランテ(重賞2着2回)
リンゲルブルーメ(牝、ドレフォン×ブルーメンブラット、栗東・池添厩舎)
母はマイルCS勝ち馬。半兄シュトラウス(東京スポーツ杯2歳S勝ち馬)、半姉フォラブリューテ(紅梅S1着)
リアライズカミオン(牡、Amerikan Pharoah×スパイスドパーフェクション、美浦・堀厩舎)
母は北米G1を2勝。セレクトセール1億8700万円
サトノカルナバル(牡、キタサンブラック×リアリサトリス、美浦・堀厩舎)
半兄ジャスティンスカイ(洛陽S1着)
シルバーレイン(牡、エピファネイア×ノームコア、美浦・萩原厩舎)
母は香港S、ヴィクトリアマイル勝ち馬
エリキング(牡、キズナ×ヤングスター、栗東・中内田厩舎)
母は豪州G1勝ち馬。セレクトセール2億3100万円(税込)
ラトラース(牡、キズナ×ローブティサージュ、栗東・中内田厩舎)
母は阪神JF勝ち馬。半兄リアンティサージュ(4勝)
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