【福島牝馬S】桜花賞で推奨2頭ダブル激走!再び浮上した「プラチナ条件」の激アツ牝馬

18年福島牝馬Sを制したキンショーユキヒメ

18年福島牝馬Sを制したキンショーユキヒメ


突然ですが、今年の桜花賞の際に取り上げた過去10年全勝!大阪杯でもワンツーの「プラチナ条件」該当馬という記事は覚えていらっしゃるでしょうか。

記事内ではレースの特性から「馬体重」に着目。3歳牝馬としては馬格の優れた「460キロ以上」の馬が10年連続で優勝していることなどから論を展開し、最終的にはアスコリピチェーノ、ライトバックの2頭軸を推奨しました。

結果はご存じの通り、推奨した2頭がいずれも馬券内に激走!加えて1着ステレンボッシュも460キロを超えており、やはり記事内で触れた1頭。まさに取り上げた馬3頭による決着となり、嬉しい反響をいただきました。

そして4月20日(土)に行われる福島牝馬ステークス(G3、福島芝1800m)においても、同じく「プラチナ条件」を発見。

先に結論から申し上げますと、「480キロ以上の大型馬」に注目です!

▼福島牝馬S「馬体重」別成績

~439 [1-1-1-15]
勝率 5.6% 複勝率16.7%

440~479[2-6-5-69]
勝率 2.4% 複勝率15.9%

480~ [6-2-3-22]
勝率 18.2% 複勝率33.3%
(※過去10年、新潟開催の21年を除く)

ご覧の通り、480キロを超える馬が過去10年における9勝(新潟開催の21年を除く)のうち6勝を占めるなど最多。桜花賞のように10年全勝とまでは行きませんが、勝率、複勝率ともに際立った数字であることに変わりはありません。

もちろんこの傾向にも理由はあります。以前の記事でも説明した通り、やはり最も影響しているのはコースの特性でしょう。

福島の芝コースはローカルとあって起伏のないイメージを持たれがちですが、実は1周のうちにアップダウンが2度も設けられているデコボコした作り。走破までにかなりのパワーを要するため、牝馬の中でも馬格のある馬が優位に立っていると考えられます。

▼福島牝馬S「480キロ以上」での好走馬
(人気・馬体重)

●23年
1着 ステラリア(8人気・504)
2着 ビッグリボン(2人気・500)
3着 クリノプレミアム(4人気・490)

●22年
1着 アナザーリリック(3人気・494)
2着 クリノプレミアム(6人気・486)

●20年
1着 フェアリーポルカ(3人気・492)
3着 ランドネ(15人気・522)

●18年
1着 キンショーユキヒメ(7人気・512)

●17年
1着 ウキヨノカゼ(3人気・482)

●16年
3着 オツウ(13人気・498)

●14年
1着 ケイアエイエレガント(5人気・518)

(※過去10年、新潟開催の21年を除く)

加えて上記からもわかる通り、過去好走したのはすべて1番人気ではない馬たちばかり。中には2ケタ人気の大穴も混ざっていることから、馬格がレース結果と無関係ではないことがわかります。

いつもお伝えしているように、馬体重は当日の発表まで不明。とはいえ現時点での目星をつけるならば、前走時点ですでに500キロ超えの馬体を有しているキミノナハマリアグランベルナデットでしょう。「プラチナ条件」に適合する資格を持った激アツな2頭、要警戒です!