【フローラS】見せた良血の底力!アドマイヤベルがオークスへの切符を掴む

オークスへの権利を獲得したアドマイヤベル

オークスへの権利を獲得したアドマイヤベル


4月21日(日)、2回東京2日目11Rで第59回サンスポ賞フローラS(G2)(芝2000m)が行なわれ、横山武史騎手騎乗の2番人気・アドマイヤベル(牝3、美浦・加藤征厩舎)が直線での追い比べから抜け出すと、悠々と先頭に立ち優勝。勝ちタイムは1:59.0(良)。

2着には1馬身差で6番人気・ラヴァンダ(牝3、栗東・中村厩舎)、3着には1馬身1/4差で5番人気・カニキュル(牝3、美浦・菊沢厩舎)が続いて入線した。 1番人気に支持されたバロネッサ(牝3、美浦・田中博厩舎)は7着に敗れた。

勝ったアドマイヤベルは17年ヴィクトリアマイルを優勝したアドマイヤリードが半姉にいる良血。東京2000mはこれまで2戦を経験し、牡馬の中に混じりながらも馬券内を外さない堅実な走りを続けていたが、牝馬が相手となった今回は堂々の競馬。文句のない勝ちっぷりで、見事オークスへの優先出走権を獲得した。

馬主は近藤旬子氏、生産者は安平町のノーザンファーム

  • アドマイヤベル
  • (牝3、美浦・加藤征厩舎)
  • 父:スワーヴリチャード
  • 母:ベルアリュール2
  • 母父:Numerous
  • 通算成績:4戦2勝
  • 24年フローラS(G2)

1着 アドマイヤベル(横山武史騎手)
「加藤調教師と事前に話して、位置を取りつつ、前に馬を置けたらと思っていました。その通りの競馬ができ、最後まで期待に応えてくれた馬に感謝したいです。

前走はアクシデントで乗れませんでしたが、調教の時から指示に素直で、かわいい馬でしたし、能力を感じていました。重賞でもと思っていたので、勝てて良かったです。距離は2000がギリギリかなと思っていましたが、折り合いも全く問題なかったですし、この感じなら2400も大丈夫そうです」

2着 ラヴァンダ(岩田望来騎手)
「枠を活かして内々を通れました。直線で狭い場所に入った時は馬が怯んだところがありましたが、抜け切ってからは良い脚を使ってくれました。力があるところを示してくれました」

3着 カニキュル(北村宏司騎手)
「前回も気が立っていたようですが、厩舎で対策してくれて我慢できる範囲に。スタートを切れて、枠なりに中段後ろから内に入れ込みたかったですが、外にはみ出ている時間が長くなって力が入ってしまいました。直線は反応が良くてこれならと思いましたが、坂を上がったところで脚色が一緒に。能力は感じられました」

4着 クリスマスパレード(石川裕紀人騎手)
「返し馬でまたがってからゲートの裏でもテンションが高く、正直、多少の落ち着きが欲しかったです。正攻法の競馬でしたが、初の東京で環境に対応できていませんでした。繊細なところが出てしまいました」

5着 トロピカルティー(戸崎圭太騎手)
「前回テンションが高かったので、そのあたりに気をつけました。もう少し落ち着いてくれて、良いポジションを取れたら競馬しやすかったと思います。勝負どころでまだ置かれてしまうので、成長に期待したいです。終いはジリジリ伸びているので、今後が楽しみです」

7着 バロネッサ(津村明秀騎手)
「今日はゲートが全て。浮き上がるような形になってしまいました。更に1枠ということでどんどん前に入られて、動きたい時に動けず。それが痛かったです」


アドマイヤベル
アドマイヤベル

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