【ヴィクトリアマイル】まさかまさかの大仕事!ブービー人気テンハッピーローズがG1初制覇

G1初制覇を果たしたテンハッピーローズと津村騎手

G1初制覇を果たしたテンハッピーローズと津村騎手


5月12日(日)、2回東京8日目11Rで第19回ヴィクトリアマイル(G1)(芝1600m)が行なわれ、津村明秀騎手騎乗の14番人気・テンハッピーローズ(牝6、栗東・高柳大厩舎)が直線外から手応え良く先頭へ躍り出ると、伸び脚鋭く後続を突き放して優勝。勝ちタイムは1:31.8(良)。

2着には1馬身1/4差で4番人気・フィアスプライド(牝6、美浦・国枝厩舎)、3着にはクビ差で1番人気・マスクトディーヴァ(牝4、栗東・辻野厩舎)が続いて入線した。

勝ったテンハッピーローズは近親に20年マーメイドSを勝ったサマーセントのいる血統。昨年の朱鷺Sを勝利した実力馬ではあるものの重賞にはこれまで7度挑戦していずれも壁に跳ね返されており、前走の阪神牝馬Sにおいても6着に敗れていた。

その実績を疑われてか、初G1挑戦の今回は単勝オッズ208.6倍のブービー人気。しかしいざレースに向かうと、直線の追い比べが激しくなるや否や抜群の末脚を披露してライバルたちを置き去りに。終わってみれば快勝とも言える着差で、初のビッグタイトルを勝ち取ってみせた。

また同馬を優勝に導いた津村明秀騎手はこれがデビュー21年目にして初のG1制覇であり、インタビューでは喜びを爆発させる一幕も。まさに無冠の実力者コンビがここ一番で成し遂げた。

馬主は天白泰司氏、生産者は千歳市の社台ファーム

  • テンハッピーローズ
  • (牝6、栗東・高柳大厩舎)
  • 父:エピファネイア
  • 母:フェータルローズ
  • 母父:タニノギムレット
  • 通算成績:24戦6勝
  • 重賞勝利:
  • 24年ヴィクトリアマイル(G1)

1着 テンハッピーローズ(津村明秀騎手)
「なかなかG1の舞台に手が届かなくて、ここまで頑張ってきて良かったです。4コーナーまで思った以上にうまく運べました。レース前はラストで先頭に立つとは思っていなかったので、ラスト1ハロンが長かったです。また勝ちたいです。頑張ります」

2着 フィアスプライド(ルメール騎手)
「スムーズな競馬ができました。加速して頑張りましたが、精一杯でした。とはいえ、G1でのベストパフォーマンスはできました」

4着 ドゥアイズ(鮫島克駿騎手)
「直線で抜けました。ぶつかってひるむ不利もありましたが、よく伸びてくれました」

5着 ルージュリナージュ(横山和生騎手)
「ゲートはぴたっとした姿勢で待っていましたが、一歩目がよくありませんでした。一瞬ですが、3着にはなりそうな脚はありました。1600~1800mがちょうどいいと思います」

8着 ナミュール(武豊騎手)
「結果が出ずに残念です。初めて乗ったので比較できませんが、追い出してからもキレる脚を使えず、ジリジリしていました。この馬の決め手が出ず、残念です」

テンハッピーローズ
テンハッピーローズ
テンハッピーローズ
テンハッピーローズ
テンハッピーローズ

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