【日本ダービー】ジャスティンミラノに死角浮上!まさかの「勝率0%」鬼門データ

13年日本ダービーを制したキズナ

13年日本ダービーを制したキズナ


突然ですが今年の東京優駿(G1、東京芝2400m)は、皐月賞馬ジャスティンミラノで鉄板だと思っていませんか?

ここまでダービーと関連性が深い共同通信杯を含む3戦3勝。東京コースも経験済みで成績上は死角らしい死角が見当たりません。

しかし、いざ『血統』にスポットを当てると、衝撃の不安材料が浮上しました!

聞いて驚かないで下さい。ジャスティンミラノの父キズナ産駒の東京芝2400m成績を振り返ったところ、過去3年で勝った馬が1頭もいないのをご存知でしょうか?

▼東京芝2400mのキズナ産駒成績
[0-9-8-27]複勝率38.6%
(集計期間21年5/29~先週)

何故か2~3着止まりというケースが目立ち、日本ダービー、ジャパンCなどG1競走に限定しても[0-0-1-7]複勝率12.5%と低調。3着1回も先週オークスに出走したライトバックの成績です。

キズナ産駒は安田記念を連覇したソングラインを筆頭に、20~24年天皇賞・春で4年続けて好走したディープボンドを出すなど万能型の種牡馬として活躍。またキズナ自身は2013年のダービー馬だけに、血統的に東京芝2400mで産駒の成績が振るわない理由が見当たりません。

「ダービー馬はダービー馬から生まれる」……2007年ウオッカ、19年ロジャーバローズで日本ダービーを2度制した元調教師・角居勝彦氏の言葉を借りれば、キズナ産駒のジャスティンミラノは文句なしにダービーを勝利する資格を満たしているはずです!

しかし、近年は「ダービー馬はダービー馬から~」の傾向には変化が。22年はハーツクライ産駒ドウデュース、昨年はサトノクラウン産駒タスティエーラと、2年続けてダービーを勝っていない種牡馬の産駒が制しているのは気になる材料でしょう。

直近3年の東京芝2400mで勝利が無いキズナ産駒。その1頭であるジャスティンミラノを、昨年のダービーで6番人気3着ハーツコンチェルトを本命に大抜擢!ズバリ仕留めた東大卒の血統予想家・水上学さんならどう評価するでしょうか。

水上さんの神髄と言えばやはり、膨大な知識と経験に裏付けられた唯一無二のジャッジ。ダービーと同舞台の青葉賞では7番人気2着ショウナンラプンタに自信の◎印、京都新聞杯でも8番人気1着ジューンテイクをお宝馬に指名と、今春も血統から導き出された穴馬がバンバン来ています!

「今年のダービーは、本来なら無敗の皐月賞馬ジャスティンミラノで1強と思うのだが、どこか混戦ムードが漂っているように感じる~中略~祖父ディープインパクト、父キズナはダービー馬だから史上初の父子3代制覇が懸かるし、死角らしい死角はないはずなのに……」

とは水上さんの談。馬場状態なども踏まえた日本ダービー最終結論は、25(土)18時頃に公開予定の『血統トレジャーハンティング水上学の買うべき2頭』で発表します!