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【2歳馬情報】福永厩舎の期待馬が東京に登場!
2024/6/10(月)
22年世代の新馬戦が始まって早くも3週目。東京、京都、函館で素質馬たちが次々にデビューする中、今週も母がG1馬の良血馬や、注目厩舎の期待馬が続々デビューする。今週も評判馬、良血馬が多数スタンバイ。厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が紹介していこう。
◆6月15日
●東京芝1600m
ドゥカート(牡、レイデオロ×キャットコイン、美浦・宮田厩舎)
母はクイーンC勝ち馬。おばワンブレスアウェイ(愛知杯勝ち馬)、ロックディスタウン(札幌2歳S勝ち馬)。1週前の追い切り(以降も時計は、主に1週前のもの)はウッド6F82秒4-11秒3。
「調教は、坂路とウッドチップを併用し、併せ馬では古馬を相手にしても負けておらず、余裕をもって速い時計を出せている。血統的にも早熟性の高い一族で、2歳戦から結果を残せる」と記者の話。美浦トレセンの2歳馬の中でも動きは目立っており、初戦から楽しみだ。鞍上は戸崎騎手。
ヴァルキリーバース(牝、エピファネイア×グロリアーナ、美浦・田中博厩舎)
母は2勝。おばデニムアンドルビー(重賞2勝、G1で2着2回)。9日の芝1800m戦を予定も熱発で1週伸ばし、当レースを予定。1週前の追い切りはウッド6F83秒2-11秒9。調教内容を見る限り、熱発の影響は無さそうだ。
オーケースマイル(牝、スワーヴリチャード×レディオブヴェニス、美浦・相沢厩舎)
半兄アクションスター(京成杯2着)、レインフロムヘヴン(4勝)、半姉アッフィラート(中山牝馬S3着)。ウッド5F65秒4-11秒4の好時計が出ており、勝負圏内にある。
ミンストレルソング(牝、ロードカナロア×ダンスファンタジア、栗東・音無厩舎)
母はフェアリーS勝ち馬。半姉ヒップホップソウル、半兄ダノンファスト。CW6F81秒2-12秒1と全体時計は優秀だ。鞍上はオシェア騎手の予定。
シルバーレイン(牡、エピファネイア×ノームコア、美浦・萩原厩舎
母はヴィクトリアマイル、香港C勝ち馬。2週前まではウッド5Fで70秒を超える時計ばかりだったが、1週前はウッド5F68秒1-11秒8と徐々にピッチは上がってきている。
●東京ダート1400m
クレーキング(牡、ナダル×クインアマランサス、美浦・中舘厩舎)
母は3勝。おじホウオウアマゾン(アーリントンC勝ち馬)。ウッド6F80秒2-12秒0は、古馬を含めても6日木曜日の美浦ウッド6Fの2番時計にあたる。
パースウェイド(牝、ナダル×スアデラ、美浦・中舘厩舎)
母は南関東で6勝し、東京プリンセス賞2着など重賞でも活躍。祖母マサノミネルバ(エーデルワイス賞勝ち馬)。入厩後2本の内容も良かったが、1週前はウッド5F66秒1-11秒3と更に前進している。鞍上は原騎手。
ソリスクラヴィス(牡、ヘニーヒューズ×クラーベセクレタ、栗東・西園正厩舎)
母はNAR最優秀3歳牝馬、クイーン賞勝ち馬。追い切りはCW6F85秒2-11秒3と終いに上々の時計が出ている。鞍上は丸山騎手。
●京都ダート1200m
アメリカンビキニ(牝、American Pharoah×パリスビキニ、栗東・斉藤崇厩舎)
半姉Paris Lghts(北米G1CCAオークス勝ち馬)。2週前の追い切りは目立たなかったが、1週前は坂路51秒1の好時計を出し変わり身を見せている。鞍上は松山騎手。
●函館芝1200m
ドゥアムール(牝、ロードカナロア×ルシュクル、栗東・中竹厩舎)
半兄ビアンフェ(函館2歳S、函館SS勝ち馬)、エントシャイデン(フランスGⅠフォレ賞3着2回)、半姉ブランボヌール(函館SS、キーンランドC勝ち馬)。1週前は函館ウッドで5F71秒台。2週前は栗東の坂路で57秒4-12秒6を出している。兄姉の成績を見ても分かるように一族は函館に強く、函館の新馬戦も兄姉4頭がデビューし3頭が1着、1頭が2着と好成績を残している。
◆6月16日
●東京芝1400m
ダノンブランニュー(牡、ミッキーアイル×サザンスターズ、栗東・福永厩舎)
半姉スターズオンアース(桜花賞、オークス勝ち馬)。おばソウルスターリング(オークス、阪神JF勝ち馬)。CW6F80秒4-11秒7は、6月5日CWウッドの2歳一番時計。
「スターズオンアースは父ドゥラメンテだが、弟は父がミッキーアイルに替わり、スピードに特化した印象。前進気勢を生かし、スピードで勝負するタイプ。前向きな性格から仕上がりは早そう」と記者の話。鞍上は戸崎騎手を予定。
プリティディーヴァ(牝、Kingman×Assurance、美浦・田中博厩舎)
アイルランドの当歳セリで、46万ユーロで落札。1週前はウッド6F82秒3-11秒4、2週前はウッド6F82秒6-11秒1と好時計を連発している。「追い切りからは、距離適性が1400〜1600mに見えてしまうが、単純なスピード馬とも思えず、まだまだギアを隠している雰囲気」と記者の話。鞍上はルメール騎手。
ブライトビギニング(牡、ニューイヤーズデイ×ブライトリビング、美浦・戸田厩舎)
母は3勝。おばカラフルデイズ(交流G3で3着2回)。1週前はポリトラックで軽めだったが、2週前はウッドで5F67秒4-11秒5の時計が出ている。鞍上は吉田豊騎手。
●京都芝1600m
ラトラース(牡、キズナ×ローブティサージュ、栗東・中内田厩舎)
母は阪神JF勝ち馬。半兄リアンティサージュ(4勝)。母の仔5頭目にして中内田厩舎所属に期待の高さがうかがえる。1週前は終い重点にCW5F72秒0-11秒2をマークしている。鞍上は川田騎手。
トータルクラリティ(牡、バゴ×ビットレート、栗東・池添厩舎)
母は2勝。近親スルーセブンシーズ(宝塚記念2着、凱旋門賞4着)。2週前はCW6F83秒0、1週前もCW6F82秒9-11秒4と全体、終いともに合格点の時計が出ている。バゴ産駒は開幕週にウィンターベルが新馬戦を勝利。こちらも負けていられない。鞍上は北村友騎手。
◆2歳新規入厩
エスタア(牡、モーリス×ブチコ、栗東・須貝厩舎)
半姉ソダシ(G1を3勝)、ママコチャ(スプリンターズS勝ち馬)
ファイアンクランツ(牡、ドゥラメンテ×カラフルブラッサム、美浦・堀厩舎)
母は阪神JF5着。半兄コスタノヴァ(現7戦5勝)、リレーションシップ(平地4勝、障害1勝)
サラスヴァティー(牝、レイデオロ×リラヴァティ、美浦・森一厩舎)
母はマーメイドS勝ち馬。半姉ストゥーティ(チューリップ賞3着)、半兄ワールズエンド(現3戦2勝)、おばシンハライト(オークス勝ち馬)
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