【ラジオNIKKEI賞】切り拓いた新たな道!オフトレイルが後方一気の脚で優勝

大外からまとめて交わし去ったオフトレイル

大外からまとめて交わし去ったオフトレイル


6月30日(日)、2回福島2日目11Rで第73回ラジオNIKKEI賞(G3)(芝1800m)が行なわれ、田辺裕信騎手騎乗の6番人気・オフトレイル(牡3、栗東・吉村厩舎)が後方から一気の脚で先頭集団を飲み込み優勝。勝ちタイムは1:45.3(良)。

2着にはアタマ差で4番人気・シリウスコルト(牡3、美浦・宗像厩舎)、3着には1馬身1/4差で5番人気・ヤマニンアドホック(牡3、美浦・辻厩舎)が続いて入線した。1番人気に支持されたサトノシュトラーセ(牡3、栗東・友道厩舎)は9着に敗れた。

勝ったオフトレイルは父にイギリスG1を勝ったFarhhを持つ血統。これまでには6戦を経験し、重賞初挑戦となったアーリントンCでこそ6着と敗れたものの、それ以外の5戦ではすべて馬券内に入る堅実な走りを披露していた。2度目の重賞挑戦となった今回は最近の競馬とは一転して後方から進める形となったが、ここで見事に新味を発揮。晴れて重賞馬の仲間入りを果たした。

馬主はゴドルフィン、生産者は英のGodolphin

  • オフトレイル
  • (牡3、栗東・吉村厩舎)
  • 父:Farhh
  • 母:Rose Trail
  • 母父:Kingmambo
  • 通算成績:7戦3勝
  • 24年ラジオNIKKEI賞(G3)

1着 オフトレイル(田辺裕信騎手)
「先行馬がいたのでポジションが後ろになりましたが、時計が速かったのが逆に良かったです。最後はいい脚を使って、最後方から一気に行ってくれました。どんな競馬もできると思ったし、気性も若くてハンデも背負う中で勝てたので、今後が楽しみです」

2着 シリウスコルト(三浦皇成騎手)
「枠を活かしてやりたいレースができました。完璧な運びで、重量背負ってこの結果なので、馬を褒めたいです」

3着 ヤマニンアドホック(津村明秀騎手)
「けっこう力んでしまいました。でも体力がある馬です。テンションが高いのでもう少し大人になったら変わってくると思います」

5着 ショーマンフリート(菅原明良騎手)
「良い位置を取れましたが、4コーナーで出てくる馬がいたので位少し下がってしまいました。ポジションを維持できれば良かったのですが、下がった分早めに動かないといけませんでした。苦しい中の5着、頑張ってくれました」

6着 ログラール(北村友一騎手)
「今までカリカリしていましたが今日は落ち着きがありました。これなら距離が延びても良くなると思います」

7着 ウインマクシマム(松岡正海騎手)
「コンディションが良くない中で頑張ってくれました。スタートがうまく行かず、息も悪かったです。能力では負けていると思わないので、立て直したいです」

9着 サトノシュトラーセ(Mデムーロ騎手)
「小回りが良くなかったです。エンジンのかかりも遅く、コーナーでペースアップするところでギアが入りませんでした」

オフトレイル
オフトレイル

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