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【2歳馬情報】期待馬が続々!ブエナビスタの孫などがデビュー
2024/7/1(月)
新種牡馬の産駒も続々と勝ち上がるなど盛り上がりを見せるメイクデビュー。その中でも注目すべき新星たちを、厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が紹介していく。
◆7月6日
●福島芝1800m
カポレイラ(牝、アドマイヤマーズ×プリティカポレイ、美浦・中舘厩舎)
母は3勝。半兄テンピン(2勝)、おじヒルノダカール、ウインガナドル(ともに4勝)。1週前の追い切り(以降も追い切り時計は、主に1週前のもの)はウッド5F66秒8-11秒5。中舘厩舎は、6月15日の東京ダート1600m戦でワンツーするなど今年の2歳新馬戦(6月23日まで)は3戦2連対。ここもチャンスだ。
●福島芝1200m(牝馬限定)
アルデショワ(牝、ブリックスアンドモルタル×トラディション、美浦・田中博厩舎)
半兄ツークフォーゲル(現2勝)、おじトランセンド(ジャパンCダート2回を含むG1・4勝)。内目をまわったこともあるが、ウッド6F81秒0-11秒4の好タイムをマーク。母は未勝利も新馬戦は3着に来ており、初戦からいけそうだ。
近親キセキ(菊花賞勝ち馬)、ダイワエルシエーロ(オークス勝ち馬)。 追い切りはウッド5F66秒4-11秒1と上り1Fの時計が光る。なお翌日の1200m戦にまわる可能性もある。
●小倉芝1200m
プレインコート(牝、ロードカナロア×インダクティ、栗東・吉岡厩舎)
半兄ケイデンスコール(重賞3勝、NHKマイルC2着)、インダストリア(ダービー卿CT勝ち馬)。2週前までは目立たなかったが、1週前は坂路53秒1-12秒3と水準レベルに達してきている。鞍上は川田騎手を予定。
●函館芝1200m
ルージュアマリア(牝、ナダル×アルモニカ、美浦・黒岩厩舎)
母は2勝。近親ワールドプレミア(G1・2勝)、ヴェルトライゼンデ(重賞2勝)。函館の芝で5F67秒台をマーク。新種牡馬ナダル産駒は新馬戦(6月23日まで)の成績が8戦3勝、2着2回で連対率62・5%は心強い。鞍上は永野騎手の予定。
◆7月7日
●福島芝2000m
オルグジェシダ(牝、モーリス×ソシアルクラブ、美浦・宮田厩舎)
母は4勝。祖母ブエナビスタ(G1・6勝)。追い切りは5F67秒4-11秒5と水準の時計は出ている。「まだまだ子供っぽく、真面目に走れていない面もあるけど、スピードが上がったときは、この牝系らしい軽快な走りで、動きは上々」と記者の話。鞍上は戸崎騎手を予定。
●福島芝1200m
コスモシンテイ(牝、ウインブライト×ストークアンドレイ、美浦・金成厩舎)
母は函館2歳Sの勝ち馬。時計はウッド6F82秒7-11秒9。「稽古は水準レベルをクリアする動きで、好時計を余力十分に出せている。母が新馬、重賞と連勝したように、牝系は仕上がりの早いタイプ。身体もできており、初戦から力を出せる」と記者の話。兄姉5頭は未勝利なので、まずはきょうだい初の勝利を掴みたい。
●小倉芝1800m
ダノンシーマ(牡、キタサンブラック×インクルードベティ、栗東・中内田厩舎)
母は北米G1勝ち馬。セレクトセール3億4100万円(税込)。追い切りは
CW6F84秒7-11秒4。2週前にはCW6F81秒3の好時計が出ている。「キタサンブラック産駒らしく伸びやかなシルエットで、いかにも芝中距離が合いそうなタイプ。追われるとギアが上がり、非凡な瞬発力がある」と記者の話。同厩の評判馬エリキングは、宝塚記念デーの新馬戦を快勝。今度はコチラの番だ。鞍上は川田騎手を予定。
バズアップビート(牡、エピファネイア×ビートマッチ、栗東・友道厩舎)
母は4戦2勝。半姉ミントも友道厩舎所属(後に林厩舎に移籍)で、新馬戦を3馬身半差で快勝している。追い切りはCW6F81秒2-11秒4の好時計。併せ馬は常に優勢で、ダノンシーマとの評判馬対決は見ものだ。鞍上は坂井騎手を予定。
ラージギャラリー(牝、American Pharoah×Scarlet Color、栗東・高橋亮厩舎)
母は府中牝馬S勝ち馬。2週前にはCWで終い1F11秒3をマークし、1週前はCW6F83秒1-11秒1の速い時計が出ている。
●小倉芝1200m(牝馬限定)
サニーネイチャー(牝、モーリス×デュアルネイチャー、栗東・長谷川厩舎)
近親シックスセンス(京都記念勝ち馬、皐月賞2着)。CW6F82秒4-11秒9と全体は上々の時計が出ている。鞍上は田口騎手の予定。
スリールミニョン(牝、ミスターメロディ×ルミノハレブタイ、栗東・高橋康厩舎)
半姉コトブキアルニラム(2勝)、近親ヴァーミリアン(交流含むG1・9勝)。坂路52秒0-12秒0の好タイムをマークしている。鞍上は永島騎手の予定。
●函館芝1800m
マジックサンズ(牡、キズナ×コナブリュワーズ、栗東・須貝厩舎)
母は4勝。半姉コナコースト(桜花賞2着)、おじロシュフォール(新潟大賞典3着)。函館の芝コースで5F67秒台の時計をマーク。栗東でも坂路やCWで終いに好時計を出しており、素質の一端を見せている。鞍上は佐々木騎手の予定。
ビーオンザカバー(牡、ハービンジャー×セレブリティモデル、美浦・伊藤圭厩舎)
母は忘れな草賞1着。近親ブエナビスタ(G1・6勝)、マンハッタンカフェ(G1・3勝)。函館のウッドで5F66秒台をマークしている。鞍上は横山武騎手の予定。
カルテシウス(牡、キズナ×ワイ、栗東・福永厩舎)
半兄アナレンマ(現2勝)。追い切りは栗東の坂路で52秒1-12秒6をマーク。兄姉に目立った馬はいないが、所属厩舎は角居、国枝、堀、矢作、藤原英など一流ばかりで、母の期待感が分かる。鞍上は藤岡佑騎手の予定。
ルージュマローネ(牝、ダイワメジャー×レッドアトゥ、美浦・栗田厩舎)
母は5勝。名族バラード一族の一頭。美浦の坂路で53秒4-12秒8を出している。鞍上は横山和騎手を予定。
◆2歳新規入厩
ルクソールカフェ(牡、American Pharoah×Marys Follies、美浦・堀厩舎) 全兄カフェファラオ(交流含むG1・3勝)。
コンサートマスター(牡、サトノダイヤモンド×アスコルティ、美浦・黒岩厩舎)
半姉アスコリピチェーノ(阪神JF勝ち馬)、アスコルティアーモ(現4勝)、半兄アスコルターレ(オープンクラスの特別2勝)。
ハツコイサイダー(牝、サートゥルナーリア×スターペスミツコ、栗東・吉岡厩舎)
半兄メイショウナルト(重賞2勝)、エピカリス(交流G3北海道2歳優駿勝ち馬)。
スピントロニクス(牡、ドゥラメンテ×ウィープノーモア、栗東・池江厩舎)
母は北米G1勝ち馬。セレクトセール1億2650万円(税込)。
バラダレイナ(牝、レイデオロ×バラダセール、美浦・宮田厩舎)
半兄サトノフラッグ(弥生賞勝ち馬、菊花賞3着)、半姉サトノレイナス(桜花賞、阪神JF2着)
マイクインダム(牝、ロードカナロア×マニーズオンシャーロット、栗東・中内田厩舎)
母は北米G3勝ち馬、G1・2着。
ロジャリーマリン(牝、エピファネイア×マリアライト、美浦・久保田厩舎)
母は宝塚記念、エリザベス女王杯勝ち馬。全兄オーソクレース(菊花賞、ホープフルS2着)。
テンダールック(牝、ドゥラメンテ×シングルゲイズ、美浦・木村厩舎)
母は豪州G1勝ち馬。
インザスカイ(牡、キタサンブラック×ダイヤモンドディーバ、栗東・友道厩舎)
半姉シャドウディーヴァ(府中牝馬S勝ち馬)、ハウメア(5勝)。セレクトセール1億8700万円(税込)。
キロノヴァ(牡、ミッキーアイル×カンビーナ、美浦・萩原厩舎)
半兄ファルコニア(京成杯AH勝ち馬)、トーセンカンビーナ(阪神大賞典2着)。
ヒス(牝、キタサンブラック×アルテリテ、栗東・福永厩舎)
母は北米G1勝ち馬。セレクトセール9680万円(税込)。
レーヴブリリアント(牡、ドゥラメンテ×リリレフア、美浦・田中博厩舎)
叔母リスグラシュー(国内外でG1・4勝)。セレクトセール1億120万円(税込)。
ファラオ(牡、エピファネイア×リトルブック、栗東・辻野厩舎)
半兄ロジャーバローズ(日本ダービー勝ち馬)。
リッスンの22(牡、ロードカナロア×リッスン、美浦・林厩舎)
半姉タッチングスピーチ(ローズS勝ち馬、エリザベス女王杯3着)、半兄サトノルークス(菊花賞2着)、ミスタージーティー(若葉S1着)、姪アスコリピチェーノ(阪神JF勝ち馬)。
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