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【成瀬琴のノーザンF天栄潜入記part1】第2のエフフォーリアを探せ!超良血馬がいきなり登場!?
2024/7/14(日)
やってきましたノーザンファーム天栄!
皆さんこんにちは!初めましての方もいらっしゃるかもしれないので自己紹介させていただきますと、成瀬琴と申します。エフフォーリアなどを管理した鹿戸雄一を父に持ち、普段はタレントとして活動させていただいています!
今回は夏休み特別企画として、なんと、エフフォーリアの育成にも携わったノーザンファーム天栄さんに来ちゃいました!朝5時半に東京を出て、車に揺られること3時間。来ちゃいましたよ、名馬の虎の穴に…。
ノーザンファーム天栄の木實谷場長と
私に課せられた使命は"第2のエフフォーリアを探すこと"!POG(ペーパーオーナーゲーム)をされている皆さんも、されていないという皆さんも気になっているであろう2歳馬について直撃しちゃいます!
早速ですが…見せていただいたのは品のある男の子。お母さんの名前を聞いてビックリ!なんとあの名牝・アーモンドアイの初仔で話題のアロンズロッドじゃないですか!
「一番の長所はいい意味で体がまとまってるところでしょうか。まだまだこれからもっと調教を積んで行ってですが、おそらく新潟になると思うのでそこを目標に調教を進めています」と下川厩舎長補佐。
お母さんのアーモンドアイもこのノーザンファーム天栄で過ごしたことがあるだけに、「第一印象では目はお母さんに似てましたね」と下川厩舎長補佐も目を細めます。
天栄と言ったらやっぱり場長にもお話を聞かないわけにはいきません。「お母さん譲りの、良い意味での気性の強さがありますよ」と、お母さんを間近で見てきた木實谷雄太場長も懐かしそうな表情で語ります。
新潟デビューとのことですが、実はこれ、予想より早いらしいんです。「去年クラブで募集する段階では初仔らしくちょっと薄い感じがあって、"デビューは早くて秋かな…"と思っていたんです。でもそこからメキメキ成長して、今は逆に少し気持ちを抑えるのに苦労しているくらい。ここから良い意味で気持ちにゆとりを持たせて成長させていきたいと思っています」と、その成長具合は多くの名馬に携わった木實谷場長も認めるほど。
そんな木實谷場長は、アロンズロッドを管理する国枝栄調教師とは東京農工大の先輩後輩にあたるんですよね。数多くの名馬を管理された国枝先生は再来年定年を迎えられます。なので現2歳世代のアロンズロッドたちがラストクラシック。
「国枝先生の代表馬になるアーモンドアイの初仔にかける期待は大きいです。お母さんに走るフォームが似てきたなと感じています」と場長の期待度の高さ、ヒシヒシ感じちゃいました!
続いて見せていただいたのが栗毛のかわいらしい女の子。お名前はロパシック。そう、有馬記念を勝ったブラストワンピースの妹なんです!
「この馬の長所は持続力です」と話すのが小島厩舎長。「上には乗ったことがないので分からないですけど、この子は凄くストライドが大きくて、ゆったり走る感じなんです。凄い肌触りとかも良くて、綺麗な馬なんですよ」と教えてくださったのですが、スゴく綺麗な仔なんです。
許可をいただいて…私、ちょっと触らせてもらいました。凄いです、めちゃくちゃスベスベです(笑)
ところで気になったのは馬体重。お兄さんのブラストワンピースは大きな馬で、お姉さんのホウオウピースフルも古馬になってから500kgを超える馬になりましたが、公式発表ではお兄さんたちより小さいとか…。
それについては「今は433kgです。天栄の入場時が427kgでした。北海道の方でそこまで大きくならないように育成をしてきたところもありますし、なかなか体が増えないところはありますが、7月の札幌デビュー予定なので(取材時の)来週、函館に入りますよ」と小島厩舎長。
デビュー予定も立っていますし、成長力のある血統なので問題ないでしょう!何しろエフフォーリアと同じエピファネイア産駒。期待しないわけにはいきません!
次々と紹介されていく良血馬たち。第2のエフフォーリアを探せ!ということで天栄に来た私ですが、もうどの馬も良さそうで、とてもじゃないですが選べません(笑)
「Frankel産駒らしいキビキビとしたスピード感あふれる動きが一番の魅力。新潟開催でデビュー予定で、新馬からきっと走ってくれんじゃないかな」と木實谷場長が話すカネラフィーナも気になる存在なのですが…
私、続いて見せていただいたドゥラメンテ産駒の牝馬・ラルガメンテも気になるんです。お母さんはメジロツボネ。そう、香港ヴァーズを2度勝ったグローリーヴェイズの妹さんです。アロンズロッドのお母さんであるアーモンドアイたちと激闘を繰り広げたお兄ちゃんに続くことが期待されています。
「とてもいいフットワークをしてるところが似てると思います。この馬は皮膚も薄い感じがしますし、環境の変化に馴染むのには少し時間が掛かりましたが、馬が納得してからはスムーズに調教を積めています」とお兄ちゃんと比較してくれたのが柴田厩舎長。
そんなラルガメンテも、ロパシックと同じく夏の札幌でデビューする予定なんだそう。「ゲート試験後が440kg、ゲート試験からこちらに戻ってきて458kgで18kgも増えていたんです。坂路3F40秒くらいを乗りながら順調に調整していますし、跳びも柔らかくて体の使い方も上手なので期待していますよ」と、柴田厩舎長からは力強いコメントをいただきました!どの子も良さそうで本当に迷っちゃいます(笑)
福島デビュー組はタイミングの問題から直接見ることが叶わなかったのですが、期待の良血馬、ルーラーシップ産駒ヴィジョンメーカーのお話も伺いました!お母さんはローズSを勝ったタッチングスピーチ、お兄さんはホープフルS3着のキングズレイン。いとこに2歳女王のアスコリピチェーノがいる良血馬です。
「一番の特徴はフットワークの大きさですかね。良い意味で凄いゆったりと走れるところがキングズレインと似ているんじゃないかなと思いますよ」と木實谷場長。
実は木實谷場長、育成時代のルーラーシップに騎乗されていた経験があるんです!やっぱり似ていますか?と伺うと、「やはりゆったり走れる点が似てますね。競馬に行くまでにもう少しピリッとしてくると更に良いのかなと感じていますが、2歳馬らしからぬ落ち着きも魅力です」と話してくださいました!
今のところ、デビューは7月20日とのこと。残念ながらお兄さんのキングズレインは骨折でターフを離れることになりましたが、お兄さんの無念を弟が晴らす、そんなシーンを見てみたいです。
と、ここまで木實谷場長や各厩舎長の皆様に期待馬を伺ってきたのですが…私、一つ気になることがあるんです。木實谷さん、父が運営する鹿戸雄一厩舎の馬で、いい馬がいれば教えてくださいませんか…?
私のそんな質問に、「いっぱいいますよ(笑)」と笑顔で答えてくださるあたりが優しい木實谷場長です。「いっぱいいる中でも、マックスキューはこの福島開催でデビューする予定の中でも目玉の一頭だと思っていますよ。頑張ってクラシックに乗せたいですね」と話してくださった場長、本当にありがとうございます…!
マックスキューは昨日13日にデビューし残念ながら5着でしたが、無事にレースを終えてホっとしました。またこれから大人になって、強くなった姿をレースで見れるよう期待したいです!
まだまだ紹介したい馬がいるのですが、期待の良血馬が多過ぎて、とても今回だけでは紹介しきれません!ノーザンファーム天栄さんのご厚意で見せていただいたあのG1馬と、その弟くんのお話などは来週、21日日曜更新のトピックスでたっぷり触れちゃいます!
天栄には父も来場していました!
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