【アイビスサマーダッシュ】初の条件!ウイングレイテストが夏の王者を目指し新潟へ

初の直線競馬となるウイングレイテスト

初の直線競馬となるウイングレイテスト


アイビスサマーダッシュ
ウイングレイテスト
松岡正海騎手

——前走の函館スプリントステークスは2着でした。レース内容を振り返ってください。

松岡騎手(以下、松):初めてのスプリント戦、初めての函館遠征といろいろ初めてのこともありましたし、斤量も重かったですが、しっかり番手を取れて自分が思っていた通りの競馬はできたので、内容としては満足しています。

——この中間も調教に騎乗されていますが、調整で気を付けていたポイントがあれば教えてください。

松:ここ最近は1週前をしっかりやって当該週は軽めというパターンで調整していますが、馬が年齢を重ねてきているので、この直前軽めという形が上手くいっているかなと思います。もうこの馬はこの先重賞しか使わないでしょうし、勝つためには仕上げの細部を詰めていきたいという思いがあります。

しっかり動かしてみないと足りないところが分からないので、1週前にしっかり動かして様子を見てから、当該週の負荷を決める流れです。体があって強い追い切りをしても肉体面に響かないので、こういう調整が可能になっていますね。

——7/24(水)に行われた最終追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。

松:1週前に好感触を掴んでいるので、最終追い切りは調整程度でした。いつもは馬場の外を通りますが、馬の気分転換と「内を回るときは強い追い切りをやらないよ」と馬に覚えてもらう狙いで、今日は内を通りました。その分時計が68秒台でしたが、外を通っていれば70秒くらいのペースだったと思います。終いの反応、ストライドや体の使い方を確認するためにラスト1ハロンはしっかりやりましたが、良い動きで満足しました。

——前走時と比較して状態面はどのような印象をお持ちですか。

松:前走は海外遠征からの帰国初戦で、検疫などいつもと違う過程の影響もあって中間は少し緩さがありましたが、牧場と厩舎が上手く調整してリカバーしてくれたことで、レース当日は良い状態になっていました。それに比べると、今回はトレセンヘ帰厩してきた段階での状態が前走時より良いですし、今回の方が順調にきています。

——初の直線競馬参戦です。舞台適性への見通しは。

松:これは正直分かりませんね。自分も夏は北海道を中心に乗っていて、それほど直線競馬の経験が多くないこともあって、こういう走りをする馬が直線競馬に合う、というものが掴めていません。騎手にとっても馬にとっても、未知の部分が多いです。

——レースへの意気込みをお願いします。

松:状態自体は前走より良いと思います。今話したように舞台適性についてはやってみないと分からない部分が多いですが、速い馬の後ろについていって最後に追い抜ければ、と思っています。イメージ通りの競馬ができれば良い勝負になると思っています。サマースプリントチャンピオンを目指して頑張ります。