【新潟2歳S】距離延長でも期待大!モジャーリオ陣営の手応えとは

モジャーリオと共に新潟2歳Sに挑む斎藤新騎手

モジャーリオと共に新潟2歳Sに挑む斎藤新騎手


新潟2歳S
モジャーリオ
斎藤誠調教師

——前走の2歳未勝利戦(6/22・函館・芝1200)は1着でした。レース内容を振り返ってください。

斎藤誠調教師(以下、斎):初戦の時は乗り込んではいましたが、反応もまだまだで1回使ってからかなという感じで、実際その通りの競馬になりました。

初戦の感じから、距離ももう少しあった方が良さそうだと思いましたが、前走はもう1度1200を使って、競馬を教える形で結果も出してくれればと思っていました。その狙い通り、勝ってくれて良かったです。

——今回新潟2歳ステークスを選択された意図は。

斎:放牧先のエクワインレーシングで乗り込んでもらいながら、クローバー賞も視野に入れていましたが、洋芝で走れることは分かりましたし、今後本場開催に戻ったとき軽い馬場にどれだけ対応できるのか見ておきたい、と思って選びました。

——この中間の過ごし方を教えてください。

斎:前走後放牧に出したエクワインで緩めずに乗り込んでもらって、良い状態で美浦に戻ってきました。

——8/14(水)に行われた1週前追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。

斎:8/11(日)の坂路の動きに少し緩さがあったので、1週前はビシッとやろうと思っていました。助手も「これで変わってくると思います」と話していましたし、予定通りの追い切りができました。最終追い切りはジョッキーに美浦に来て乗ってもらう予定です。

——現状で先生が感じるこの馬のストロングポイントを教えてください。

斎:人間に対して従順なところがストロングポイントだと思います。ゴーサインを出せばしっかり反応して行きますし、操縦性も高いです。競馬を2回使っても落ち着きを保てていますし、落ち着きを保ちながらも反応が更に良くなっています。

——今後の成長を期待しているところは。

斎:スタートしてからの初速が遅いので、そこで自分からハミを取っていけるようになってくれば、更に終いの脚が磨かれてくるのではないかと思っています。その辺りはレース慣れが必要かと思います。

——レースへ向けて意気込みをお願いします。

斎:暑さに負けず、良い状態で調整を進めています。距離延長でどのくらいの力を出せるのか、試金石の意味合いが強い一戦になりますが、良い競馬をしてくれるのではないかという期待の方が大きいです。楽しみにしています。