【紫苑S】本気度MAX!人気薄でもバンバン来る「好走条件」に当てはまった将来の名牝候補

17年紫苑Sを勝っているディアドラ

17年紫苑Sを勝っているディアドラ


紫苑ステークス(G2、中山芝2000m)には人気の有無に関係なく、高確率で該当馬が馬券に絡む「好走条件」があります。

2021年には12番人気ミスフィガロが3着に激走。該当馬が2頭しか出走しなかった22年は1着スタニングローズ、2着サウンドビバーチェのワンツー決着に続いて、昨年も9番人気シランケドが3着に入りました!

上記で馬名を挙げた4頭に共通するのは、例外なく『関西馬』であること。

▼紫苑S東西所属別成績
美浦(関東)[6-5-5-83]複勝率16.2%
栗東(関西)[2-3-3-23]複勝率25.8%

▼紫苑Sで好走した関西馬
●23年
3着 シランケド(9人気)

●22年
1着 スタニングローズ(1人気)
2着 サウンドビバーチェ(2人気)

●21年
3着 ミスフィガロ(12人気)

●19年
2着 フェアリーポルカ(6人気)

●18年
3着 ランドネ(7人気)

●17年
1着 ディアドラ(1人気)

●16年
2着 ヴィブロス(3人気)
(※集計期間は重賞に昇格した2016年~)

出走頭数の違いもあるとはいえ、複勝率25.8%は紫苑Sに出走した関西馬の4頭に1頭が馬券に絡んでいる計算。しかもミスフィガロやシランケドのように、人気薄の激走も珍しくありません。

秋華賞トライアルは今週の紫苑Sと、来週中京で行われるローズSの2つ。わざわざ関西馬が遠路はるばる関東圏の紫苑Sに出走する時点で、それだけ勝負気配が濃厚なんです!

また紫苑Sは昨年からG2に昇格。それにともない1着賞金はG3時代の3700万から5200万に大幅増額されており、今後も本気モードの関西馬が集ってくるのは間違いないでしょう。

今年も例に漏れずエラトー、サロニコス、ハミングの関西馬3頭は、いずれもマークが必要となる魅力的な成績の馬ばかり。この中からあえて1頭厳選するのであれば、唯一の3勝馬エラトーでしょうか。

前走で牡馬相手の2勝クラス特別戦1着は、2017年の紫苑S勝ち馬で次走に秋華賞を連勝するディアドラと同じ。今回の結果次第では今後の牝馬G1戦線でも要注目の存在となります!