【2歳馬情報】G1デーの中山で秋華賞馬の娘がデビュー!

今週はスプリンターズS。秋のG1シリーズが始まる。G1デーということで日曜の中山新馬戦には良血馬が集結する予定。今週デビュー予定の評判馬、良血馬を厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が紹介していく。

◆9月28日


●中山芝1600m

アビッサルスター(牝、イスラボニータ×アヴィオール、美浦・堀厩舎)
母は3勝。おじプログノーシス(現7勝、重賞3勝、香港G1で2着2回。※現役馬の成績は9月20日現在、以降同)。1週前の追い切り(以降も時計は、主に1週前の追い切り)はウッド5F66秒7-11秒4。

「追い切りの動きは水準以上。軽快な走りで、芝で良さが出そうなタイプ。稽古通りに走れば初戦から楽しみ」と記者の話。鞍上はモレイラ騎手の予定。

オブシディアーナ(牝、ナダル×ファイナルドリーム、美浦・国枝厩舎)
おばは2011年のジャパンC(11着)に出走したサラリンクス(カナダG1勝ち馬)。追い切りは、ウッド6F80秒8-11秒6の好時計をマークしている。

モズアンドモズ(牝、モズアスコット×サイトディーラー、美浦・栗田厩舎)
半姉モズカッチャン(エリザベス女王杯勝ち馬)。2週前はウッド5F68秒8-11秒3と終いが目立ち、1週前はウッド5F65秒2-11秒7と全体時計が上々である。

クオレプリマドンナ(牝、モーリス×ラストプリマドンナ、美浦・和田正厩舎)
母は2勝。おじフラムドグロワール(NHKマイルC3着)、ネオルミエール(朝日杯FS4着)。ウッド6F83秒5-11秒5と終いまで上々の時計が出ている。

●中京芝2000m

ダノンジャガー(牡、キズナ×カヴァートラブ、栗東・池江厩舎)
母はアイルランドオークスなど欧州G1を2勝。1週前の中京芝2000mと両睨みも、こちらへまわってきた。2週前の坂路52秒5-12秒1も良かったが、1週前は坂路51秒8-12秒3と全体時計は更に向上。初戦勝ちに近づいている。鞍上はシュタルケ騎手の予定。

インターポーザー(牡、エピファネイア×インヘリットデール、栗東・高野厩舎)
母は3勝。おじフサイチリシャール(朝日杯FS勝ち馬)、おばビーチサンバ(阪神JF3着)、ライラプス(クイーンC勝ち馬)。1週前の坂路は56秒6-12秒6と平凡だが、2週前は坂路で54秒1-12秒4をマークしている。鞍上は鮫島駿騎手の予定。

ジャックオダモ(牡、Wootton Bassett×Magic America、栗東・矢作厩舎)
シンエンペラーと同じく矢作厩舎&藤田晋オーナーの外国産馬ということで、POGでも人気になった一頭。2、3週前は坂路で追われ、1週前はCWで6F83秒6-11秒9の時計を出している。鞍上は坂井騎手の予定。

ジェントルバローズ(牡、ロジャーバローズ×ショウナンカラット、栗東・杉山晴厩舎)
半兄エルトンバローズ(現4勝、重賞2勝)。追い切りはウッド6F82秒5-11秒5の好タイムをマークしている。

ファーニスクリーク(牡、キタサンブラック×トータルヒート、栗東・斉藤崇厩舎)
半姉サーマルソアリング(現4勝)、半兄ファーヴェント(現1勝、東京スポーツ杯2歳S3着)。1週前はCW6F86秒0-11秒8と遅めだが、2週前は同じCWで6F83秒7-11秒7が出ている。なお同日のダート1800m戦デビューの可能性もある。

●中京ダート1800m

ローランドバローズ(牡、ヘンリーバローズ×ダイアナバローズ、栗東・上村厩舎)
母は3勝。半兄ウィリアムバローズ(現7勝、東海S勝ち馬)。上村厩舎は19日木曜日の朝一に複数の2歳馬が速い時計を出していたが、本馬もCW6F80秒8-11秒2の好タイムをマークしている。

ゴールデンカイト(牡、Tapit × L’Age d’Or、栗東・中内田厩舎)
祖母Mona de Momma(北米G1勝ち馬)、おじVekoma(北米G1を2勝)。 追い切りはCW6F83秒2-11秒1。特に上り2Fの11秒5-11秒1が目立っている。

◆9月29日

●中山芝2000m

ラッフルズドリーム(牝、エピファネイア×キングスローズ、美浦・宮田厩舎)
半兄サトノアーサー(重賞2勝)。追い切りはウッド6F79秒7-11秒8。これは古馬を含めて19日木曜日のウッド6Fの3番時計、2歳では1番時計にあたる。鞍上は川田騎手を予定しており、期待感はますます高まっている。

ナヴィガトーレ(牡、ロードカナロア×アヴェンチュラ、美浦・田村厩舎)
母は秋華賞勝ち馬。おばトールポピー(G1を2勝)、おじフサイチホウオー(重賞3勝)。追い切りはウッド6F82秒8-11秒3、2週前にも近い時計を出しており、仕上がりは順調に進んでいる。

レッドキングリー(牡、サートゥルナーリア×レッドエルザ、美浦・木村厩舎)
半兄レッドレオン(日経新春杯2着)、半姉レッドアステル(4勝)。「1週前は長めから追われて、終いの切れも目立ち、脚力十分。 スラリとした馬体で、中距離以上でも持ちそうなタイプ」と記者の話。1週前の79秒5-11秒2は、古馬も含めて18日水曜日・美浦ウッド6Fの1番時計である。

ウインオアシス(牡、アルアイン×サマーエタニティ、美浦・畠山厩舎)
母は3勝。半兄ウインブライト(香港G1を2勝)、半姉ウインファビュラス(阪神JF2着)。追い切りはウッド6F82秒9-11秒7をマークしている。

アイオリア(牡、リアルスティール×スズカエルマンボ、美浦・奥村武厩舎)
母は3勝。半姉クイーンマンボ(交流重賞2勝)、おじスズカマンボ(天皇賞・春勝ち馬)。時計はウッド67秒7-11秒3が出ている。

●中山芝1200m

エンゲルシュピール(牝、ロードカナロア×クリスマス、美浦・田村厩舎)
母は函館2歳S勝ち馬。2週前はウッド6F82秒2-11秒7、1週前はウッド6F82秒9-11秒6と好時計を連発。「ウッドや坂路だけでなく、プール調教もこなして、調教量は豊富。馬体もコンパクトだし、前進気勢も強いことから、血統通りにスプリンターかな」と記者の話。鞍上は横山和騎手の予定。

カシオペア(牡、ビッグアーサー×リトルアマポーラ、美浦・上原佑厩舎)
母はエリザベス女王杯勝ち馬。15日の中山芝1200m戦を除外になり、ここへ回る予定。1週前の追い切りは坂路54秒7-12秒6だが、既に坂路、ウッドで好時計を複数出しており、デビューが伸びたぶん仕上がりも進んでいる。

●中京芝1400m

スライビングロード(牝、レイデオロ×ダイワエルシエーロ、栗東・福永厩舎)
母はオークス勝ち馬。おじビッグプラネット(重賞2勝)、グレーターロンドン(中京記念勝ち馬)。追い切りはCW6F83秒5、1Fは11秒1と優秀な時計でフィニッシュしている。

●中京ダート1400m

サントモナルカ(牡、イスラボニータ×サンヴァンサン、栗東・平田厩舎)
母は3勝。半兄プリマヴィスタ(4勝)。坂路55秒0-12秒8の時計を出している。鞍上は永島騎手の予定。

◆2歳新規入厩

ピスタ(牡、ブリックスアンドモルタル×ブルーミングアレー、栗東・藤原英厩舎)
母はフローラS3着。半姉ランブリングアレー(中山牝馬S勝ち馬)、おじスピルバーグ(天皇賞・秋勝ち馬)、トーセンラー(マイルCS勝ち馬)。セレクトセール1億340万円(税込)

ジョスラン(牝、エピファネイア×ケイティーズハート、美浦・鹿戸厩舎)
半兄エフフォーリア(G1を3勝)、半姉ペリファーニア(現2勝、桜花賞3着)

アクチノータス(牝、サトノダイヤモンド×ラヴズオンリーミー、栗東・矢作厩舎)
半姉ラヴズオンリーユー(国内外でG1を4勝)、半兄リアルスティール(ドバイターフ勝ち馬)

エムズ(牡、ドゥラメンテ×ライフフォーセール、栗東・池江厩舎)
半姉ダノンファンタジー(阪神JF勝ち馬)

カピオラ(牝、フィエールマン×ベルアリュール2、栗東・武幸厩舎)
半姉アドマイヤリード(ヴィクトリアマイル勝ち馬)、アドマイヤベル(現2勝、フローラS勝ち馬)、ベルクレスタ(現2勝、アルテミスS2着)

シュネルケーニヒ(牡、キズナ×セリエンホルデ、美浦・手塚厩舎)
半兄シュネルマイスター(NHKマイルC勝ち馬)

アークシャルダーム(牝、ブリックスアンドモルタル×カルティカ、栗東・友道厩舎)
半兄アスクビクターモア(菊花賞勝ち馬)