【毎日王冠】光速の末脚炸裂なるか!「前走9番人気2着激走」の再現が期待できる逆転候補

16年毎日王冠で11番人気3着だったヒストリカル

16年毎日王冠で11番人気3着だったヒストリカル


毎日王冠(G2、東京芝1800m)は、近年の重賞では5本の指に入るほど堅いレース。

直近5年の1番人気成績は[4-1-0-0]連対率100%! 2019年から1~5番人気同士の平穏決着で決まっています。

しかし、今回は毎日王冠で数年にわたり猛威を振るっていたG1馬の参戦がゼロ。1~3番人気に支持されたG1馬の出走が無かった2016年は12頭立て11番人気ヒストリカルが3着に入っている例もあり、格下馬にも激走のチャンスがあります。

穴馬攻略の重要なヒントとなりそうなのが「前走レース場所」と「上がり3ハロン」です。先ほど紹介したヒストリカルは毎日王冠と同舞台のエプソムCからの参戦で、レースでは6着ながらもラスト3ハロン33秒0と極限に近い末脚を使っていました。ここがポイントです!

他にも、23年に単勝40.5倍で3着シュネルマイスターとハナ差4着に迫ったアドマイヤハダル(7人気)も、前走は東京競馬場と同じく左回りの新潟芝1800m関越S(オープン)で2着。レースではラスト3ハロン33秒4と鋭い決め手を披露していました。


23年4着 アドマイヤハダル(7人気)
→前走関越S2着(上がり33秒4)

16年3着 ヒストリカル(11人気)
→前走エプソムC6着(上がり33秒0)

『「ソングラインvsシュネルマイスター」本当に買えるのはどっち?』の記事などをはじめ、昨年は多くのファンがG1馬2強対決に着目。そこへ割り込むようにして直線大外から飛んできたアドマイヤハダルの末脚(メンバー最速となるラスト3ハロン33秒1)に、肝を冷やしたファンも少なくないでしょう。

このことからもわかるように、秋の東京開幕週に行われる毎日王冠では優れた瞬発力が必要不可欠。実績馬が強いこの重賞でジャイアントキリング(大番狂わせ)を起こしうる、直線ヨーイドンの競馬で輝く一芸特化の馬が狙い目となります!

そして今年、上記で紹介した「前走左回り競馬場の芝1800mで鋭い決め手」を披露していた馬の条件に合致するのがやはりニシノスーベニアでしょう。

ニシノスーベニア
→前走エプソムC2着(34秒1)

当時はフルゲート18頭の8枠から先行していた関係でラスト3ハロンの数字こそやや地味ながら、2走前のダービー卿CTでは稍重で衝撃の33秒9をマーク。過去には上がり最速32秒6を使ったこともある決め手は魅力で、逆転候補として要チェックです!