【富士S】驚異の連対率100%!究極の激走条件に完全合致した「赤い彗星」

東京で実績豊富なレッドモンレーヴ

東京で実績豊富なレッドモンレーヴ


富士ステークス(G2、東京芝1600m)は、とにかく直線で速い脚を繰り出した馬が強いレースです。

その中でも「メンバー最速の上がり」をマークした馬は、直近5年で「連対率100%」なのをご存知でしたか?

▼富士Sの上がり最速馬成績(過去5年)
[2-3-0-0]連対率100%

23年2着 レッドモンレーヴ(4人気)
22年1着 セリフォス(1人気)
21年2着 サトノウィザード(9人気)
20年1着 ヴァンドギャルド(5人気)
19年2着 レイエンダ(3人気)

東京競馬場は最後の直線が525mと長く、鋭い決め手を武器とする馬に有利な舞台。G1マイルCSの前哨戦となる富士Sでも毎年極限レベルの瞬発力勝負が繰り広げられており、先ほど紹介した直近5年の好走馬のうち4頭がラスト3ハロン33秒台をマークしていました。

しかし、毎週末馬券と格闘している競馬ファンであれば、「どの馬が上がり最速を出すのか分かれば苦労しない!」と思われた方も少なくないでしょう。

ご安心ください、候補馬のポイントもしっかりチェック済みです。富士Sで上がり最速を叩き出した5頭の過去成績を徹底的に調べたところ、4頭に「同年の重賞をラスト3ハロン32秒台で1~4着」の経験がありました。

2019年1着レイエンダは同年のエプソムCを上がり32秒7で勝利。22年1着セリフォスは同年の安田記念を32秒8で0秒1差4着、昨年2着レッドモンレーヴも23年京王杯SCで32秒6の鬼脚を繰り出して快勝しています。

また21年に9番人気で2着に激走したサトノウィザードは、過去に上がり32秒台を4回もマーク。例年、究極の瞬発力勝負になる富士Sでは、能力の衰えが無い近年に速い上がりをマークしていた馬が狙い目です。

そして今年、「同年の重賞をラスト3ハロン32秒台で1~4着」の激走条件に完全合致したのは、下記の3頭。

ジュンブロッサム
→関屋記念3着(32秒5)

タイムトゥヘヴン
→京成杯AH2着(32秒4)

レッドモンレーヴ
→京王杯SC2着(32秒2)

この中でも要注目は24年京王杯SCで15頭立ての最後方から、ラスト3ハロン32秒2と思わず我が目を疑う末脚を繰り出して2着に追い込んだレッドモンレーヴでしょう。直線の決め手は現役屈指の存在で、昨年に続いて上がり最速馬の筆頭候補です!