【菊花賞】混戦G1の最適解!シンプルでも信頼度バツグンの「4頭ボックス馬券」

道悪で行われた17年菊花賞を勝ったキセキ

道悪で行われた17年菊花賞を勝ったキセキ


今年の菊花賞(G1、京都芝3000m)はダービー馬ダノンデサイルに加え、各トライアルの1着馬も揃って参戦という好メンバー。3歳牡馬クラシック最終戦らしい激しいレースになることが予想されるだけに、馬券の取捨に頭を悩ませているファンの方も少なくないでしょう。

そこで今回は菊花賞における重要データをご紹介。激走の可能性が高い候補をぐっと絞り込みました!

▼菊花賞「前走クラス」別成績
2勝[0-1-4- 31]複勝率13.9%
3勝[1-0-0- 6]複勝率14.3%
G3 [1-0-0- 6]複勝率14.3%
G2 [8-8-6-101]複勝率17.9%
G1 [0-1-0- 1]複勝率50.0%

2~3勝[1-1-4- 37]
重賞 [9-9-6-108]

【補足】前走G1馬
23年日本ダービー1着 タスティエーラ
→23年菊花賞2着

12年日本ダービー6着 コスモオオゾラ
→12年菊花賞17着

(※2012~20・23年の京都開催時)

前走のクラス別に見ると、過去10年で馬券圏内に入ったうちの8割にあたる24頭が「前走重賞」からの出走。昨年は3勝クラスからドゥレッツァが快挙を達成したとはいえ、基本的には実績上位馬を狙いたいところです。

また前走G1からは日本ダービーからの直行が2頭のみとサンプルがごくわずか。とはいえ23年ダービー1着から臨んだタスティエーラが菊花賞2着と好走を見せているだけに、同じローテーションを組むダノンデサイルは押さえざるを得ないでしょう。

ではその他の「前走重賞組」はどのような馬が狙い目かと言うと、こちらが意外とシンプル。「前走上がり3ハロン1~2位」の馬に注目です!

▼重賞組の「前走上がり」別成績
上がり1位 [5-3-1-13]複勝率40.9%
上がり2位 [3-2-2- 6]複勝率53.8%
上がり3位 [0-1-2-12]複勝率20.0%
上がり4位~[1-3-1-77]複勝率 6.1%

●前走上がり1~2位で1~3着
該当馬[8-5-3-12]複勝率57.1%

20年1着 コントレイル
→前走神戸新聞杯1着(上がり2位)

18年1着 フィエールマン
→前走ラジオNIKKEI賞2着(上がり1位)

17年1着 キセキ
→前走神戸新聞杯2着(上がり1位)

(※2012~20・23年の京都開催時)

前走重賞組の中でも上位の末脚を披露していた馬が好調なのが一目瞭然。また上がり1~2位で馬券内に入っていた馬ともなると複勝率は6割に近づこうかと言う数字で、3冠馬コントレイルはもちろんのこと18年フィエールマンや17年キセキなど、名馬の多くがこの条件から巻き返しを見せて勝利しました。

そして今年「前走重賞」かつ「上がり1~2位で1~3着」という激走条件を潜り抜けたのは以下の3頭のみ。

アーバンシック
→前走セントライト記念1着(上がり1位)

コスモキュランダ
→前走セントライト記念2着(上がり2位)

ショウナンラプンタ
→前走神戸新聞杯3着(上がり2位)

ここに先述したダノンデサイルを加えたとしても、候補馬はたった4頭。あれもこれもと点数が広くなってしまうくらいならいっそ腹をくくり、これらのボックス馬券で勝負に出ても面白いかもしれません!