【天皇賞・秋】状態急上昇!ホウオウビスケッツが先行策から一発を狙う

東京でも好走歴のあるホウオウビスケッツ

東京でも好走歴のあるホウオウビスケッツ


天皇賞・秋
ホウオウビスケッツ
奥村武調教師

——前走の毎日王冠はクビ差の2着でした。レースを振り返ってください。

奥村武調教師(以下、奥):暑さに強くないタイプなので、函館記念を勝った後も夏負けをしないように工夫しながら調整していましたが、ペースアップできずなかなか状態が上がりませんでした。1週前にジョッキーに乗ってもらって併せ馬をやったことで良くなってきて、正直レースの10日前にようやく帳尻合わせができたか、という状態でした。

レースでは最後に差されてしまいましたが、残り100メートルくらいまで先頭でよく頑張っていましたし、調整過程を考えると良い内容の競馬をしてくれたと評価できると思います。

——この中間の過ごし方を教えてください。

奥:前走から中2週で本番ですし、在厩調整で進めています。「使って良くなりそう」と思っていた通り、馬が良くなっています。

——10/17(木)に行われた1週前追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。

奥:前走から日も経っていませんし、1週前はジョッキーに感触を確かめてもらうことに主眼を置いていました。お父さんとも話していたようですし「聞いていた通り、乗りやすいですね」と話していました。

——馬が良くなっているということですが、改めて前走時と比較して状態面はどのような印象をお持ちですか。

奥:正直前走はあまり褒められたデキではありませんでしたが、今回はかなり良くなっています。

——馬にとって初めての天皇賞秋参戦です。レースへの意気込みをお願いします。

奥:年明けからマイルを2回使いましたが、距離が足りないなかでも良い競馬をしてくれました。北海道でも連勝してくれましたし、少しずつ成長しています。まだ成長途上の段階ではありますが、毎日王冠2着が良い内容でしたし胸を張って出走していいと思っています。