【スワンS】大荒れの昨年も1~3着独占!今年は1頭だけ「激アツ条件」に該当したお宝馬

昨年のスワンSを勝ったウイングレイテスト

昨年のスワンSを勝ったウイングレイテスト


突然ですがスワンステークス(G2、京都芝1400m)は、「前走から距離短縮馬」が激アツ!

百聞は一見にしかず。今年と同じく京都芝1400mで行われた直近5年の成績を振り返れば一目瞭然です。

▼スワンS前走距離別成績
今回延長[1-1-1-23]複勝率11.5%
同距離 [2-1-0-16]複勝率15.8%
今回短縮[2-3-4-27]複勝率25.0%
(※京都開催時の2017~20・23年)

●23年
1着 ウイングレイテスト(10人気)
→京成杯AH(G3、中山芝1600m)2着
2着 ララクリスティーヌ(6人気)
→関屋記念(G3、新潟芝1600m)9着
3着 ロータスランド(11人気)
→関屋記念(G3、新潟芝1600m)12着

●20年
3着 アドマイヤマーズ(2人気)
→安田記念(G1、東京芝1600m)6着

●19年
2着 モズアスコット(2人気)
→毎日王冠(G2、東京芝1800m)6着

3着 マイスタイル(4人気)
→函館記念(G3、函館芝2000m)1着

●18年
1着 ロードクエスト(2人気)
→京成杯AH(G3、中山芝1600m)4着
2着 モズアスコット(1人気)
→安田記念(G1、東京芝1600m)1着
3着 グァンチャーレ(8人気)
→都大路S(OP、京都芝1800m)3着

2018、23年のワンツースリーを筆頭に京都芝1400mで行われた直近5年の馬券対象馬15頭のうち、半数を超える9頭が該当。「10→6→11人気」の順で決まり3連単51万馬券が飛び出した昨年も1~3着を独占したのは要チェックでしょう。

スワンSで距離短縮馬の活躍が目立つ理由として、芝1200m重賞に出走した快速馬が多数参戦することが挙げられるでしょう。この影響でレースの流れが速くなる傾向があり、昨年も例に漏れずトウシンマカオが前半3ハロン34秒1のハイペースで逃げたことで持久力比べとなりました。

今年もスプリンターズSやセントウルSなど、1200mを主戦場に戦ってきたスピード自慢がズラリ。厳しい流れが予想されるだけに、直近のレースで長い距離を使ってきた馬に有利な展開となる可能性大です!

ただ当たり前ですが、距離短縮馬だからと言ってどんな馬でも買っていいかは別問題。先ほど紹介した京都開催時の好走馬9頭のうち7頭には、「過去1年以内に芝1400~1600mの古馬重賞で1~3着」の経験がありました。

例えば前走で芝2000mの函館記念を勝利、一気に600mの距離短縮だった19年3着マイスタイルも、同年に芝1600mの京都金杯2着、ダービー卿チャレンジT3着などマイル重賞で好走しています。

そして今年、厳しい激走条件に完全合致した距離短縮馬はウインカーネリアン(24年東京新聞杯2着)1頭だけ。昨年も約3年半ぶりの芝1400m戦だったウイングレイテストが10番人気で快勝しており、距離経験の無さを嫌われ評価を下げるようなら絶好の狙い目です!