【アルテミスS】またまたルメール騎手!ブラウンラチェットが好位抜け出しV


10月26日(土)、4回東京7日目11Rで第13回アルテミスステークス(G3)(芝1600m)が行なわれ、C.ルメール騎手騎乗の3番人気・ブラウンラチェット(牝2、美浦・手塚厩舎)が好位からレースを運ぶと、直線の追い比べから抜け出し優勝。勝ちタイムは1:33.8(良)。

2着には1馬身1/4差で7番人気・ミストレス(牝2、栗東・矢作厩舎)、3着にはアタマ差で2番人気・ショウナンザナドゥ(牝2、栗東・松下厩舎)が続いて入線した。

1番人気に支持されたカムニャック(牝2、栗東・友道厩舎)は6着に敗れた。

勝ったブラウンラチェットは、今年のJpn1ジャパンダートクラシックを制したフォーエバーヤングの半弟にあたる血統。今秋のG1戦線でも絶好調のC.ルメール騎手とのコンビで2連勝を挙げたことで、今後の重賞戦線へ向けても要注目の1頭となった。

馬主は有限会社サンデーレーシング、生産者は安平町のノーザンファーム

  • ブラウンラチェット
  • (牝2、美浦・手塚厩舎)
  • 父:キズナ
  • 母:フォエヴァーダーリング
  • 母父:Congrats
  • 通算成績:2戦2勝
  • 重賞勝利:
  • 24年アルテミスS(G2)

1着 ブラウンラチェット(ルメール騎手)
「いい子ですね。デビューも乗りやすく、いい脚を使ってくれましたが、2戦目でも落ち着いていて、2番手で完璧に行けました。

道中も息が入って自分のリズムで走れていますし、リードホースの後ろから出したときにすごくいい反応をしてくれました。まだまだ若い馬で伸び代があります。今年はトップレベルに行けると思います。楽しみですね」

1着 ブラウンラチェット(手塚貴久調教師)
「言うことないです。1800mから1600mに短縮してペースがどうかと思っていましたが、楽に好位を取れたし冷静でした。道中も2、3回息が入って、体はまだ完成されていませんが、精神面は大人びていて完成されています。

これまで多くの馬を預かってきましたが、なかなか牝馬でここまで競走に向いている性格はいないです。そこは大きなアドバンテージになりますね。それが3戦目以降で悪い方向にいかないように、保っていけるように調整していきます」

2着 ミストレス(坂井瑠星騎手)
「惜しかったですね。自分のポジションで走れて最後も止まっていないんですが、今日は勝ち馬の決め手が一枚上でした」

3着 ショウナンザナドゥ(池添謙一騎手)
「東京への輸送で10キロ増えましたが、今日までに8キロ減ってしまいました。返し馬ではいいフットワークなんですが、ゲートではテンションが上がってしまって気性の荒さが出ました。

レース自体は中段で折り合いをつけて走れましたし、今日コース替わりで内枠有利な中で外から伸びてくれました。内容的には悲観するものではないです。

この輸送も含めて良い経験になりました。ただ賞金を加算できなかったのは悔しいです。姉たちも気が強い馬なのでこれ以上にならないで欲しいですね」

4着 シホリーン(菅原明良騎手)
「良い位置が取れたし、気にしていた折り合いもついて、うまく走ってくれました。ただ直線で行くところがなくなってしまって、結果的に一列後ろで行った方がさばきやすかったかもしれません」

5着 マイエレメント(横山武史騎手)
「口向きとか、まだ難しいところがありますが、新馬よりはよくなっていました。ただゲートがより一層難しくなっていて、良いスタートが切れませんでした。最後は差を詰めていただけに残念な結果です」

6着 カムニャック(川田将雅騎手)
「一週前の動きがまだ動ききれておらず、この馬本来の走りでなかったです。改めてですね」

ブラウンラチェット
ブラウンラチェット
ブラウンラチェット
ブラウンラチェット

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