【アルゼンチン共和国杯】強襲の白い馬体!8歳馬ハヤヤッコが大外一気で優勝

豪快に差し切り勝ちを決めたハヤヤッコ

豪快に差し切り勝ちを決めたハヤヤッコ


11月3日(日)、5回東京2日目11Rで第62回アルゼンチン共和国杯(G2)(芝2500m)が行なわれ、吉田豊騎手騎乗の10番人気・ハヤヤッコ(牡8、美浦・国枝厩舎)が最後方から追走すると、直線大外からまとめて前を交わし優勝。勝ちタイムは2:29.0(良)。

2着にはクビ差で1番人気・クロミナンス(牡7、美浦・尾関厩舎)、3着にはアタマ差で6番人気・タイセイフェリーク(牝4、栗東・田中克厩舎)が続いて入線した。

勝ったハヤヤッコはいわゆるシラユキヒメの一族、ソダシなどを近親に持つ白毛の8歳馬。6歳まではダートを主戦場としていた経験豊富な古豪だ。

重馬場の22年函館記念を制してからは勝利から遠ざかっていたが、ダート時代にオープン戦2勝など得意としていた東京コースに血が騒いだか。持ち味の末脚を活かし、約2年ぶりの勝利、ならびに重賞3勝目をもぎ取った。

馬主は金子真人ホールディングス株式会社、生産者は安平町のノーザンファーム

  • ハヤヤッコ
  • (牡8、美浦・国枝厩舎)
  • 父:キングカメハメハ
  • 母:マシュマロ
  • 母父:クロフネ
  • 通算成績:42戦7勝
  • 重賞勝利:
  • 24年アルゼンチン共和国杯(G2)
  • 22年函館記念(G3)
  • 19年レパードS(G3)

1着 ハヤヤッコ(吉田豊騎手)
「嬉しいです。最後まで頑張ってくれた馬に感謝します。

先生と話して、ゲートを出していかないと行く気がないので、しっかり出していってということでしたが、馬自身がしっかり出てくれました。

道中はリズムよく走って、外に出してからは前をどれだけ交わせるかでした。キレるタイプではないけれど、一完歩ごと伸びてくれました。左手前に変えてもうひと伸び。8歳馬ですが、最後まで頑張ってくれました」

2着 クロミナンス(戸崎圭太騎手)
「ポジションはちょうど良かったし、馬のリズムも調子も良かったです。ただ追い出してからは、もう少しやりようがあったかな……人気に応えられず申し訳ないです」

3着 タイセイフェリーク(大野拓弥騎手)
「格上挑戦でしたが、堂々と競馬してくれました。真っ向勝負で挑んで頑張ってくれました」

4着 アドマイヤハレー(田辺裕信騎手)
「少しわがままというか、自由な馬で状態がわかりづらいんですが、東京で結果を出しているし合うのでしょう。重賞でこれだけやれているのであれば、あとは気持ち次第だと思います」

5着 マイネルメモリー(シュタルケ騎手)
「ペースが流れていましたが、リズム良く道中走れて、脚をためられました。加速するのに時間がかかりましたが、しっかり脚を使ってくれました。初重賞で頑張ってくれました」

6着 セレシオン(荻野極騎手)
「前走より馬に活気があって状態がよかったです。気分よく運べたし、伸びそうだったんですが……悔しいですね」

7着 メイショウブレゲ(酒井学騎手)
「スローになると思っていましたが、流れて理想な位置を取れました。上手く立ち回れたし、道中も力むところもなく、上手に走れて直線の手応えも良かったです。今日の感じだと馬場の内・外の差があったと思います。いつもほど弾けなかった。最近の走りをみると、重賞に手が届くくらいの力をつけてきています」

8着 サヴォーナ(池添謙一騎手)
「自分のポジションで競馬できましたが、全体的に流れて若干早く動かないと行けなくなりました。道中は良かったんですが、もう少し我慢できたら。直線は空いたところからジリジリと伸びましたが、後ろからの展開が向きませんでしたね」

ハヤヤッコ
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