【東京スポーツ杯2歳S】伝説の新馬戦!ダービー馬タスティエーラを超えた「超A級」素質馬候補

新馬戦を好タイムで制したクロワデュノール

新馬戦を好タイムで制したクロワデュノール


突然ですが、今年の7月に競馬ラボで公開した『G1競走9勝の名馬と酷似!?極上の素質を秘めた1頭』と題した記事を覚えておいででしょうか。

記事内では、注目を集めるヤマニンウルスが名馬エスポワールシチーと並ぶ才能を秘めていることを指摘。結果としてヤマニンウルスは初重賞のプロキオンステークスを3馬身差で制しました。

そして今週の11月16日(土)に行われる東京スポーツ杯2歳ステークス(G2、東京芝1800m)でも、勝るとも劣らない素質馬候補を発見。その馬とは北村友一騎手が騎乗するクロワデュノールです!


クロワデュノール(牡2)
2歳新馬・東京芝1800m

全体時計 1分46秒7
後半5ハロン 57秒3
(11.9-11.5-11.3-11.1-11.5)

東京芝1800mの2歳新馬戦において、ラスト5ハロン58秒5を切ることのできる馬はそう多くありません。過去の記録を全て見返しても該当馬は10頭に満たず、この中には皐月賞馬ソールオリエンスやジオグリフの名前も。

しかしクロワデュノールはその58秒5という壁を大きく飛び越えるラスト5ハロン57秒3、全体時計1分46秒7という大記録を樹立。ジオグリフもラスト5ハロン57秒3を叩き出してはいますが、全体時計は1分48秒2というものでした。


タスティエーラ(牡2)
2歳新馬・東京芝1800m

全体時計 1分47秒2
後半5ハロン 58秒3
(12.4-12.4-11.2-11.1-11.2)

上記の優秀なラップを刻んだ馬たちの中でも、全体時計を1分47秒台でまとめることができたのはたった2頭だけ。そのうちの1頭が何を隠そう23年のダービー馬、タスティエーラです。

クロワデュノールはこの上を行く時計を出しているだけに、少なくとも数字だけ見ればG1級。近年の馬場が著しく高速化しているとはいえ、今後の飛躍を期待せざるを得ない1頭です!

(※記載の数字は馬の個別ラップではなく、レースラップを参照しています)