【マイルCS】13年ぶり参戦!欧州G1競走3勝の外国馬「R.ムーア騎手チャリン」の取捨

チャリンとコンビを組む名手・R.ムーア騎手

チャリンとコンビを組む名手・R.ムーア騎手


秋のマイル王決定戦・マイルチャンピオンシップ(G1、京都芝1600m)、皆さんが今年頭を悩ませているのは外国馬チャリンの取り扱いでしょう。

翌週に控えるジャパンCに対して、マイルCSの外国馬参戦は珍しく、11年のサプレザ、イモータルヴァース以来13年ぶりの参戦となります。

▼マイルCSの外国馬の成績
[0-0-2-9]勝率0% 複勝率18.2%

●5番人気以内に推された外国馬
11年 3着 サプレザ
11年 7着 イモータルヴァース
10年 4着 サプレザ
09年 3着 サプレザ
06年 7着 コートマスターピース
04年 14着 ラクティ

参戦したのべ11回中、6回が5番人気以内。多くの実力馬が参戦しながらまだ連対圏には入れていません。

ここで注目したいのは11年。この年は2頭が参戦し、サプレザが4番人気3着。対してイモータルヴァースが3番人気7着という結果でした。

実はこの2頭、同年のフランス・ジャックルマロワ賞でも激突しており、イモータルヴァースがサプレザ(3着)を完封しているのです。しかし日本ではこの2頭の着順は逆となりました。実績だけでなく日本適性の有無が問われます。

では今年のチャリンはどうかというと、そのジャックルマロワ賞を1分33秒98の好タイムで楽勝。今年は完全に本格化し、英国でもクイーンアンS、クイーンエリザベス2世Sと2つのG1を勝つなどコースを問わず好走を続けています。

実績だけならサプレザよりも上、イモータルヴァースとは同格。しかもジャックルマロワ賞を好時計で勝っているように、速いタイムのレースにも対応した実績があるのは要チェックです。

しかも同父Dark Angelの産駒であるマッドクールは今年の高松宮記念を勝っているように、すでに日本実績を挙げています。馬場が荒れ始めた今の京都なら、外国馬が初めてマイルCSで連対する可能性も十分と言えるでしょう!