【2歳馬情報】有馬記念ウィークにグランプリホースの妹がデビュー!

いよいよ有馬記念ウィーク。2024年の日本競馬はクライマックスを迎える。グランプリウィークにも多くの良血馬、評判馬がデビューするが、今週も厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が紹介していく。

◆12月21日

●中山芝1800m

ウインスティーガ(牡、ウインブライト×コスモチェーロ、美浦・手塚厩舎)
半姉ウインマリリン(香港ヴァーズ勝ち馬)、半兄ウインマーレライ(ラジオNIKKEI賞勝ち馬)。1週前の追い切り(以降も時計は、主に1週前のもの)は、ウッド5F68秒3-11秒5の時計をマークしている。鞍上は戸崎騎手の予定。

ジョスラン(牝、エピファネイア×ケイティーズハート、美浦・鹿戸厩舎)
全兄エフフォーリア、半姉ペリファーニア(現2勝、桜花賞3着。※現役馬の成績は12月13日現在、以降同)。1週前はウッド5F69秒5-11秒9と目立たないが、2週前はウッド5F67秒8-11秒7の時計が出ている。鞍上は横山武騎手の予定。

ワスカル(牡、モーリス×コパカティ、美浦・森一厩舎)
母は2勝。おじジオグリフ(皐月賞)。1週前はウッド5F66秒6-11秒6、2週前のウッド5F65秒9-11秒9と上々の時計を連発している。鞍上はマーカンド騎手の予定。

●京都芝1600m

リーティアコナル(牡、Kingman×fahan Mura、栗東・友道厩舎)
母は北米G3勝ち馬。追い切りはCW6F80秒5-11秒2。「入厩後はウッドチップ、坂路、ポリトラックやプールを併用して調整。まだ体質的に弱さはあるが、キレのある動きで時計も水準以上。父譲りの瞬発力が武器か」と記者の話。鞍上はムーア騎手の予定。

フランクスピード(牝、Frankel×インピード、栗東・高野厩舎)
おじReefscape(フランスG1勝ち馬)。追い切りは坂路54秒8-12秒5。「スピード能力が高い母系らしく、前向きなマイラータイプの印象。距離はある程度短いところで、血統的にも適性は1200〜1600mあたりか」と記者の話。鞍上はCデムーロ騎手の予定。

デアリングエア(牝、エピファネイア×デアリングバード、栗東・杉山晴厩舎)
全姉デアリングタクト(牝馬3冠馬)。1週前は坂路54秒0-12秒2、2週前は坂路52秒9-12秒6の時計が出ている。鞍上は松山騎手の予定。

ソレエスピアージャ(牝、キタサンブラック×アマルフィコースト、栗東・松永幹厩舎) 母は2勝(阪神牝馬S2着)。2週前までは坂路で速い時計を出していたが、1週前のCWでも6F80秒3-11秒4の好タイムをマークしている。鞍上は武豊騎手の予定。

サンタンドレア(牝、エピファネイア×サラキア、栗東・池添厩舎)
母は4勝(府中牝馬S勝ち馬、G1で2着2回)、おじサリオス(朝日杯FS勝ち馬、G1で2着2回)、おばサリエラ(現3勝、重賞2着2回)。2週前までは目立たなかったが、1週前はCW6F82秒8-11秒4の時計を出し、血統面も含め注目度を増している。鞍上はルメール騎手の予定。

●京都ダート1400m

チームビルディング(牡、サトノアラジン×サリエル、栗東・新谷厩舎)
母は4勝(ファルコンS3着)。半兄リメイク(国内外で重賞5勝)。CW6F83秒2-11秒8の時計が出ている。鞍上は、兄リメイクの主戦でもある川田騎手の予定。

◆12月22日

●中山芝1600m

ディオデルマーレ(牡、ロードカナロア×シーティス、美浦・堀厩舎)
母はイギリスG2で2着。半兄ダルダヌス(現JRA2勝、地方2勝)。ウッドで好時計を連発し、デビュー予定だった11月23日東京マイル戦も有力視されていたが、挫跖で回避。幸い回復は早く、再調整して当レースでデビュー予定。ウッド6F82秒3-11秒4と時計も出ており、再度期待したい。鞍上はムーア騎手の予定。

プリムツァール(牝、イスラボニータ×プレミアステップス、美浦・蛯名厩舎)
半兄ドーブネ(現6勝、中山記念2着)。追い切りはウッド5F68秒0-11秒5。「馬体重は450キロ前後。時計は目立たないが、フットワークの良さは目につく。軽い走りで、回転が速いスピードタイプ」と記者の話。鞍上は坂井騎手の予定。

●京都芝1800m

コスモグローリー(牡、キズナ×フォルト、栗東・北出厩舎)
母は北米G1勝ち馬。1週前は坂路54秒7-11秒9。8日の日曜日にもCW6F81秒2-11秒8の速い時計を出しており、仕上がりは急ピッチに進んでいる。

マトラコーニッシュ(牝、サートゥルナーリア×エアマスカット、栗東・池添厩舎)
半兄エアミアーニ(現3勝)、祖母エアメサイア(秋華賞勝ち馬)。追い切りはCW6F82秒7-11秒2の好タイムをマークしている。鞍上は北村友騎手の予定。