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親友との別れ…大号泣の送別会を乗り越え今週末の京都競馬に挑む【永島まなみ騎手コラム】
2024/12/20(金)
先週のターコイズSは悔しい結果に終わったまなみ騎手。反省と収穫を胸に、自厩舎の愛馬たちと上位進出を狙う今週末の展望、そして先週の中山の迷子事件から、"親友"との涙のお別れ、河原田菜々騎手との対談第3回など、今週も盛りだくさんでお届けします!
中山で迷子に!?スタートに悔いが残るターコイズS
——先週末は自厩舎の"ペイちゃん"ことペイシャフラワーとターコイズSに挑まれましたが、スタートが悔やまれる内容でしたね…
本当に、出遅れが全てで申し訳ないです…
PN.水無月さんご提供
——「ゲートの中でソワソワした」、とのことですが、普段からそのような面はある馬なのでしょうか。
普段の時もゲートに入るとプルプルする時はあるんです。結構敏感なところがありまして、福島牝馬Sの時もそうだったのですが、お客様がファンファーレに乗って拍手してくださる時に、その音に反応するところがあるんです。
ゲートに入る前、拍手と歓声が聞こえてから雰囲気が怪しくなり、入ってからもちょっと足踏みするところがあり…。加えて隣のルメールさんが乗っていたミアネーロがゲートの前扉に突っ込むところが一度あって、それもあってペイちゃんの駐立もどんどん悪くなってしまいました…
最後出る時はトモが後ろに開くような駐立で、スムーズに出してあげられなかったです。「ペイちゃん我慢してー!」とは言っていたんですが、じっとせずまずいなとは思っていました。
PN.水無月さんご提供
——ジョッキー心理を伺いたいのですが、なるべく逃げたい馬でスタートが決まらなかった場合、心理的にはすぐに切り換えられるものなのでしょうか?
すぐ切り換えないと中途半端になって余計にダメなんです。今回はゲートを出てから左に寄るロスのあるスタートを切ってしまいましたし、出遅れてからハナにこだわって脚を使うと馬もしんどくなってしまいます。やはり切り換えが大事だなと思います。
——後方からとなったペイシャフラワーでしたが、上がり600mのタイムはメンバー中2位タイと、内目からしぶとく伸びていたのが印象的でした。
そうですね、福島牝馬Sの時もそうだったのですが、切り換えて腹をくくって後ろから行ったら最後脚は使ってくれたので、スタートが全てでした…
——そんなペイちゃんの次走は…
賞金などが足りていれば京都金杯(1月5日日曜、中京芝1600m)に行くプランがあるようです。出走枠に入らなかったら中山のニューイヤーS(1月13日月曜、中山芝1600m)に連れていくかもと聞いています。次はゲートに入る前に二重メンコなどをして対策を取っていこうかという話になっています。次、頑張ります!
PN.水無月さんご提供
——個人的に心配していたことがあります。先週のコラムでは"中山競馬場で迷子になる可能性がある"とおっしゃっていましたが、久々の中山、迷子にならなかったでしょうか。
迷子になって、全然分からなくて色々な人に聞きまくりました…。
——迷子になってしまったのですね…
はい!方向音痴で…
——大変元気なお返事ありがとうございます。
あはは(笑)。まず調整ルームの部屋がどこにあるか分からなくて。
PN.水無月さんご提供
——一番大事なところから話が始まりました。
そうなんです。私の部屋は3階だったんですが、どこにあるか分からずに3階でウロウロしていました。新しくできたほうの調整ルームの中が分からず、しかも私が着いたのが18時とか19時くらいであまり人もいなくて、電気も付いていなくて真っ暗で、余計に中がどうなっているのか分からなかったんです。
3階をウロチョロした後、一度1階まで降りてJRAの職員さんに「私の部屋ってどこですか…」と聞いて…(笑)。2度目の中山なんですいません…と先に謝っておきました(笑)
——そして翌日、土曜の朝は…
検量室にどう行けばいいか分からず、また迷子になりました(笑)。中山は調整ルームを出て右のところに階段があって、そこを降りれば地下馬道に出られるんです。
でもそれを知らなくて、またJRAの職員さんに「検量室ってどうやっていけばいいですか…」とまた聞いて、自転車でなんとか検量室に辿り着きました…
——まさかJRAの職員さんも2度聞かれるとは思わなかったでしょうね…
そうなんです(笑)。めちゃくちゃ申し訳なかったです…
——中山という競馬場は結構迷いやすい構造なのですか?
全然シンプルでした(笑)。私が一度行ったっきり覚えてなくて…。3年前の中山ヤングジョッキーの時は競馬学校を卒業してまだすぐだったので覚えていたのかもしれません。おバカなので記憶力に乏しいところがあるので3年経って忘れていました…
——ちなみにこの機会に伺ってみたいのですが、中央の全ての競馬場で騎乗されているまなみ騎手にとって、一番構造が複雑で迷いやすい競馬場はどこなのか気になります。
複雑…どこだろう…。どの競馬場も特徴があって、東京競馬場と新潟競馬場と小倉競馬場は調整ルームから検量室までがめちゃくちゃ遠いんです。
函館と札幌はすごく近いんですが。小倉はあまりに遠くて、調整ルームから検量室までバスが出るんです(笑)
——バス。
そうなんです、迷いやすいということはないのですが距離が遠いので、みんな"2R空いたからちょっと調整ルームに戻ろう"とか、そんなことにはならないと思います(笑)
——末脚といえばターコイズSの日の中山3R・2歳未勝利で騎乗されたウインレアリゼも、6着とはいえ上がり600mメンバー中最速の脚を使って馬群の中からしぶとく伸びていましたね。
厩舎の方から「集中力に欠けるところがあるかも」と伺っていましたが、最後まですごく集中して走れていました。スタートしてもう少し行き脚がつけば理想的ですが、今後もう少し力をつけてくればすぐに勝ち上がりそうな感じを受けました。
——ここまでの4戦は全て1200m以下ですが、距離はこのくらいがいいのでしょうか?
1400mまでなら許容範囲かなと思います!
"親友"との別れ…大号泣の送別会
——先週日曜の競馬から気になったのはジャマンに騎乗された中京3R・3歳上1勝クラスで、発走前に2つ隣のカーマンラインがゲートの中で暴れ競走除外となっていました。ジャマンの隣の枠であるガウラスパークのほうに脚が出ていたように見えたのですが、あれは大丈夫だったのでしょうか。
あの時、周りにいたジョッキーがガウラスパークに乗っていた(石田)拓郎に「危ない危ない!」と言ってましたね。そこまで危機的な感じではなかったのですが、「気を付けろよー!」みたいな声は飛んでいました。
結局ガウラスパークが一度ゲートの外に出されたのですが、カーマンラインが再度こちらを向いて、ゲートの柵を乗り越えようとしてきたんです。私は隣の隣の枠だったんですが、脚を伸ばしてきたんで一瞬ジャマンに当たるんじゃないかと思ったくらいでした。危なかったです。
——ゲートの中で立ち上がる馬などはよく見かけます。隣の枠でビックリしたことがあれば伺ってみたいです。
ゲートの中で隣の馬が思い切り突進して、ゲートを突き破っていった時がありましたね。アクシデントと言ったらこれです。
小さいものだと、たまに隣のジョッキーがダート板を着け忘れていることがあるんです。「あ!ダート板!」と言って急いで着けている時があります。まあ私もあるんですけど(笑)
——ダート板の着け忘れはジョッキーの皆さんの中ではあるあるなのですね。
そうなんです。先週面白かったのが、日曜の中京のダートのレースで、克駿さんがダート板を忘れてきてしまったんです。それでゲートの裏で「誰かダート板2枚持ってないか?」という話になったんです。
そしたら横山(琉人)くんが2枚持っていたんです。で、横山くんが克駿さんにダート板を貸したら、次のレースで今度は貸した横山くんがダート板を忘れて…。2連続だったので、レース前のポケットの輪乗りの時に盛り上がりました(笑)
克駿さんが誰か2枚持ってないかと必死に探して、貸した横山くんが次のレースで忘れた今回の件は面白くてみんな笑っていました。
——やはりダート板はないと大変なのでしょうか。
砂が顔に当たってめちゃくちゃ痛いんです、冬場は特に砂が当たると痛いんで…
——なぜそうなるのに忘れてしまうのか…
本当にそうです(笑)
——ちなみにジャマン関連で、PN.きゃべつ太郎さんから「日曜に中京競馬場に行ってきました。親友のジャマンは史上最強に機嫌が悪かったということでしたが、レースに行ってどうでしたか?また、レースが終わっても機嫌が悪かったのでしょうか」というご質問をいただいています。
理想は逃げたかったのですが、最初ゲートを出た時に躓くところがあり行けなくて…。レース後もそんなに機嫌が良くならなかったんです。今回のレースを最後に引退し、乗馬になることになりました。
——今回がラストレースとなったのですね…
昨日ジャマンが退厩したのですが、号泣しながらお見送りしてきました…
大号泣してしまったんですけれど、そんな私に一旦スッと寄り添ってくれたんです。でも最後の最後で頭突きされてしまって、最後の最後までジャマンらしいなと思いました。
お別れの日、ジャマンと担当の梶原助手 ※まなみ騎手ご提供
——思い出の一頭となりましたね。
そうですね、ジャマンは新馬勝ちさせてもらった馬で、そこから色々教えてもらうことも多かったですし、ずっと大好きな子でした。最後まで頑張って走りきってくれましたし、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ジャマンに教えてもらったことを今後の競馬に生かせればと思っています。
——そういえばコラムの今週号の質問を考えていて本当に偶然気づいたのですが、先週日曜、セレッソデアモールで挑まれた中京12R・尾張特別が記念すべきJRA通算2000回騎乗でした。おめでとうございます。
あ、そうだったんですね!ありがとうございます…!
自厩舎の馬たちと挑むグランプリウィーク!
——2場開催となる今週は土日共に京都で騎乗され、除外などもあり土曜3鞍、日曜4鞍の計7鞍を予定されています。いつも通り実戦、調教で騎乗経験のある馬を中心に伺いますが、まずは土曜、京都1R・2歳未勝利の"ケンちゃん"こと自厩舎ケングロリアは3カ月ぶりの休み明け、距離延長となります。
ケンちゃんに騎乗するまなみ騎手
調教の感じからするともう少しやれてもいいと思うのですが、まだトモに緩いところがあります。それでも少しずつ動けるようになっていますし、距離延長でもう少しポジションを取れれば理想的かなと思います。
——坂路の最終追い切りではまなみ騎手が騎乗され、マナミンと併せ馬をされていました。前走から成長した点を伺ってみたいです。
元から調教は動けるほうではあったのですが、併せてからの反応も良かったですし、時計は少し遅めとはいえ手応え良く上がってきてくれました。体を使える範囲も少しずつ大きくなっていますし、少しずつ動けるようになってきているのかなと感じています。
——5R・2歳新馬のフリアフロリダは今月頭に追い切りに騎乗されています。豪州産馬で半年生まれが遅い、8月生まれの女の子ですね。
南半球産なので50kgで出られるんです。追い切りに乗せていただきましたがかなり前向きさがありましたし、全然生まれが遅いことを感じさせない動きでした。楽しみです!
——9R・万両賞の自厩舎サニーサルサは芝に戻しての一戦となります。
前走ダートで乗せていただいたのですが、芝のほうがいい走りをしてくれていますね。調教の動きからするともう少しやれていい子だと思うので、再度の芝で頑張ってくれたらなと思います。
——中一週の実戦となりますが、テンション面がポイントとなりそうでしょうか。
そうですね、イレ込みやすいところがあるので、落ち着いてゲートまで行ければですね。
——日曜に話を移しまして、3R・2歳未勝利の"アルちゃん"こと自厩舎アルサクレイグは2カ月ぶりの実戦となります。巻き返しが期待される一頭です。
変わらずかなりテンションの高いところがあり、行きっぷりが良さそうなところがあります。ただそれがアルちゃんのいいところでもあると思っているので、ゲートが開くまでに上手くテンションを上げ過ぎずいければなと思います。
——前走時にコラムで「理想で言えば揉まれない形がいい」とおっしゃっていました。現状理想はハナに行き切る形なのでしょうか?
ですね、ハナに行き切って淡々と運べたほうがいいのかもしれません。
——続く4R・2歳新馬の自厩舎バイマイセルフはベストウォーリア産駒の男の子です。2週前追い切りに騎乗されています。
普段はおっとりというか、自分から歩かなかったり我の強いところを見せることはありますが、走り出せば素直で、跳びの大きな綺麗な走りをしてくれる馬です。ワンペース気味ではあるものの、この子の良さを引き出せればなと思います。
——コラムを読んでいただいている方の中には覚えていらっしゃる方もいるかもしれません。2か月前に一度、"親友ジャマンに似ている子"ということで登場した馬でしたよね。
そうなんです、私がジャマンと間違えてスタッフさんから"ジャマン好き失格"と大ブーイングを浴びたあの事件です…
ジャマン(上)に似ている?バイマイセルフ(下) ※まなみ騎手ご提供
——ちなみにニックネームとどんな男の子か教えていただけると嬉しいです。
私は普段"バイマイ"と呼んでるんですけれど、馬房の中でもおとなしいんです。暴れたりはしないですし、行きたくない時は急に止まったり我の強いところはありますが、基本は素直ですごく人懐っこいです。噛まないですし、可愛い男の子です。ジャマンっぽさがあります。
——7R・3歳上1勝クラスのルージュルミナスとは7走ぶりのコンビ結成となりました。
テンのスピードはすごく持っている馬だと思っていますし、再度乗せていただけるということで、減量を生かしてスムーズに運びたいです。行き過ぎると最後脚がなくなってしまうので、前に行った中でもそこで脚を溜められる競馬ができればなと思います。
快適な永島タクシー!?仲良し先輩後輩トーク第3弾
競馬学校の凄まじいメニューに大苦戦!? 永島まなみ騎手×河原田菜々騎手の対談第2回はこちら!
——河原田菜々騎手を迎えたまなみトーーク第3回は、ファンの方からいただいた色々な質問に答えていただこうと思います。まずはPN.くろくもさんから「お二人は一緒の競馬場で乗る機会も多いと思いますが、その時どのような会話をしていますか?」という質問をいただきました。
永島まなみ騎手(以下まなみ):何喋ってるんやろね?この前なんかは「まなみさん!この馬チャンスあるんすかっ?」みたいな感じで声掛けられました(笑)
河原田菜々騎手(以下菜々):お風呂場で話になることも結構ありますよね。私が汗取り結構長くて、美駒ちゃんとかも長いんで一緒になるんですけれど、そこにまなみさんがちょっと入ろうかなって感じで来ることが多いです。
——PN.かなさんからの質問です。「普段女性騎手同士の女子会や遊びに行ったりなどはあったりしますか」というメッセージをいただきました。
まなみ:私はないですね…
菜々:私は結構ありますね。この前(小林)美駒ちゃんと一緒に浅草に行ってきました!
——競馬帰りにまなみ騎手とごはんに行ったりする時はあるのでしょうか?
まなみ:私はもうすぐに帰っちゃう派なので(笑)
菜々:たまにお誘いするんですけれど、「おうちでゆっくりするわ~」って返ってきます(笑)。この前みんなでたこ焼きパーティーをやったんですけれど、大体そういう時もまなみさんを誘う流れにはなるんです。でも…(笑)
まなみ:今度はちゃんと参加しておきます、乱入します(笑)。菜々ちゃんとはたまに行きますね。草津近辺のご飯屋さんは菜々ちゃんがよく知ってるので、選んでくれるんです。ありがたいです。
——PN.Sさんから「2人で競馬場に移動されたりしますか?」というご質問をいただきました。
まなみ:たまに一緒に行くよね?
菜々:行きますね、新幹線が一緒だったりしたら「まなみさぁん!」って言いながら寄っていきます(笑)。この前だと台風で金曜早めに中京の調整ルームに入らないといけなくなった時も、まなみさんに車で送ってもらいました。
まなみ:あの時は競馬場からの帰りも菜々ちゃんを乗せて帰ってきました(笑)
——まなみ騎手はしょっちゅう後輩の送迎をしていますよね。
まなみ:そんなことないですよ(笑)
菜々:この前、柴田送迎してたじゃないですか!
まなみ:ああ裕一郎(笑)。伊丹空港からトレセンまで帰ってくる時だ。
——永島タクシー。
まなみ:裕一郎あたりからはお金取ってもいいかもしれない(笑)。伊丹からトレセンまで帰ってくるのって結構しんどいんです、バスと電車乗り継いだりして。私は車で行ってたんですけど、裕一郎が「乗せてください!」って言うんで。
——すごく優しい先輩ですね。
まなみ:命の保証はしませんよ(笑)
菜々:まなみさん運転上手いですよ!
まなみ:そんなことはない(笑)。免許といえば(田口)貫太が免許取ったんですよね。車も買って。
菜々:乗りました?
まなみ:乗った!まあまあかな(笑)
嫌いなものは冷凍ニンジン!?永島先輩がかわいい後輩の素顔に迫る
——少々プライベートな話になるのですが、PN.かなさんから「休みの日は何をされているのでしょうか」というメッセージをいただきました。
まなみ:私は一歩も家から出ないことのほうが多いです(笑)
菜々:私はNetflixを見たりしてるんですけれど、趣味が乗馬なのでたまに乗馬に行ったりしますね。乗馬以外だと…昔はソフトボールしてたんですけどね。それこそ小学生の頃なんですけど。今はバッティングセンターにたまに行ったりして、ラウンドワンで打ってます(笑)
——ラウンドワンに行ったら河原田騎手がバッティング練習してる光景を見られるかもしれないのですね。
まなみ:新鮮ですねそれ(笑)
——まなみ騎手はよく料理をされているイメージがあります。河原田騎手も何か作られたり…?
菜々:…たまに、ですね(笑)。作り過ぎて食べ過ぎてしまうのを避けたいので。ただ外食も多くなってしまっている分、最近なるべく自炊はしようとしてます。最近だとイタリアンっぽく、シャケ焼いて、オリーブオイルかけて…。料理名が思い出せません…
まなみ:カルパッチョ?
菜々:カルパッチョじゃないですね…
まなみ:ムニエル?なんだ?(笑)
菜々:よく分かんないんでムニエルにしといてください(笑)
——好きな食べ物はお好み焼きと伺っています。
菜々:やっぱり大阪生まれなんで、お好み焼きとたこ焼きが好きですね。そのままコテで食べるのが一番好きなんです。
まなみ:おいしいよね。私もコテ使ってそのまま食べるのやります。鉄板で焼いて。実家でも鉄板焼でよく出てきました。
——逆に嫌いな食べ物も伺っておきます。
まなみ:私はもう生レバー。まだ生レバーがOKだった時に一回だけ食べたんですけど、あの食感と血のような感じがダメで。生レバー以外はもう何でも食べれるんだけど。
菜々:私は冷凍ニンジンなんです…
まなみ:冷凍ニンジン(笑)
菜々:幼稚園の時に、お弁当箱にニンジンが入ってたんですよ。食べた時にすんごいまずくて。お母さんになにこれ?と聞いたら、「あ、それ冷凍したニンジンやわ」と言われて…。そこからもう嫌いになりました。「ちゃんとチンした」とお母さんは言ってたんですけど、本当かどうか…。むっちゃ嫌いです。
——他には嫌いな食べ物はないのでしょうか?
菜々:ないんですよ、他は全然食べられます。
まなみ:また一緒だ(笑)
——他のインタビューを拝見させていただいたところ、韓国ドラマがお好きだとか。
菜々:そうですね、大好きなんでよく見てます!
まなみ:私も好きなのでよく見てますね(笑)
菜々:まなみさん、最近の推しドラマなんですか?
まなみ:推し…。"涙の女王"とか最近の中だと良かった…。
菜々:私はもう王道の"わかっていても"が好きですね。
まなみ:あれ面白いよね!
菜々:もうキュンキュンです(笑)。私が見るのはこの系統です。乗馬や韓国ドラマ以外だと私、お笑い好きですね。お笑いといえばまなみさんも好きでしたよね?
まなみ:私、ジャルジャルさんが好き。もう半年くらい前からジャルジャルさんにハマって、毎回ジャルジャルさんのチャンネルを見てます(笑)
——これは1年以上コラムを担当している私も初めて聞きました。
まなみ:まだ言ってませんでしたか(笑)。菜々ちゃんは?
菜々:私、千鳥さんとかまいたちさんのやり取りがめっちゃおもろいなって。あとは陣内智則さんも好きですけれど、やっぱりダウンタウンさんかな…。チョコプラさんもYouTubeでよく見てます。
——そういえば新しい趣味として、まなみ騎手は前からバンジージャンプをやりたいとよくおっしゃっていますよね。
菜々:バンジージャンプいいっすね!
まなみ:お、仲間ができた(笑)。これ企画して今度ちょっと飛んできます(笑)
菜々:怖いですけれどやってみたいです。あと私、スカイダイビングがやってみたいです。
まなみ:バンジージャンプを上回ってきた(笑)
——PN.えりさんから「まな民の皆さんが知らないような、まなみちゃんの意外な一面などあったらぜひお教えてください!」という質問もいただいています。
菜々:意外な一面…。どうやろ。あ、ありますよ。普段めちゃくちゃ優しい、親しみやすい先輩なんですけれど、まなみさんがゲートの中でちょっとうるさい馬に乗っていた時に、ちょっと危ない仕草をしたところで全力で怒ってました(笑)
まなみ:あはは(笑)。「クォラァッ!」って(笑)
菜々:うるさくて危ない馬とかだったら、まなみさんが「オイッ!」って言ってます(笑)
まなみ:レースが終わった後に、いろんな先輩から「あれ誰の声や…」って言われます(笑)。ゲートの駐立が悪い子には怒るんですけれど、その時に出す声が皆さん男の人の声だと思っていて、私だと思わなかったみたいで。みんなにビックリされました(笑)
菜々:あとはなんやろ…。あ、はいはいはい!まなみさんはいつも競馬場にサラダスパゲティとカルピスソーダと三ツ矢サイダーは絶対持ち込みます(笑)。これもう袋の中身見ただけで絶対まなみさんのだって分かります。
まなみ:持ち込んでる(笑)。次の日の夕食用にいつもサラダパスタ買ってるけれど、その時に菜々ちゃんに「今日なんのサラダパスタっすか?」って毎回聞かれる(笑)
菜々:「勝つためにカツ丼食べた!」って言ってたりするのも可愛いです!
まなみ:そういう日に勝てなかったりね(笑)
——PN.雪さんから「一人っ子と伺っていますが、一人っ子で良かったですか?そして三姉妹のまなみさんは一人っ子が良かったですか?」という質問をいただきました。
菜々:そうですねぇ。結果論、一人っ子じゃなかったらジョッキーになれていなかったと思うので。引っ越しもしてもらってますし。兄弟がいたらお金も掛かったでしょうし、引っ越しになると兄弟の気持ちも考えないといけないので。ただお兄ちゃんが欲しかったです(笑)
まなみ:なんやかんやで私は三人姉妹で良かったなと思いますね。私もお兄ちゃんが欲しかった(笑)。ただ単に憧れなんだけど。
——ジョッキーの中でこの人がお兄ちゃんだったらな、と思う方はいますか。
菜々:誰やろ…。あ、(団野)大成さんなんかはお兄ちゃんだったらいいなと思いますね。
まなみ:分かる。優しいし面白いしね。
菜々:あとは(小沢)大仁さんなんかもいいお兄ちゃんになりそうです。
まなみ:ザワはそう!優しいし。
——ちなみにお父さんにするなら…
菜々:お父さんにするなら私は(武)豊さんです!安心感が凄くないですか?
まなみ:私、幸(英明)さんですね。優しさの塊。ヒデ様。
菜々:ああ、幸さん!和田(竜二)さんも面白いですよね!
まなみ:和田さんも面白い(笑)
——数多くの質問に答えていただきありがとうございました。最後に、来年の目標を伺わせてください。
まなみ:今の時点で30勝(取材は11月25日)なんですが、去年より下がっちゃっているので、来年はもっと一つずつ積み重ねていけるよう頑張ります!
菜々:私は3年目になって、また新しい後輩たちが入ってくるので、前年より勝てるように、一つ一つ積み重ねて頑張りたいなと思います!
河原田菜々騎手登場!第一印象は衝撃的!? 永島まなみ騎手×河原田菜々騎手の対談第1回はこちら!
※ジャマンには"親友"として数えきれないくらい"まなみの学び"に登場していただきました。感謝の気持ちを込めて、これまでのまなみ騎手とジャマンの歩みを掲載させていただきます。競走馬生活、お疲れ様でした。大変ありがとうございました。
いつも永島まなみ騎手コラム"まなみの学び"をご覧いただきありがとうございます!コラム開始1年4カ月、ここまでまなみ騎手に色々な質問に答えていただきました。
"ファンの皆様と共に歩む"コラムとして、これからもファンの皆様の質問を幅広く頂戴し、ご本人に聞いていこうと思っております。
競馬に関すること、そして日常生活について、永島まなみ騎手にこれだけは聞いてみたい!ということをぜひご応募ください。頂いたご質問、メッセージは上記のようにご本人に届けさせていただきます。
すべてのご応募はメールにて受け付けております。メールの件名に「まなみ騎手へ」、本文にお名前(ペンネーム)を記載の上、以下のアドレスまでご質問をお願いいたします。皆様ぜひご投稿よろしくお願いします!
manami_nagashima@keibalab.jp
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