【3歳馬情報】ドウデュースの弟が武豊騎手を背にダートでデビュー!

2024年の競馬も終わり、2025年シーズンがスタート。年明けから多くの良血馬、評判馬がデビューするが、今週も厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が紹介していく。

◆1月5日

●中山芝2000m

カレラエンブレマ(牡、サートゥルナーリア×メジャーエンブレム、美浦・田村厩舎)
母は5勝(G1を2勝)。12月28日の中山芝2000m戦を除外となり、ここへ回る予定。1週前の追い切り(以降も時計は、主に1週前のもの)は坂路52秒7-12秒2の時計が出ている。鞍上は横山武騎手の予定。

ロフティストーリー(牝、マインドユアビスケッツ×ロフティーエイム、美浦・久保田厩舎)
母は3勝(福島牝馬S勝ち馬)。半兄エイムアンドエンド(平地3勝、障害1勝)、おばメーデイア(交流G1勝ち馬)。追い切りはウッド6F82秒5-12秒8。終いはかかってしまったが、全体時計は水準をクリアしている。

キングズトゥルー(牡、ウインブライト×クイーンズトゥルー、美浦・大竹厩舎)
おじ・おばにサウンドトゥルー(交流含むG1・3勝)などオープン馬が7頭。ウッド6F81秒7-11秒6と全体、終いともに上々の時計が出ている。鞍上は菅原明騎手の予定。

●中山ダート1800m

ホウオウサムレット(牡、ブリックスアンドモルタル×ビキニブロンド、美浦・田中博厩舎)
母は4勝。半兄ホウオウカブキ(3勝)、おじサーブルオール(平地5勝、障害2勝)、ジャンカズマ(4勝)。1週前はウッド6F84秒4-11秒7だが、2週前はウッド6F82秒2-11秒8と上々の時計をマークしている。

マウントバーノン(牡、ルヴァンスレーヴ×ワシントンレガシー、美浦・戸田厩舎)
母は3勝。おじポトマックリバー(4勝)、近親ミッキードリーム(朝日CC勝ち馬)。ウッド5F67秒6-12秒5と時計はそれほど目立たないが、11月半ばから時計を出しており、調教量は豊富だ。鞍上は菅原明騎手の予定。

●中京芝2000m

リバーバレイト(牡、キタサンブラック×リリーバレロ、美浦・堀厩舎)
母は4勝。おばマルシュロレーヌ(ブリーダーズCディスタフ勝ち馬)、おじバーデンヴァイラー(交流重賞2勝)。追い切りはウッド6F81秒9-11秒7。「全体時計も速いが動きも抜群で、特に終いの伸び脚が目立っている。追い切り通りならデビュー戦からいきなり勝負になる」と記者の話。鞍上はキング騎手の予定。

ルージュラティーナ(牝、サトノダイヤモンド×レッドジェノヴァ、栗東・池江厩舎)
母は5勝(京都大賞典2着)。時計はCW6F82秒3-11秒0。「父母はいずれも芝の中長距離向きの血筋で、本馬もスラリとした品のあるシルエット。1週前追いは上がり重点とはいえ、ラスト1ハロン11秒0の切れ味を見せた。非凡な瞬発力がある」と記者の話。追い切り内容から楽しみな一頭だ。

ブルースバローズ(牡、ドゥラメンテ×オールウェイズウィリング、栗東・中内田厩舎)
半姉ショウナンアデラ(阪神JF勝ち馬)。追い切りはCW6F83秒4-11秒6の時計が出ている。

アレグリーニ(牡、フィエールマン×アッラサルーテ、栗東・牧浦厩舎)
母は4勝。おばエピセアローム(重賞2勝)。追い切りはCW6F81秒7-12秒2の好タイムをマークしている。

◆1月6日

●中山芝1600m

プリムツァール(牝、イスラボニータ×プレミアステップス、美浦・蛯名正厩舎)
半兄ドーブネ(現6勝、中山記念2着。※現役馬の成績は12月27日現在)。12月22日の中山芝1600m戦を除外。ここまで坂路、ウッドでともに水準レベルをクリアする追い切り内容をこなしている。「バネがあり、良い意味で軽さも感じさせるフットワーク。機敏さと反応の良さもあり、素材としては結構なレベル」と記者の話。鞍上は津村騎手の予定。

●中京ダート1400m

エンダードラゴン(牡、リアルスティール×ダストアンドダイヤモンズ、栗東・友道厩舎)
半兄ドウデュース(G1を5勝)。CW6F82秒3-11秒7の時計をマークしている。鞍上はもちろん武豊騎手。

ルージュミラージュ(牝、リアルスティール×レッドディオーサ、栗東・武幸厩舎)
母は3勝。おばレッドアトゥ(5勝)。追い切りは坂路53秒2-13秒2。坂路の時計は目立たないが、CWでは5F67秒台前半の時計が2本出ている。鞍上は浜中騎手の予定。

レッドイストワール(牡、サートゥルナーリア×レッドストーリア、美浦・田中博厩舎)
母は2勝。12月28日の中山ダート1200m新馬戦を除外になり、ここへ回る予定。元より除外を想定していたので、仕上がりに抜かりは無い。追い切りはウッド6F82秒4-12秒0の時計が出ている。鞍上は岩田望騎手の予定。