【ホープフルS】東に光った北十字!新星クロワデュノールが堂々優勝

ホープフルSを完勝したクロワデュノール

ホープフルSを完勝したクロワデュノール


12月28日(土)、5回中山9日目11Rで第41回ホープフルステークス(G1)(芝2000m)が行なわれ、北村友一騎手騎乗の1番人気・クロワデュノール(牡2、栗東・斉藤崇厩舎)が離れた2番手集団をリズムよく追走すると、直線では抜群の手応えで突き抜け優勝。勝ちタイムは2:00.5(良)。

2着には2馬身差で6番人気・ジョバンニ(牡2、栗東・杉山厩舎)、3着には1馬身1/4差で17番人気・ファウストラーゼン(牡2、栗東・西村厩舎)が続いて入線した。

勝ったクロワデュノールは今年の東スポ杯2歳S勝ち馬。前走は24キロ増と大幅に馬体を成長させながら勝利していたが、絞れた今回はさらに一段階上の脚を披露。2019年勝ち馬のコントレイルと同じく3連勝でG1制覇を達成した。

間違いなく次期クラシックでも主役になるであろう新星。来年は一体どんな競馬を見せてくれるのか、非常に楽しみだ。

馬主は有限会社サンデーレーシング、生産者は安平町のノーザンファーム

  • クロワデュノール
  • (牡2、栗東・斉藤崇厩舎)
  • 父:キタサンブラック
  • 母:ライジングクロス
  • 母父:Cape Cross
  • 通算成績:3戦3勝
  • 重賞勝利:
  • 24年ホープフルS(G1)
  • 24年東スポ2歳S(G2)

1着 クロワデュノール(斉藤崇史調教師)
「きょうは難しい展開だったが、ジョッキーがうまく誘導してくれた。馬の力を信じて、やってほしいことを全部やってくれた。初めての中山も克服してくれた。来年の皐月賞と同じ舞台で勝てて、胸を張って挑める。心肺機能が素晴らしいので、それを磨いていきたい。来年が本当に楽しみ。競馬界の中心になれるようにレースが終わったばかりなので、次走については放牧に出してから決めます。(北村友一騎手とのGⅠ制覇について)クロノジェネシスにいつも乗ってもらっていたが、クロノジェネシスの引退目前に友一騎手が大けがをしてしまい、引退レースに乗ってもらえなかった。また一緒にGⅠをとれて嬉しい。あの時出来なかったことをこの馬とやっていけたらいいですね」

2着 ジョバンニ(松山弘平騎手)
「厩舎も色々工夫してくれたが、ゲートが出なかった。ただ1枠だったので、なんとか中団まで潜り込んでいけてリズム良く、ロスなくいけた。一瞬いけると思ったが、なかなか差を詰められなかった。勝った馬は流石だなと。ただこの馬も良い競馬しているし、距離も対応できる。これからが楽しみです」

3着 ファウストラーゼン(杉原誠人騎手)
「追い切りに乗せていただいてチャンスはあると思っていた。スタートで挟まれて思ったより後ろの競馬になってしまったが、この馬の持ち味を生かすために向こう正面から上がっていきました。直線一頭になって踏ん張りにくいシチュエーションになったのがもったいなかったが、馬は最後まで頑張ってくれた。交わされてからもしぶとかったし、ブリンカーは効いていました。まだ緩さはあるけどスタミナ、能力があるのでこれからが楽しみです」

4着 ジュタ(坂井瑠星騎手)
「今日が2戦目で初めての経験になることが多かったでが、それでもよく頑張ってくれた。まだまだ伸びしろを感じるし、来年が楽しみになる内容でした」

5着 クラウディアイ(西村淳也騎手)
「落ち着いていて。道中もリラックスしていた。ただ、展開が難しかった。順調に力を付けていけば楽しみな馬ですよ」

11着 マスカレードボール(戸崎圭太騎手)
「返し馬は問題ありませんでしたが、ゲート裏で変な癖があった。美浦でもそういうところがあるが、改善していける癖かなと。3、4コーナーは手応えは悪くなかったが、馬場が掘れているところで脚を取られて、そこからは反応がなくなってしまいました」

16着 マジックサンズ(佐々木大輔騎手)
「ゲートは出てくれたんですが道中、力みが取れなかった。向こう正面を過ぎたあたりで、手応えがなかったです」

クロワデュノール
クロワデュノール
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