【根岸S】驚異の勝率100%!本命馬の明暗を分ける「勝利の法則」

23年根岸Sを勝ったレモンポップ

23年根岸Sを勝ったレモンポップ


JRAのダート1400m重賞は年間を通じてわずか2戦。うち1戦は7月に行われる東海S(前年までのプロキオンS)であるため、実質的に上半期における同距離の頂上決戦にあたるのが今週の根岸ステークス(G3、東京ダ1400m)であると言っても過言ではありません。

そのためこのレースには、ダート1400mを主戦場とするエキスパートたちがこぞって参戦。加えて翌月のフェブラリーSを見据えた砂のトップマイラーたちも集うために、必然的に出走馬のレベルが高くなりやすい傾向にあります。

そんな強豪ぞろいの1戦とあって、上位支持を獲得するには相当の能力や実績が必要。実際、1番人気になった馬は順当に強いケースが多く、ここ10年で[6-2-0-2]連対率80%の好成績を残しています。

じゃあ今年も何も考えず1番人気を買えばいいか……と思った皆様、少々お待ちください。ここで忘れてはならないポイントがもうひとつございます。ズバリ「前走人気」にも注目です!

▼過去10年の根岸S
前走1人気×今回1人気
[5-0-0-0]勝率100%

24年1着 エンペラーワケア
23年1着 レモンポップ
21年1着 レッドルゼル
16年1着 モーニン
15年1着 エアハリファ

前走2人気以下×今回1人気
[1-2-0-2]勝率20%

22年9着 ソリストサンダー
20年2着 コパノキッキング
19年8着 サンライズノヴァ
18年2着 サンライズノヴァ
17年1着 カフジテイク

過去10年の根岸Sにおいて前走、今回と続けて1番人気だった馬は計5頭おり、なんとそのすべてが優勝。逆に2着以下に敗れた1人気馬の4頭は、いずれも前走で2番人気を下回っていました。前走時点ですでに一度人気に応えており、引き続き支持を集めた安定感のある馬が本命として信頼できそうです。

今年のメンバーで「前走1人気」の支持を受けた馬は意外にも少なく、以下の2頭のみ。

フリームファクシ
→前走すばるS1人気1着

ロードフォンス
→前走霜月S1人気1着

いずれも本命視されて不思議ない能力を持つ素質馬。実際のオッズはレース直前までわかりませんが、仮にどちらかが1番人気に推されるようであれば「勝利の法則」に当てはまった優勝候補として要注目です!