【3歳馬情報】エリザベス女王杯勝ち馬を母に持つ良血馬が京都に登場!

2月の東京、京都開催も今週で終わり。来週からは中山と阪神開催がスタートする。新馬戦は少なくなったものの、未勝利戦にも調教の動きがいい馬などが登場する。今週登場する注目の良血馬、評判馬を厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が紹介していこう。

◆2月22日

●新馬・東京ダート1600m

レッドエウロス(セ、ルヴァンスレーヴ×レッドパラス、美浦・田中博厩舎)
母は1勝。おじレッドソルダード(4勝)。1週前追い切り(以降も時計は、主に1週前のもの)はウッド6F81秒9-11秒7。「2度の除外でデビューは延びているが、そのぶん乗り込みを重ねられ、かなりの調教本数をこなしている。気性的な難しさもあるが、追い切りの動きは水準以上で、この時期の新馬戦なら勝ち負け可能のレベル」と現地記者の話。鞍上は原騎手の予定。

テソリーノ(牡、サートゥルナーリア×リリカルホワイト、美浦・青木厩舎)
母は3勝。おばアイスフォーリス(オークス3着)。「サートゥルナーリア産駒らしい旺盛な前進気勢。追い切りは、楽な手応えで好時計をマークしており、素質は非凡。スピードタイプで距離はマイルまでか」と記者の話。追い切りはウッド6F81秒3-11秒9の時計が出ている。

●未勝利・京都芝2400m

シヴァールバーニ(牡、サトノダイヤモンド×レインボーダリア、栗東・池江厩舎)
母は6勝(エリザベス女王杯)。追い切りは坂路53秒4-12秒3と水準の時計は出ている。兄姉7頭はここまで未勝利。8頭目の本馬で、母に初勝利を届けたい。

◆2月23日

●新馬・東京ダート1400m

ヴィーナスゼファー(牝、Justify×ミシカルミッション、美浦・斎藤誠厩舎)
おばIrish Mission(北米G1を2勝)。追い切りはウッド5F67秒6-11秒8。「追い切りの本数は多くないが、そんな状況でも上々の動きを見せている。走りはパワータイプで、父の血統からも適性はダートで間違いなさそう」と記者の話。鞍上は斎藤新騎手の予定。

ナッシングベター(牝、ジャスタウェイ×デリスモア、美浦・稲垣厩舎)
母は2勝。おばアルティマブラッド(6勝)。1週前は坂路54秒0-12秒1、1月29日にはウッド6F81秒4-12秒6と上々の時計が出ている。

ザカート(牝、ニューイヤーズデイ×チャリティークエスト、美浦・高柳瑞厩舎)
兄ノウレッジ(新潟2歳S2着)、姉ブランクチェック(レパードS3着)。ここまでウッド5F67~68秒台の時計を3本出しており、仕上がりは良さそうだ。

スイートロータス(牝、キンシャサノキセキ×スイートフラッグ、美浦・久保田厩舎)
兄サンダーブリッツ(5勝)。追い切りはポリトラックで、5F68秒台、1F11秒台後半の時計が出ている。

●未勝利・東京芝1800m

アレクレア(牝、オルフェーヴル×スターズアンドクラウズ、美浦・鹿戸厩舎)
姉オウバイトウリ(現3勝)。追い切りは坂路55秒4-12秒3。2週前には坂路54秒2-12秒1と、終いに上々の時計が出ている。