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【3歳馬情報】菊花賞馬の妹が開幕週の阪神で初勝利を狙う!
2025/2/24(月)
2月の東京、京都開催も今週で終わり。来週からは中山と阪神開催がスタートする。新馬戦は少なくなったものの、未勝利戦にも調教の動きがいい馬などが登場する。今週登場する注目の良血馬、評判馬を厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が紹介していこう。
◆3月1日
●水仙賞(1勝クラス)・中山芝2200m
エデルクローネ(牡、フィエールマン×コロナシオン、美浦・手塚厩舎)
「前走(若竹賞)は勝ち馬の決め手に屈したが、そのリトルジャイアンツは共同通信杯でも3着に好走。これまで3戦してオール連対。相手なりに走れるタイプで今後も堅実な成績を残せそう」と記者の話。2走前の未勝利戦で破ったタイセイリコルドは、2月15日のあすなろ賞を勝利し、先に1勝クラスを突破。こちらも負けていられない。鞍上はルメール騎手の予定。
●1勝クラス(牝馬限定)・中山芝1800m
クライスレリアーナ(牝、サートゥルナーリア×シユーマ、美浦・木村厩舎)
「新馬戦こそ3着に敗れたが、続く未勝利戦は単勝1.1倍の支持に応えて楽勝。後続には5馬身差をつけており、評判通りにポテンシャルは相当に高い。クラスが上がっても互角以上にやれる」と記者の話。
3着の新馬戦は、2着のエンブロイダリーが後にクイーンCを圧勝、3馬身半差をつけた4着のエストゥペンダがフェアリーS、クイーンCともに3着と好メンバーだった。未勝利戦後は膝に不安が出て休養し、今回が復帰戦。1、2週前の追い切り内容から長期休養明けのイメージも強いが、そこは能力でカバーしてほしい。鞍上はルメール騎手の予定。
ブラックルビー(牝、キズナ×メジロスプレンダー、美浦・田中博厩舎)
昨年夏の福島芝1800mの新馬戦でデビュー。直線入口で先頭に立つと、最後は楽な手応えで勝利をおさめている。その前走から間隔が開き、今回は約7か月ぶりのレースとなるが、1週前のウッドで6F80秒7-11秒2の好タイムをマークしており、いきなり好勝負を見込める。
●未勝利(牝馬限定)・中山芝2000m
メリザンド(牝、サトノダイヤモンド×ロザリンド、美浦・田中博厩舎)
兄はオーソリティ(アルゼンチン共和杯など)。昨秋は京都に遠征し、菊花賞デーの新馬戦でデビュー。直線に入って追撃態勢に入ったが、前が壁になってしばらく追えず。ようやく追い出したものの既にレースの態勢は決しており、6着という着順は気にしなくていいだろう。
今回は約4か月ぶりの実戦。そのため1週前段階では万全といえないようだが、それでも2週前の追い切りでウッド6F81秒5-11秒7の好時計が出たように、脚力は見せている。
●未勝利・阪神芝1600m
アークシャルダーム(牝、ブリックスアンドモルタル×カルティカ、栗東・友道厩舎)
兄は菊花賞馬アスクビクターモア。昨秋のデビュー戦は逃げバテてしまったが、2戦目で一変。スタートで躓いた不利も克服し、好位から3着に粘り込んでいる。前走後も順調で、脚質的に開幕週の馬場も味方してくれそうだ。鞍上は岩田望騎手の予定。
◆3月2日
●1勝クラス・中山芝1600m
カザンラク(牡、シルバーステート×ヴィアンローズ、美浦・嘉藤厩舎)
昨秋の東京芝1800mの新馬戦でデビューし、見事な逃げ切り。その後は心身の成長を図って間隔を開け、当レースが2戦目となる。
「重賞2連勝中の兄シュヴァリエローズはステイヤータイプだが、こちらは父が変わってスピード型に出ており、適性はマイルかな。前進気勢が強く、折り合い面が課題になりそうだが、能力は上のクラスでも通用」と記者の話。1週前にウッド6F81秒9-11秒7の好時計を出しているように、仕上がりは上々。デビュー戦に続きルメール騎手騎乗は、期待の高さの証だ。
●未勝利(牝馬限定)・中山ダート1800m
シウダーエヴィータ(牝、アドマイヤマーズ×サンタエヴィータ、美浦・田中博厩舎)
現在2戦連続2着。前走は2着とはいえ勝ち馬から大きく離されてしまったが、マイナス12キロも響いたか。2走前は少差の2着に来ており、馬体が戻れば初勝利も見えてくる。なお鞍上には、当週にデビューのルーキー船山騎手が予定されており、こちらにも注目したい。
●未勝利(牝馬限定)・阪神芝1800m
スピリットサージ(牝、ブリックスアンドモルタル×サラフィナ、栗東・須貝厩舎)
新馬戦は、後にフェアリーSを好タイム勝ちのエリカエクスプレスから0・4秒差の3着。前走は、後に朝日杯FSを制するアドマイヤズームから0・8秒差の5着と、世代を代表するレベルの馬を相手に戦っている。着順を落とした前走はテンションが高く精神面は鍵となるが、当日落ち着いていれば、前2戦以上の結果も望める。鞍上は坂井騎手の予定。
サリーチェ(牝、ドゥラメンテ×サロミナ、栗東・池添厩舎)
兄にサリオス(朝日杯FS)、姉にサラキア(G1で2着2回)、サリエラ(重賞2着2回)がおり、POGでも人気になった一頭。ここまで4戦して未勝利だが、3走前は頭差の2着、2走前は前がカットされる不利で2着と惜しいレースもある。立て直して迎える復帰戦で、今度こそ初勝利を挙げたい。
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