【オーシャンS】3戦3勝の得意舞台!ステークホルダーが初重賞制覇に挑む

中山を得意とするステークホルダー

中山を得意とするステークホルダー


オーシャンS
ステークホルダー
斎藤誠調教師

——前走のサンライズステークスは1着でした。レース内容を振り返ってください。

斎藤誠調教師(以下、斎):2勝クラスを勝ったときにジョッキーも「この馬でオープンまで行きましょう」とすごく良いことを言ってくれていましたし、中山1200というベストの舞台だったので、自信を持って臨みました。前有利の馬場状態かなと思っていましたが、そのなかでも自分の競馬をしてキッチリ差し切る辺り、力があるなと思いました。

——今回オーシャンステークスを選択した意図は。

斎:オープン昇級でいきなりの重賞挑戦で、この子にとって1番合っている適条件で使ってあげたいと思っていたところ、ちょうど良いタイミングでオーシャンステークスがあったので選びました。この子の母親のワンスインナムーンも、この舞台で走っていましたね。

——この中間の過ごし方を教えてください。

斎:前走後は美浦近郊の牧場へ放牧に出しました。ここを目標に2月中旬に厩舎へ戻して、しっかり乗り込んできています。

——2/19(水)に行われた1週前追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。

斎:1週前なのである程度しっかりやろうと思っていて、ジョッキーを乗せて併せ馬でやりました。ジョッキーも「順調ですね」とコメントしてくれましたし、動きも良く思い描いている通りに調整できています。

——前走時と比較して状態面はどのような印象をお持ちですか。

斎:引き続き好調だと思います。体と気持ちがしっかりしてだいぶ大人になってきたと思いますし、以前は隣に馬がいるとヒルんでしまう面も見せていましたが、今はそういう面はなくなってきました。

——現状で先生が感じるこの馬のストロングポイントを教えてください。

斎:成長度合ですね。ここにきて急に充実して良い感じで力をつけています。逃げ先行タイプの馬が多いイメージのウチの厩舎としては珍しく差しタイプですし、違った脚質の子が出てきたなと楽しみにしています。

この子は差す競馬ができるようになってきましたが、今考えると「競馬を止めずに頑張るんだよ」ということを教える意味では、気持ちがしっかりしていない時期に逃げる競馬を続けたのは必要なことだったかなと思います。あの頃の頑張りが今に繫がっていると思います。

——今後の成長を期待しているところは。

斎:今は本当に充実していますし、このまま着実に成長していってくれればいいなと思っています。

——馬にとって初重賞挑戦となります。レースへ向けて意気込みをお願いします。

斎:ジョッキーも自信を持って乗ってくれていますし、順調に調整できて仕上がり十分だと思います。良い状態で試金石の一戦に臨めるので、頑張ってもらいたいです。