【日経賞】春の長距離王者へ名乗り!マイネルエンペラーが道悪の激戦を制す

接戦をものにしたマイネルエンペラー

接戦をものにしたマイネルエンペラー


3月29日(土)、3回中山1日目11Rで第73回日経賞(G2)(芝2500m)が行なわれ、丹内祐次騎手騎乗の2番人気・マイネルエンペラー(牡5、栗東・清水久厩舎)が道中3番手を追走すると、早めに前に並びかけて押し切り優勝した。勝ちタイムは2:36.1(稍重)。

2着にはクビ差で5番人気・チャックネイト(セ7、美浦・堀厩舎)、3着にはクビ差で1番人気・アーバンシック(牡4、美浦・武井厩舎)が続いて入線した。

勝ったマイネルエンペラーは半兄に新潟記念を勝ったマイネルファンロン、全姉にオークスを勝ったユーバーレーベンがいる血統。2走前にデットーリ騎手を背に3勝クラスを突破すると、前走の日経新春杯は3着だった。

馬主は株式会社サラブレッドクラブ・ラフィアン、生産者は新冠町のビッグレッドファーム

1着 マイネルエンペラー(丹内祐次騎手)
「初めての騎乗でしたが、乗りやすいと聞いていたので特に不安はありませんでした。4コーナーで先頭かいつでも動ける位置に行こうと思っていましたが、思ったよりも前の位置が取れたので、問題なく運べました。こういう力のいる馬場は得意だと思います。力もつけていると思うので、これからもっと上のところでも勝負になると思います。次の騎乗依頼をキリンさんになって待っています」

3着 アーバンシック(ルメール騎手)
「いい競馬をしてくれました。休み明けでこういう馬場は大変だったと思います。よくきてくれたけど、馬場は重かったですね。今日は休み明けだったし、もっと体力が必要。落ち着いていたし最後も伸びたので、これからに向けては全然問題ないです」

4着 リビアングラス(松山弘平騎手)
「大外枠はこの馬にとっては良かったし、1コーナーでは馬場のいいところを通れて道中リズムよく運べました。2週目に入ってからは、トビの大きな馬なので走りづらいところもありました。それでも最後まで頑張ってくれました」

5着 マイネルクリソーラ(菅原明良騎手)
「この馬場でもしぶとく脚を使ってくれました。もう少し強気に行っても良かったかもしれません」

6着 ヴェルミセル(津村明秀騎手)
「牝馬でよく頑張ってくれた。馬場は大丈夫。牝馬同士ならもっと大きな舞台でも」

7着 マイネルウィルトス(横山武史騎手)
「9歳馬でもよく頑張ってくれている。若かったときはもう一踏ん張りできたかもしれないが、今日も最後まで頑張ってくれている。この年でも頑張ってくれていて頭の下がる思いです」

8着 マテンロウレオ(昆貢調教師)
「馬場がこれだけ悪いと無理ですね。スピード競馬がいい。ずっとハミに頼る形になっていた。仕方ない。これも競馬ですね」

  • マイネルエンペラー
  • (牡5、栗東・清水久厩舎)
  • 父:ゴールドシップ
  • 母:マイネテレジア
  • 母父:ロージズインメイ
  • 通算成績:20戦5勝
  • 重賞勝利:25年日経賞

マイネルエンペラー
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