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【3歳馬情報】シュネルマイスターの弟が中山でデビュー!
2025/3/31(月)
いよいよ来週は桜花賞。そして翌週には皐月賞が控える。その裏ではダービーやオークスに向け、未勝利馬や1勝クラスの馬たちの負けられない戦いが続く。厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が出走馬たちを紹介していこう。
◆4月5日
●山吹賞(1勝クラス)・中山芝2200m
フィーリウス(牡、キタサンブラック×レーヴドゥラメール、美浦・手塚厩舎)
芝でデビューし10、7着。ダートへ行って2、1着。この結果からダート戦線をメインにするかと思いきや前走は芝に戻し、山吹賞に出走。1000m通過62秒9の超スローペースを後方からの競馬と厳しい展開に追い込まれながら、直線で脚を伸ばして3着に入線。他の上位馬は全て4コーナーで好位につけており、本馬の3着は着順以上に評価できる。切れるタイプでは無いので、前走に続く中山芝2200mの選択も良さそうだ。
●アザレア賞(1勝クラス)・阪神芝2400m
ダノンシーマ(牡、キタサンブラック×インクルードベティ、栗東・中内田厩舎)
2戦目に勝ち上がり。格上げ初戦のフリージア賞も2着と好走している。「父の産駒らしい柔らかさがあり、伸びやかなフットワーク。デビュー当初は走りに対する前向きさに欠けていたが、徐々に気持ちも出てきた。まだ能力だけで走っている感じだが、それでも成績を残しているあたり潜在能力は高い」と記者の話。鞍上は西村淳騎手の予定。
ジーティーダーリン(牡、サートゥルナーリア×ディアマイダーリン、栗東・田中克厩舎)
芝の新馬戦で5着に入り、続くダートの未勝利戦は3着。そして前走は再度芝に戻し、2400mの未勝利戦に出走。2番手から抜け出し2馬身半差の快勝と、これまでとは一変の強い競馬を見せてくれた。前走と同じコースで、連勝の期待が高まる。
●未勝利・中山芝2000m
アローグレイシャー(牡、キズナ×ザズー、美浦・林厩舎)
東京の芝1800m新馬戦でデビュー。好位から粘り込みを図ろうとするところへ、レディネスが強襲。結果はハナ差負けと悔しい一戦になった。今回は2戦目となる。「母はアメリカのGⅠホース。馬体に幅があるキズナ産駒らしいパワータイプ。まだ全体に緩さが目立ち、完成するには時間がかかりそうだが、未勝利クラス突破は現状でも優に叶う素質馬」と記者の話。鞍上はモレイラ騎手の予定。
シュネルケーニヒ(牡、キズナ×セリエンホルデ、美浦・手塚厩舎)
兄シュネルマイスター(NHKマイルCなど)。昨年9月にゲート試験に合格したが、その後は跛行もあってデビューが遅れてしまった。追い切りは1週前こそウッド5F68秒2-11秒7だが、2週前にはウッド5F66秒8-11秒3の好時計を出しており、初戦から行ける雰囲気はある。
●未勝利・阪神芝1800m
レッドイステル(牡、エピファネイア×ダーヌビウス、栗東・友道厩舎)
デビュー戦となった3月15日阪神芝1800mの未勝利戦は、中団からしぶとく脚を伸ばして2着。初めての実戦でも、他馬を怖がらず狭いところから抜け出した内容は褒められる。叩いての変わり身も見込め、2戦目は勝機だ。鞍上は岩田望騎手の予定。
オーケアニス(牝、ロードカナロア×タイタンクイーン、栗東・松永幹厩舎)
兄ストロングタイタン(鳴尾記念)、姉ギフデッドミラー(武蔵野S)。昨年10月頭にゲート試験に合格し、12月にデビュー予定も、右トモに不安が出て回避。ここまでデビューが伸びてしまった。1週前の追い切りはCW6F81秒7-12秒2と全体時計は速く、血統面も含め注目の存在だ。鞍上は西村淳騎手の予定。
◆4月6日
●1勝クラス・中山芝1600m
ジョイフルニュース(牝、ロードカナロア×ジョイニキータ、美浦・大竹厩舎)
前走の中山1600mの未勝利戦は積極策に出ると、最後まで後続を寄せつけず逃げ切り。勝ちタイムの1分33秒4も優秀で、レースレベルの高さを証明するように、2着のライラは次走の未勝利戦、そして万両賞と連勝を決めている。
「母はアルゼンチンのGⅠホース。小気味のいい弾む走り。体型や血統、スピードの勝ったレースぶりをみても適性はマイル前後。無駄肉が付きにくいタイプで、休み明けは苦にしない。昇級しても足りるレベルにある」と記者の話。鞍上は佐々木騎手の予定。
パワースナッチ(牡、ブリックスアンドモルタル×スナッチマインド、美浦・武市厩舎)
初勝利となった2走前の東京芝1600m戦は、1分33秒5の好タイム。格上げ初戦は、1勝クラスの平場・東京芝1400m戦を選択し3着と好走している。今回は勝った時と同じ1600mに距離延長。姉のメイクアスナッチは中山1600mのフェアリーSで2着に入っており、当コースでも楽しみだ。
●未勝利・阪神ダート1400m
ソリスクラヴィス(牡、ヘニーヒューズ×クラーベセクレタ、栗東・西園正厩舎)
母は地方競馬で10勝(東京ダービーなど)。昨年6月15日の新馬戦に出走が決まっていたが、輸送のアクシデントで出走取消。その後は骨折もあって長期休養となり、予定より約9カ月半遅れて待望のデビューを迎える。1週前追い切りは、CWで6F79秒3-11秒4の好タイムをマーク。鞍上にモレイラ騎手を迎え、初戦勝ちを狙う。
◆2歳新規入厩
ドリームコア(牝、キズナ×ノームコア、美浦・萩原厩舎)
母は7勝(香港Cなど)。兄シルバーレイン(現2勝)、おばクロノジェネシス(宝塚記念など)
トゥルージョワ(牡、ロードカナロア×ディヴァインラヴ、栗東・福永厩舎)
母は3勝(菊花賞3着)
サレジオ(牝、エピファネイア×サラキア、美浦・田中博厩舎)
母は4勝(府中牝馬S)。おじサリオス(朝日杯FSなど)
モルニケ(牝、インディチャンプ×アビラ、美浦・金成厩舎)
兄カテドラル(京成杯AH)、ジェベルムーサ(エルムS)
フェスティバルヒル(牝、サートゥルナーリア×ミュージアムヒル、栗東・四位厩舎)
母は3勝。兄ミュージアムマイル(現2勝、朝日杯FS2着)
ピコマーキス(牡、ブリックスアンドモルタル×トランプクイーン。美浦・上原佑厩舎)
兄ピコチャンブラック(現2勝、スプリングS)
※現役馬の成績は3月28日現在
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