【中山グランドジャンプ】8馬身差のレコード勝ち!エコロデュエルがJG1初制覇!

レコードタイムでG1馬となったエコロデュエル

レコードタイムでG1馬となったエコロデュエル


4月19日(土)、3回中山7日目11Rで第27回中山グランドジャンプ(G1)(障4260m)が行なわれ、草野太郎騎手騎乗の5番人気・エコロデュエル(牡6、美浦・岩戸厩舎)が先団でレースを進めて残り2000m付近で先頭に立ち、ラスト800mから後続を大きく突き放してレコード記録で優勝した。勝ちタイムは4:50.5(良)。

2着には8馬身差で6番人気・ネビーイーム(牡7、栗東・佐々晶厩舎)、3着には2馬身半差で4番人気・インプレス(牡6、栗東・佐々晶厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたマイネルグロン(牡7、美浦・青木厩舎)は5着に敗れた。

勝ったエコロデュエルは23年の京都ジャンプSで重賞を制覇した後、好走を続けていたものの勝ち星に恵まれなかった。昨年の中山大障害2着がJG1の最高着順だったが、4度目の挑戦で勝利を飾り、晴れてG1馬となった。

馬主は原村正紀氏、生産者は日高町の下河辺牧場

1着 エコロデュエル(草野太郎騎手)
「おえつしながら泣いてしまいました。去年のこのレースはケガをしていて乗れず、病院のベッドの上でレースを見て悔しい思いでした。久々のグランドジャンプを楽しもうと思いましたが、そんな余裕はなかった。まだフラフラしていますが、勝てて良かったです」

1着 エコロデュエル(岩戸孝樹調教師)
「今日は太郎の気合勝ちです。前走は不甲斐ない競馬だったので、その翌日に濃密なミーティングをジョッキーとした。エコロデュエルのことを知っているのは太郎だけだぞと。
今日は持ち味を生かすために消耗戦に持ち込もうと思っていたが、プランはジョッキーが決めた。気持ちを乗せて乗ってくれた。能力を信頼しているからこその強気な競馬で結果を出してくれたのだから最高。
タフな競馬だったので、休ませてまた秋、暮れを目指していきたいですね」

2着 ネビーイーム(小坂忠士騎手)
「馬は目一杯走ってくれた。道中は今までにないくらいの手応えだった。ダラダラした脚でも伸びている。勝ち馬と同じポジションにはいたけど、勝ち馬の手応えがすごすぎた。ただこの馬もよく跳んで、よく伸びていた。馬の成長を感じます」

3着 インプレス(小牧加矢太騎手)
「向正面で手応えあったけど、勝ち馬の策略勝ちというか、外回りに入った時にはトップスピードになっていた。勝ち馬が強くて追いかけた分の3着。流石に足が上がってしまった。初めての大障害コースだったが気になるところはなかった。良い経験になったし、これで暮れを目指せるように」

4着 ジューンベロシティ(森一馬騎手)
「大いけ垣までは自分のリズムで運べた。勝ち馬に早く来られたので頑張らせた分、しんどくなって4着。ただ、勝ちにいっての結果だし最後まで踏ん張った。ただただ悔しいです」

5着 マイネルグロン(石神深一騎手)
「馬については、熱中症なのか脚元なのかは分からない。4コーナー回って最後の直線に入った時、うまくいけば勝ち馬を差せるかなという手応えだった。最後は勿体なかった。でもなんとかゴールしてくれて、馬には助けられた。まだ7歳、障害馬としては良い時なので、大事に至らないといいなと思います」

  • エコロデュエル
  • (牡6、美浦・岩戸厩舎)
  • 父:キタサンブラック
  • 母:クラリネット
  • 母父:Giant’s Causeway
  • 通算成績:22戦5勝
  • 重賞勝利:
  • 25年中山グランドジャンプ(G1)
  • 23年京都ジャンプ(G3)

エコロデュエル

※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。